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信頼する事は大事だね

宜しくお願いします。

「うっう〜ん」

「チャコ、大丈夫か?」

「オラ、なんでこんな真っ白な部屋に居るんだ?」

「ああ、ココは医務室だよ、さっきぶっ倒れたんだよ」

「そうだったのか.....オラ恥ずかしいとこ見られちまったな」

「気にするなよ。所で受け取ったお金をどうするんだ?」

「ああ、オラこんなに持ってても......う〜ん.......」

「そうだ!オラの分も ジンが預かって貰えないかな?」

「それでも良いが...お金を預かってくれるのは、銀行かギルドに預けられるんだぞ?」

「そっかぁ...」

俺は、ギルドは各国にあるギルドで自由に引き出せる事そして手数料もかからない事を伝えた。銀行の場合は、預けておくと少しづつ増える事、しかし他国でお金を引き出すと手数料がかかる事を伝えた。


「オラはギルドに預けるよ」

「そうか」


早速チャコは手持ちは銀貨20枚銅貨20枚を残してギルドに残ったお金を全て預けたのだ。

チャコはホクホクしていて、早速町に行きたいとせがんできた。

小銭がジャラジャラしていたので俺は、チャコに財布を買ってあげた。その財布には落としたとしてもチャコが求めれば戻ってくるように魔法を付与した。スピルト村の武器に付与したものと同じ魔法だ。


俺は噴水前のベンチに腰を掛けていると、チャコは洋裁店に入っていった。何やら買い物をしていたようだった。そして広場を歩いていると少し賑やかな場所に出た。露天の屋台が並ぶ活気溢れる通りだった。そこで俺はアクセサリーを売っている店主で一見ドワーフの様に見えた露店が何故か気になった。足を止めてブレスレットに目がいって眺めていると

「それが欲しいのか?」

「折角だからチャコが選んでくれないか?」

「オラがか?」

「ああ、頼むよ」

「えへへ、了解したぜ!」


チャコは寸刻悩みシルバーのマイレリーフ柄のバングルに決めた。

「ジン、これはどうだ?」

「ああ、最高だ、気に入ったよ」

早速俺の左手首にはめて見せた。

「チャコ、ありがとうな」

支払いを俺がしようとしたら、チャコが....

「オラが払う!」

「え?」

「初の報酬でジンに何かしたかったんだ」

(うっ、何て良い奴なんだ....) 目尻が熱くなった...

「ヂャコゥ.....ありがどう...」 ズビビッ....

「あはははは、仲のいいえっと、兄弟?親子かな?」

「ああ、家族だ」

「そうですかい、ならお揃いのこのバングルをサービスしますよ」

「あっありがとう」

チャコの手首にも同じアクセサリーが贈られた。

「ジン!オソロだな!」

「ああ」

チャコは物凄くご機嫌になった。

「オラ何だが、お腹が空いてな」

「よし、それならあそこの串焼きを食べよう」

「さんせーい」

俺は肉の串焼きを、チャコはエリンギの様なキノコの串焼きを選びニコニコしながら、食べ歩きをしながらブラブラと散歩をしていると、ディアが駆け寄って来て、俺とチャコの腕に抱きついて来た。

「もう、ジョウ君何処かに行っちゃうんだもん、探したのよ」 プンプン

「銀行に行っていたんだよ」

「ああ、そういう事ね」

「ところで、皆んなは?」

「お茶屋さんか、服屋さんで買い物していたよ」

「そうか、分かった。 チャコは何か買わないのか?」

「オラはいいよ、服もあるし....」

「ダメだよ、チャコ一緒に選んであげるから、ね♡」

ディアに腕を掴まれて、そのまま服屋に消えて行った。


(これが、日常の幸せなんだろうな...)


俺達は再度ギルドに立ち寄り、依頼の確認をして次の依頼を確認してから屋敷に戻り、明日依頼の手続きをする為のミーティングをした。

それぞれのやりたい依頼を並べて見たが、同じ依頼が多く結局3択となっていた。

① コカトリスの捕獲 Bランク依頼

② 竜人族の奇病の調査 Aランク依頼

③ 逃げたペットの捜索 (中型魔獣) Cランク依頼

以上だった。


俺の探知スキルを使えば、ペットの捜索はすぐ終わるんじゃないか?

③は俺とトゥルスそしてラムの3人で依頼を受ける事になった。

トゥルスの作る餌で誘き寄せる作戦だ。

①と②の2択になったのだが、アレスが竜人族の依頼をどーしても受けたいとの事だった。

(まぁ、そうだろうな....)

明日は2班に分かれて依頼を受ける事となりミーティングは終了した。


久しぶりに、一人で風呂に入った。理由は一つ、風呂に入って月見酒でしょ!

大きな露天風呂で大の字になり、ユックリと身体を休めて木造りの丸いお盆を浮かべ、俺の生成スキルで、徳利と御猪口を作っていたのだ。


「あ〜〜〜〜最高だ!」


(ここに、メンバーがいたらもっと最高なのにな.....何て.....いかんいかん、ただの助平じゃないか!皆お嬢様だからな大事にしなくては.......)


ボーッと考えていると....



[ ちゃぽん ]


「ん?」


「マイさん?今日は洗ってもらわなくても良いよ」


「............」


「マイさん?」


「...........」


「おや?チャコか?」


「...........」


(何だか、身体が........ピリピリするんですが?)


[ パチチチチチ ]


「へ?パチチ.....だとぅ」


[ バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ ]


「うきゃ〜〜〜〜」

(なっなっ何事なの?)

「ジョーくうん、マぁイさぁんてぇ〜何?」

「何なのかな?」


「あっ!もしかして、ラムさん?」


「もう、怒っちゃうからね!」


[ バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ ]


「うきゃ〜〜〜〜」(あっでも、気持ち良いかも!何て口が裂けても言えない雰囲気です....)


「はぁはぁはぁ、罰として私と一緒にお風呂に入るの!」


「はっはい........ってえええ!」


(やばい、俺の手拭いは....oh!あんな遠くに....)


俺の横に並んで来た、女神は月明かりに照らされて、とても大人びて見えた。

俺の心臓もだんだんと落ち着きを取り戻してきた。

「ラッラム、月が綺麗だな」

「うん、ジョー君のいた世界ではこうやって月を見て楽しむの?」

「俺のいた世界?」 (そういえば、ピアノとか皆んな知らないみたいだし....俺は異界の鬼人なのか...よくわからない......)

「俺は異界から来たのか?」

「え?」

「俺の知識と皆の知識に少しズレがあるなとは思っていたけど、俺は異界から来たのか?」

「.........どうでも良いよねそんな事。些細な事だよ」

「いや、大事な事だ!教えてくれ」

「いっ痛いよジョー君....」

「あっすまない....」 (思わず肩を握りしめてしまった)


「お爺ちゃんが、鬼神の核を宿したジョー君をこの世界に送ってくれたみたいなの...」

「キビ爺が?」

「うん」

俺は困惑した。ただでさえ俺の力に疑問を持っていたところで、俺は異界の鬼人だと!まんまアルゴじゃないか.....と.....


その後あまり記憶が定かでは無かったが、ベッドに横になっていた。



チュン、チュン、チチチチチチ、チュン、チュン


いつものように、気持ちの良い朝が来た。

ラムもいつも通りに接してくれたので助かる、朝食を済ませて、ギルドへ向かい依頼を受ける手続きをした。


「アレス、チャコ、ルクリウス、ディア頑張ってな、なるべく早く合流したいと思っているから」

「後、無理は禁物だ!」

「「「「はい!」」」」

「皆んな、いってらっしゃ〜い♡」

(ラムさん、素敵♡)


「よし、それでは俺たちも出発〜つ!」

「「おー!」」

先ずは、飼い主に会いペットが好んで遊んでいたおもちゃとか食器それに似顔絵があると、探しやすいな....


[ コンコン ]


「はーい」

「ギルドから依頼を受けて来た者です」

「ペットは、どのような子ですか?」

「ヘルハウンドです」

「はぁ?」

「ペットにできるものなの?」

「う〜〜ん、昔からこの家に住みついていたの、私の言う事は何でも聞いていたんだよ」

「そうか...そのヘルハウンドのえっとぉ....名前は?」

「ジョーカーだよ」

「よし、ジョーカーだな!探してみよう」

「ジョー君どうやって?」

「多分簡単だよ。 トゥルスがいてくれて良かった」

「トゥルス、月兎(げっし)を呼び出してくれないか?」

「ゴメン、ジョウ君食べられそうだから絶対嫌だって」

「そうか、ならばQちゃんだな」

[ パパ? ]

(すまないが、ヘルハウンドを探してくれないか?)

[ ヘルハウンド? ]

(黒い大きな犬のような魔獣だよ)

[ なら、パパちょうだい? ]

(ああ、分かった)

俺は神気を解放して、Qちゃんのお腹辺りに浮かんだ魔法陣に神気をゆっくりと流した。

美しい金色の九尾狐になった。

「ふわぁ〜〜・・・綺麗」

「ジョウ君 私 初めて見たよ」

「そうか、可愛いだろ」

「「「うん」」」

何故か依頼主までウットリして眺めていた。

(さてQちゃんどうだい?)

[ うん、居たよ ]

(はやっ!)

[ でも、黒い鎖に繋がれてるよ ]

(鎖?)

[ 何かの儀式に邪魔だったのかもね ]

(儀式かぁ........鎖は千切れないか?)

[ 僕じゃ無理だよ ]

(俺が行く、連れて行ってくれ)

[ 分かった ]

俺達のいた部屋が光り輝き、Qちゃんが戻って来たと思ったら俺を連れてすぐまた消えた。

「ああ、ジョーく〜ん・・・」

(あ〜あ、あれは驚いてるぞきっと.....)

深い青黒い世界だった。想像していた地獄より暗い世界だ.....その影の様な世界に鎖で繋がれた大きな四足獣がいた。

(あの魔獣か?)

[ うん ]

(よし、あの鎖だな)

俺は神気を纏い鎖に金砕棒を振り下ろした。

[ バキン ]

意外とあっさり鎖は千切れ飛んだ。

[ ふわぁ〜〜パパ凄い! ]

(そうか?)俺は調子に乗って棒を振り回してポーズを決めた。 (少林○かってーの....)

ヘルハウンドを見ると、俺を見て怯えて丸くなっていた。

(何故?)

[ 当たり前だよ、あれ程の神気をぶつけられたらヘルハウンドだって浄化して消滅しちゃうよ ]

(早く言って.....危うく以来の魔獣を昇天させるところだった....)

俺は神気を解除してヘルハウンドに近づくと、尻尾を振って来た。

(ふむ、これまた可愛いな)

耳とお腹の毛は意外にも柔らかく、モフり甲斐があった。

「よ〜〜しよしよしよし.....」 モフモフ

「よ〜〜しよしよしよし.....」 モフモフ

「よ〜〜しよしよしよし.....」 モフモフ

(チャトラ〜〜〜・・・)

[ パパ、僕には? ] モフモフをせがんできた...可愛い

一杯モフってあげた....(ヤバイ、依頼を忘れていた)

俺とQちゃんとヘルハウンドは皆んなの所に戻った。


「よっ! 遅くなった」

「ジョー君! ビックリしたんだからね!」

「僕も、どうして良いか....思わずカイちゃんを呼んでしまいました」

「おっカイちゃん、久しぶりだね」

[ お屋形様もお元気そうで何よりです ]

(海は何ともないかい?)

[ はい、今のところ問題ないかと.... ]

(ダイちゃん、カイちゃんもう帰って来るかい?)

[ 良いのですか? ]

(不穏な気配が感じたらまた頼むぞ)

[ はい ]


「さて、この子で良いですか?」

「はい、ありがとうございました」


「さて、思いのほか早く解決したから竜人族の島に行こうか?」

「ジョー君」

「ジョウ君、それはやめておきましょう」

「何故?」

「ジョウ君はもっと僕達を頼って欲しいし、信頼して欲しいよ」

「信頼しているよ」

「ううん、直ぐに一人で行ってしまうし、僕達は寂しく感じるんだ。一緒に危険なことだって乗り越えたい」

「すまなかった.....そうだよな!何かあったら瑞獣達からも連絡が入るしな」

「ほら、ジョー君の過保護っぷりがでたよ」

「あっすまん.....」

俺達は、依頼主の目の前で大笑いをしていた。

「良い、パーティですね」

「ああ、世界一だよ!」

俺達は、ギルドへ向かい依頼の完了を伝えた。


それから2週間後、無事にアレス達はプエルト国に帰って来た。

病名はクル病というのに掛かっていた様だ。誰かの悪意で竜人族の聖なる泉にカルシウムを分解してしまう毒素を発生させる魔石を大量に投げ入れられていたらしい。

ディアが調合したサプリメントで不足したカルシウムを補給していけば、元の屈強な身体になるとの事だった。

「皆んな、お疲れ様」

「えへへ、ジョウ!アチシがいなくて寂しかっただろ」

「ああ」

「ふん、いなくたって平気かよ...........ってえええ!」

「寂しかったのかよ!」

「ああ」

「うっ嬉しいじゃ・・・・・です♡」


「俺の頬をチロチロ舐めるのはやめなさい」

「全く、トカゲかっ!」

(あっ......トカゲだった....)

「アチシは、トカゲじゃねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜」


メンバー全員揃って、大笑いをした。


そしてギルドの依頼を受ける日々が続き三ヶ月が過ぎた。俺達の貯金はどんどん溜まっていき、屋敷の管理、食費そしてお給金に至るまで全て問題なく支払い生活ができるまでになってた。

読んで下さり、ありがとうございました。

次回も宜しくお願いします。

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