表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/115

城内だね

宜しくお願いします。

眩い朝日に照らされて、俺は朝を迎えた。

お腹が減ったなぁと思いながら瞼を開けると、そこはまるで天国の様な空間だった。


「ん〜〜〜〜んっと.........」

伸びをして、辺りを見渡した。


心が落ち着くとても良い香りが漂い、天蓋付きの可愛いらしい純白のベッド、部屋の家具も多くはないがアンティークな雰囲気の趣味の良い物が置かれている、どー見ても女性の部屋だった。


起き抜けの為、取り留めのない考えが巡り、ぼーーーーっとしていた。

(キビ爺と話した事は、夢じゃないよな)

(ラムが、まさかの12歳だなんて........見えないよね〜)


だんだんと思考がはっきりとしてくると、何やら美味しそうないい匂いが漂ってきた、身体は正直でクゥっとお腹が鳴った。


[コンコン]


ドアがノックされ白い絹の様なワンピースを着たラムが入って来た。

光の加減でラムのしなやかなボディラインが透けて見える。

大変目のやり場に困ってしまう。

(まぁ眼福ってことで..........本当に12歳かよ......)


ベッドから降りようとした時、何故か着衣が変わっていたのに気付いた。


「ジョ〜ウ〜君、お食事の用意が出来たよ」

「おう、いや...うっうん!」


顔を洗いに洗面所へ入った。

背丈や体格は何とか確認出来たが顔は確認のしようが無かったので目の前の鏡に映った俺の顔をマジマジと眺めた。

赤茶系の髪で、目の色も赤茶色おでこにニキビの様な真珠色のツノ?が少し出ているが普段は前髪で隠れる程度。

「う〜〜〜〜む!」思わず唸る。

(どう見ても、12~3歳にしか見えん!)

(そして、当然といえば当然だが俺の子供の頃の面影も有ったのだ)

(やっぱり俺だ!俺なのだ!)

(しかし、この顔で何時ものままの話し方ではかなり違和感が在る..........悩んだ俺は、一人称を僕に決めた)


顔を洗い終わった俺は、ダイニングルームへ一緒に向かった。

扉を開けると、中に控えていた二人が出迎えた。


「「おはようございます、ラム様そしてジョー様」」


二人の声が息がぴったりでハモった。よく見ると、双子のように似ている。髪の色がブラウン系だけどすこし色の濃さに違いがあった。


「おはようございます」

「そして、はじめまして」

「ジョー・タカオカです」


メイドの一人は、ニッコリしながら


「うふふ、ありがとうございます」


「申し遅れました。私はインダストリ家に使えております、メイドのモーラでございます」

「屋敷内の事で、何かございましたら何なりとお申し付けください」

(とても綺麗な人だな)


そしてもう一人は、パリッとしたスーツ姿がとても似合っている、立姿の美しい佇まいは只者ではないオーラが漂いまくっています。


「私、インダストリ家に使えております、執事のセスでございます」

「私は主にラム様の身辺警護と魔力操作の指導をさせて頂いております」


「セスは、物静かで普段大人しいのだけれども魔力のコントロールがと〜〜っても上手で、王都一の実力者なんて呼ばれているんだよ........凄いでしょ!」

キラキラした目で、少し胸を張ってラムが補足する。


「僕にも、魔力コントロール教えて欲しいな.........」

「ジョー君、じゃあ後で一緒に練習しよ」

「えっ良いのか?」

俺がお願いしたのに、逆にラムが上目遣いでお願いされてしまった。


「では、後ほど修練場にラム様と来て下さい」

「基礎からやってみましょう」


セスさんってクールな感じで近寄り難い感じだったけど、笑顔で快諾してくれた。

ラムの周りは良い人ばかりだ。


一通り挨拶が終わると


「どうぞ、こちらへ」

席に促され着席をした。


「ありがとう」


「どういたしまして」天使の様な笑顔で言われた。

(やっぱり、何て綺麗な人なのだろう)


「むぅ〜ジョー君、顔が赤くなってる」

ラムが頬をぷぅっと膨らませた。

(何故か分からないが、ラムさんめちゃ可愛いいです)


「僕の自己紹介もしたいんだけれど、自分が何者かわからないんだ。だから.........」

ラムが、席を立ち此方へ近づき俺の頭を胸にギュッと抱きしめ話を遮った

「ジョー君が、元々何処から来たのか?何者かなんて、あの日・あの時・あの場所で私を二度も救ってくれたのは、君なんだよ。だから君は私の勇ちゃちゃまっぅ......」

(噛んでるやん.........)

(ふと俺は思った、二度も助けたかな?)


「ラムさん、あっありがとう」

「ラムさんだなんて、ラムって呼んでくださいねっ!」

少し赤らんだ顔でお願いされてしまった。


「わかったよ、ラミュっぅ.......」

(俺も噛みました....なにやってんだか......)


ラムは、満足げな顔になり、話を続けた。

「ジョー君は、我等鬼族が代々守り抜いてきた当家の至宝である、鬼神様の魂が宿られている紋章が導いて下さった方」

「それに..........お尻.....」突如、ラムの顔が真っ赤になった。そして、何やら掠れる声でゴニョゴニョ言っている。

何やら気になるワードが聞こえなくもないが、まあ良いか。

それだけの理由でここまで、俺を信用する事が出来る物なのだろうか?(キビ爺教えておくれ.......)

何か別の理由あるのだろうと思ったが、今はその厚意をありがたく受ける事にした。

(頼れる人などいないしな)


「暫くは、僕をここに居させて頂けますか?」

「私は.........................暫くと言わずに........ずっと居てくれてもいいんだよ..............いっ言っちゃった.....」

また、ラムの顔が耳が真っ赤になった。


「「不躾なお願いとは存じますが、私達からもお願いします。」」

またもや、モーラ&セスコンビは、声がハモった。(練習しているのかな?)

俺は世話になりっぱなしは、嫌だがこの先何かの形で、恩返しをしようと心に誓った。


「ラム、セスさん、モーラさん、ありがとうございます」

「所で、僕の事はラムのお父さん、お母さんには伝わっているの?」


「お父さんは、各国の内政特に鬼族の民が外国で迫害を受けていないかとか、外交、経済状況を視察調査って名目で共を五人連れてまったり旅行中なのです」


「お母さんは?」


「お父さんと、同行している共の一人だよ」


「えっ?」


「お母さん、鬼人としては珍しく回復魔法が使えるんだ、だからお父さんの編成チームには必ず同行してるんだよ♪」

「でねでね!お父さんとお母さんは結婚する前からパーティを組んでて冒険者をしていたんだ!」

でねでね......


ラムは、凄く楽しそうにご両親の事を話してくれた。


話を聞いていると (やっぱり未だ12才だな) 等と思い微笑ましくラムの顔を見つめていた。


「ん?」


「私、何か変ですか?」

「いや、ラムは本当に可愛いいなと思ってね」

ブワッとラムの顔が真っ赤になった。

「もうっ!ジョー君のイジワル!」

プイッと横を向いてしまった。

(女神様が降臨なさっておられまする〜〜)

「ゴメン、イジワルのつもりじゃ無いんだ」

「とっ所で、お父さんお母さんへの連絡の話なんだけど、どうなの?」


「あっそうだったね!テヘッ♡ 」

(ああもう確信犯でしょ)

「お父さん、お母さんには、各国内に設置されているギルド長にしか扱え無い魔道具で近況を送りあっているんだよ」

「昨日、ジョー君が寝ている間に送っているから早ければ今日返事が届いているかもね」

「それにね、お互いギルドに居られれば、その場でお話しも出来るんだよ」


「そうなんだ.......」


「どうかしたの?」


「いや、それじゃあラムは何時も一人で.........寂しく無いのか?」

「私は大丈夫だよもう慣れたし、後10日ぐらいで帰って来ると思うし..........セスやモーラだって居るしビッケも居るしね」

(ラムはそう言うけど、12歳の女の子を家に放ったらかしの親って......どうなんだ?)


「ビッケ?」


「あっまだ、挨拶させてなかったね」

「白い小型の魔獣だよ、可愛い子だよ」

「そうか、小型の魔獣かぁ.....是非その魔獣に合わせて欲しいな」(モフモフ出来るかな?)

「いつで良いけど、今は外でお散歩してると思うよ」

「了解した、後で探してみよう」

「ラムのお父さん、お母さんの返事も気になるし、後でギルドにも行きたいな、何より町を観てみたいよ」


パァッと明るい笑顔で、ラムが両手で俺の手を握ってきた。


「ジョー君、私が訓練の後町を案内してあげるね」

(ああ〜ラムさん積極的で、嬉しすぎです)

「ありがとう、助かるよ」


「ジョー君 今までに、ギルドで適性検査を受けた事はあるの?」


「ない!」


「........」


「じっじゃあ、ついでに受けてみようよ♪」

「OK!」俺は、親指を立ててサムズアップした。

ラムと二人きりになったら、何故ここまで親切にしてくれるのかを聞きたかった。


朝食を済ませ、部屋を出た所でトテテテっと小さい獣が俺の足に絡んできた。


「おっ犬だな、可愛いなチワワにソックリだ」

抱き上げて顔を覗くと、シーサーに似ていて何故かツノも二本生えている。

(鬼族の国にはツノがマストなのか?)

あっ!きっとラムが先程説明してくれた魔獣だ。

そう、名前は ビッケ だ。


「ビッケ」


「ワン!」

とっても元気な声だ!

そして、モフモフだ、モフモフなのだ。

俺は一心不乱にモフッた!

モフモフ&ナデナデが大好きみたいで、手を休めると催促してくる。

(チョーーーーーーー可愛い)


暫くして、やっと現実に戻って来た俺は


「さてと、修練場に行きますか」


そうだ、俺服が無い!とりあえずモーラが見えたので声を掛けた。


「モーラさん」

「はい、何でございましょうか?」

「えっと、僕の服は何処に有りますか?」

「ああっうふふ、お召しになっていた服はラム様が洗濯をしておりましたが、未だ乾いていないと思われます」

「ラムが?」

「ええ、左様でございます」

「替えのお洋服はジョー様の部屋に数着ご用意させて頂いております」

「ありがとございます」

「でも、良く僕のサイズの服が在りましたね」

「うふふふ、それは、ラムさまが.....」

「えっえ〜っと、所で僕の部屋は何処ですか?」

「失礼致しました」

「どうぞ、こちらです」

少し歩き部屋の前まで来た。

「ジョー様こちらでございます」

「ここですか」

「モーラさん、ありがとうございます」

「うふふ、宜しいんですよ又何かございましたら声をお掛け下さいね」


先程迄寝ていた部屋の隣だった。


部屋に入り、タンスを開けると色々な服が入っていた。

パッと見た感じTシャツにサスペンダー、ハーフパンツにワークブーツを着込んだ、動き易さを優先したのだ。


[コンコン]

ドアがノックされた

「どうぞ」

「あっジョー君着替え終わった?」

「終わったよ」

「それじゃあ、修練場... 一緒に行く?」

「そうだね、行こう」


そして、ジョーと、ラムは一緒に修練場へ向かった。



読んで下さり、ありがとうございました。

次回も宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ