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新メンバーだね

宜しくお願いします。

部屋には、[ 緋き絆 ]のパーティメンバーとチャコが揃った。

俺は、トゥルスの前に立ち彼女の魔力を感じ取った。

「トゥルス?」

「はい♡」 ポッ

「このリュックの中身って......」 もうボロボロになってしまった魔法が付与されているリュックをトゥルスに見せた。

「あっ!うん。その中に入れていた食材とか、旅に必要な物とか入れたの僕だよ」

「本当に助かったんだ、有難う」

人目も憚らずに、頭をヨシヨシ、ポンポンしてしまった。


「「「じぃ〜〜〜〜じぃ〜〜〜じぃ〜〜・・・」」」


「「「じぃ〜〜〜〜じぃ〜〜〜じぃ〜〜・・・」」」


「「「トゥルスだけ、いいなぁ〜〜!・・・・」」」


結局全員の頭をナデナデをした。


宿屋の食堂へ行き、急いでご飯を食べてから又部屋に戻ってきた。


ラムからジョーが得意にしていた魔法を教わっていたので、この部屋にバウンダリゾーン [ 結界 ] と音声遮断を張った。


俺は今までの経緯、魔族、獣人族そしてフォリナー族という新種の事、魔神アルゴが間も無くベリアルとかいう眷属に連れられこの地にやって来る事等を説明した。


「えっスピルト村まで行っていたの?」

「ああ、」

「スピルト村と言えば、珍しい魔獣が多く生息していて、魔物の襲撃も多いので呪われた土地と言われている場所だよ、まぁ珍しい魔獣も出ることから、賞金稼ぎとかが行く辺境の地だよね」

「しかも、村人はシャーマンが多く変わり者が多いとか......」

「なあ、スピルト村の人達を悪く言わないでくれよ、オラあんた達の事嫌いたくねえ....」

「あっごめんねチャコちゃん、あくまでも私達が聞かされていた情報なの」

「ディア、スピルト村には実際に行った事があるのか?」

「いいえ、彼の地は危険な土地とされていますので、私は行ったことがありません」

「私の父は商人だが、スピルト村との交易はリスクが高いとの事から、私も行った事が無い」

「そうか、とてもイメージが悪いんだな、実際のスピルトの人達は、明るくて元気で、とても良い人族だったよ」

「そうなの??」

「ああ、本当だ!宴が大好きな人達だったな」

「あら、ならばジョー君が貿易を始めたら良いのでは?」

「俺が?」

「うん、きっとジョー君なら出来るよ」

「そうかな?」

「出来る、出来るよ!」


「はいはい、ストーップ! その話は又今度ね」


「ところで、魔神の件は気にならないの?」

「だって、ジョー君が帰って来てくれたから、何も心配してないよ。しかもジョー君だって魔神なんでしょ?」 ウフフッ

「ははは、成り行きで.....王都に魔神の核が無ければ暫く襲っては来ないだろう?」

「ジョウが魔神て、冗談に聞こえないんだよな」

「全くだ!」

「もう、ルクリウスちゃんまで....ジョー君はジョー君なんです」 プンプン

「ラムありがとう」

「皆もそう思うのか?」

「「「「ウフフ、魔神であろうがなかろうが私達はジョウ・タカオカのパーティなのよ、気にしてないわ♡」」」」

「ただし、そのベリアルの名は私が幼い時に父から聞いた事があって、強大な力を持った 魔族が信仰する悪魔でしょ?フォリナー族の実力も気になるけれど、少し怖いな」

「あっ!僕もルクと同じでベリアルの名は聞かされた事があるよ」


「アチシはなぁ、この2年間死ぬ程 瑞獣達と修練したんだぜ!ジョウを超えちまったかも知れねー程に強くなったぜ」エッヘン!

「ははは、心強いな。そのうち手合わせ頼むよ」

「ああ、腰抜かすなよ」


「あっ!そうだ」

「何だ?ジョウ」

「そのブレスレット見せてくれないか?」

「ああ、ジョウから貰った物だが?」

「ちょっと外してくれ」

「「「「私達も持ってるよ」」」」

俺は、皆のブレスレットを受け取り意識を集中させた。まだまだ魔力は残っているが、結界、障壁の強度が弱く俺は神力を解放して鬼神になり、ブレスレットに神力を流し込み強化をした。しかしブレスレットには、今以上の神力は付与できずに強化が出来なかった。何とか強化方法を考えなければ.....

[ おーい、ジョー元気〜? ]

頭に声が入り込んで来た。

(誰だ?)

[ 森の妖精 エリイちゃんだよ! ]

(エリイ....?俺は今記憶を少し無くしてしまってるんだすまない)

[ そっかぁ、大変だね ]

(ああ)

[ ジョー困ってたでしょ? ]

(魔法の付与をしたいんだが、神力を付与できないんだ)

[ それは、素材の問題だよ ]

(やはり、素材か)

[ うん、その素材は金か、金剛石しか無いね ]

(金か金剛石かぁ〜)

[ あっ俺 金なら持ってるよ! ]

(ならすぐ出来るじゃん)

(エリイ、ありがとう )

[ いいよ〜久しぶりに話せたしね♡ またね〜 ]

(森妖精か...いつの日か会いたいな)


海底で回収した塊から少し千切り取り、掌に乗せて形を変化させていき、メビウスの帯にした。そして神力を流し込み、更に今俺に出来る最高の結界と障壁を付与した。


そのペンダントを皆に渡すと喜んでいた。しかし、チャコの首元のペンダントにディアが気付いた。

「ジョウ君?チャコちゃんのこのペンダントは?」

「ああ、それも俺が作ってチャコにあげたんだ」


「「「「「ブーーー!」」」」」


「ジン、怖いんですが?」

「皆悪いけど、チャコを虐めないでくれ」

「う〜〜っ分かったわよ...何で私達より先に渡してるのよ」

「ジョー君が私につけて下さい」

「ああ、分かった」

「「「「アチシ、私、僕にもー!」」」」

「了解です!」 はぁ〜〜・・・


「えっと.......[ 緋き絆 ]全員揃った所でお願いがあるんだ、聞いて欲しい」

「なあに、ジョウ...」

「チャコをメンバーに入れたいと思っているんだが....ダメか?」

「チャコちゃんを?」

「ああ、この先ずっと一緒だって約束もしたし、俺も一緒に居たいんだ。チャコとこれからも、冒険をしたいと思っているんだ。チャコはアーチャーとしてもテイマーとしても優秀なんだ」

「アーチャー? 」

「ああ、そうなんだよチャコの実力は俺が保証するよ」

「う〜ん、何だか妬けちゃうな」

「だから、パーティの足は引っ張らないと思う」

「オラ、一生懸命頑張るから入れて下さい。お願いします」


「まぁ、[ 緋き絆 ]のジョウの頼みならば聞き入れるしか無いだろう」


「「「「チャコちゃん、ヨロシクね」」」」


「オラこんなに幸せになって良いのかな?奴隷だったのに.....」

「チャコ、もうその考え方はやめろ!俺は怒るぞ!」

「だって、だってよぅ......」

「安心して欲しい、チャコはもう[ 緋き絆 ]の大事なメンバーだ。それに俺のファミリーなんだよ」

「え?オラにファミリー?良いのか?」

「ああ」

「なぁ、みんな」

「「「「「じぃーーーーーっ」」」」」

「ん?どうした」

「ジョー君、チャコちゃんに優しくし過ぎ!久し振りに再開した私達にも優しくして.....欲しいな......」

「おっおおう!」

「それに、ジョー君背も伸びたね、口調も少し変わって、更にカッコ良くなったよ」

「あっありがとう....」

「ところで、チャコは奴隷の紋があるの?」

「首筋に....」

「どれどれ、あっ本当だね」

「え?マジ?気付かなかったよ」

「ジョー君このタトゥーだよ」

「ああ、これか部族の何かかと思ったよ」

「私とトゥルスに任せてね」

「ディア、トゥルス消せるのか?」

「もし神力が不足したら、ジョウ君手伝ってね」

「ああ、分かった」

そして、20分程で奴隷の紋は完全に消された。

「大した術式じゃなくて良かったよ」

「うん、この位なら楽勝だよね♡」

「ありがとう、ディア、トゥルス」

「ありがとうございました。オラどんなお礼をしたら良いのか分かんね〜」

「良いのよ、チャコはジョウを支えてくれればね」

「ああ、そんな事ならって、オラ支えてもらってばっかりだ......」

「いまのままで、十分俺の支えになっているよ」

「本当か!」

「ああ」

「オラ、嬉しい〜〜」

「「「「「チャコちゃんてば、可愛い〜〜」」」」」


「さてと、伝えたい事は以上で終わりだね」

「さあ、もう寝よう」


「うん」


俺は、チャコを誘って風呂へ入りに行った。

「ふぅ〜〜、大地はいいなチャコ」

「おう」

「所で俺の本名はジョー・タカオカって言うらしい....なんだか馴染めないな」

「今までずっとジンだったからな!でも、ジョーもカッコいいぜ」

「そうか?まぁ呼び方はチャコが呼びやすい方で良いよ」

「へっへっへっ!言ったな」


「ああ」


「それじゃあ、カオカ〜〜〜〜にするかな」


「ああっそれは辞めれ〜〜〜〜〜〜恥ずすぎるぅ〜」


俺とチャコは同じ部屋だが彼女達はそれぞれの部屋に戻り明日に備えた。


チュン、チュン、チチチチチチ、チュン、チュン



ボーっとしていると、目の前に3人の美しい女性がベッドの脇に立っていた。


「ジョウ」

「「ジョウ君」」


「ああ、おはよう どうした?」

ちらりと隣を見ると、チャコはまだ夢の中だった。


「ジョウ、昨夜はゆっくり話せなかったからな...」

「それじゃあ、外に出ようか?」


朝日を浴びて、キラキラと輝く街並みはとても美しく、彼女達も輝いていた。


「遅くなった」顔を洗って、着替えていたので少し待たせてしまった。


「記憶の一部を無くしたのは本当なんだな....」

「すまない....」

「ううん、ジョウ君が落ち込まないで」

「原因は不明なのか?」

「多分だが、嵐が来て海に投げ出された事が原因だと思う」

「ダイちゃんの情報と、一致するな」

「フォリナー族は作られたって言っていたが、魔族と獣人族だけで作られたって言っていたのか?」

「ああ、そう聞いたんだが....違うのか?」

「おそらくだが、フォリナー族を生み出し始めて20年程なんだろう?エルフ族の謎の失踪事件もそのあたりから少数ではあったが、行方不明者が発生していたのだそうだ」

「そして、この2年間で発生件数はいっきに増大している」

「そうなのか...」

「フォリナー族というよりも、眷属の召喚に必要な生贄では?」

「そうかもしれないが、フォリナー族との関係も探った方が良さそうだ」

「近いうちに、グヤナ国、バルバド帝国、グラデ国へ行って確かめなくちゃな!やる事が山積みだ」

「そうだな」

「僕も手伝うからね」

「ああ、頼むよ」


その後、トゥルス、ディア、ルクリウスの3人がこの2年間過ごして来た事を報告してくれた。

俺は本当にこの子達に必要とされているんだと感じたのだった。


「そろそろ僕は、朝食を作ってくるよ」

「私は、もう少し寝てこようかな」

「ジョウ後で手合わせを頼みたい」

「ああ、良いよ」

読んで下さり、ありがとうございました。

次回も宜しくお願いします。

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