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かつての仲間だね

宜しくお願いします。

チェンジュの街の高級宿屋 タイザンの女将であるレッカはジョー達のパーティである『緋き絆』が無事に助け出し任務完了で幕を閉じたのだ。

そうして『緋き絆』はチェンジュでも英雄としての知名度を上げたのだった。

変面の二人組はというと極一部の者にしか伝わらなかった。情報が少なすぎると言うことと、人族と思われる二人組は神器も使わずに『緋き絆』の武道派が苦戦した相手を瞬く間に消し去ったのだ。


チェンジュの街の小さなギルドの一室にはギルド長のファンや騎士団員と『緋き絆』メンバーが集まり、此度の化け物に対して討伐した痕跡も無く化け物共の仲間では?との意見や、金髪男の憤慨振りを見る限りでは、化け物の仲間という事でも無さそうだとの意見と更に別の意味で危険視する意見とに分かれたのだった。


それに、レッカが残した手紙にも注目が集まり、『自分に何かが有れば、ジンと言うFランク冒険者を頼って欲しい』自分の身に何かが起こると考えていた事や、何故Fランクに? 等である。


ジンは知らぬ間に、ごく一部のギルドや騎士団員そして冒険者達に注目され始めていたのだ。


-----------------------------------------------------------------------


「ジン、ジン、ジ〜ン」

「何だ?」

「そろそろ、依頼のイト魚納めて次に行こうよぉ〜」

「おっおう、そうだなレッカさんも順調に回復してるみたいだし、ソロソロ依頼をこなさないとな」

「うん、そだよ」

ジンとジョーとの劇的な出会い、そしてラム達と出会ってしまってからというもの、キュラの態度に少し変化が訪れたのだ。


「はぁ〜どうした?」

「えっ?なに、なに?」

「ん?だから、そんなにひっつく必要は.....」

「イヤ.....な....の.....」

上目遣いでジンの顔を見上げてくるキュラ....破壊力は抜群です.....

「そうじゃ無くって.....少し恥ずい.....」

「ふぅ〜〜〜ん・・・でも、やだぁ〜」


少し積極的になって、甘えん坊になったのでした.....


(きっと昔の慕ってくれていた仲間が現れて正体もあかせず落ち込んでると思わせてるのかな?......キュラはキュラなりに俺に気を使ってくれいるんだろうな......)

ジンは思いっきり思った感情が表情に出ているとも知らずに....


(ジンの百面相面白〜い....)


お互いの気持ちに少しズレが生じているのだが....些細な事だろう....


宿屋に着いたジンとキュラは、真っ先にレッカさんのネックレスを密かに戻してから街へと繰り出したのだ。


「キュラは何処が良い?」

「う〜んとぉ、アソコが良い!」クンクンと頭を上げて漂う匂いを嗅ぐ真似をして.....

ビシッと指を指した先にあったのは、屋台のラーメン屋だったのだ。

「良いのか?」

「アソコが良いの.....ダメなの?」

「いや、そうじゃ無いが、もっと豪華な....」

キュラに腕を引かれてラーメン屋の椅子に座ったのだ。

実は、キュラが指を指す前に屋台が目に入りおっ!ラーメン屋かぁ、食べたいなぁ等と考えていたジンだけに、キュラの行動に驚いていたのだった。

一方キュラは、常にジンへ意識を向けているが為に一瞬の視線の動き、心拍数や体温を監視しているので、ピーンと来ていたのである。


美味しくラーメンを食べていると...

キャッキャ、キャッキャと楽しげに歩く7人の団体がキッカさんの店である キョクフへと入って行ったのだった。


「デメララ、こっちだ」

「ちょっと待つのじゃ!」

「えっ?」


ラーメンを食べていたジンが何だか、鋭い視線を感じ振り返ると、レストランの前で仁王立ちしてこちらを凝視している青紫色の髪そして左が黒目で右目がプラチナの様な輝きを放つバイアイの目を持った美少女が立っていたのだ。

隣に座っているキュラが麺を啜りながら、ジンの脳天を鷲掴みにして無理やりラーメンに向けさせた。

「ジン、のびひゃうよ」 ズッズズズゥゥ

「ああ、すまない」

少しだけ、声のトーンの下がったキュラの態度に驚いたジンだった。


「デメララ!はやくぅ〜」

「ふむ.......分かった今行くのじゃ」

デメララは少しだけ気になった様子で振り向く際に何かを呟き、そして店に入っていった。


「上手かったぁ〜」

「えへへへ、ワタシもぉ〜チャーシュー最高!」

「あははは、しっかしキュラまで替え玉追加とは...」「何?何か?問題でも?」

「いっいえ...何でもありません....」

(キュラさん青筋浮かべ、目端がヒクついて....怖いのですが........その体系を維持してね.....まぁポッチャリキュラでも俺は良いけど....)

何かを悟ったキュラの視線が鋭く光っていたが、直ぐに持ち直し、何時ものほんわかキュラに戻っていた。


宿屋に到着したキュラとジンは風呂に入ってベッドに潜り込んで意識を手放し深い深い眠りに就くのでした。


------------------------------------------------------------------------


出発の朝が来たのだが、今日は何やら良い匂いが鼻を擽り目を覚ました。

そしてテーブルにはスクランブルエッグにこんがり焼けたトーストとサラダそしてコンソメスープの様な物が並んでいた。

ニコニコしているキュラが食べてと言って来たので素直に食べると.......

「うっ美味い、美味いよキュラリン!どうしたのこの食事」 ルームサービスかな?

「えへへ、私が作ったの」

「マジでか!」

「そだよ」

「すごっ!....いったいどこで、この料理を?」

「エヘヘ、キッカさんに教わったの」

「いつの間に!」


(それにしても、ええ子やぁ〜 〜・・・)


(そういえば、キッカさんといつからそんなに仲良くなったんだろ?)


「マジかぁ〜、いや本当にそこらで食べる食堂より間違い無く、美味いよ」

「ほんとにぃ?  嬉しい♡」

「ありがとな、キュラリン」

「うん♡」


「さて、キュラリン」

「なぁに?」

「昨夜キュラリンが提案した通りにとっとと依頼を済ませて先に進もう」

「それに何だか、俺達は悪目立ちしてるみたいだしな」

「だよね...私も気付いてたよ........それに、旅がした〜い!」

レッカさんが救出されて以来 『緋き絆』や私服に着替えた騎士団員などの監視としか思えない尾行にウンザリしていたのだった。


朝食をすませたジンとキュラはイト魚の捕獲前に少し装備の充実をはかろうと街へ買い出しに出たのだ。

ジンの装備は腰に付けたシースナイフ、キュラは腰からぶら下げたミニチュアハンマーだけだったので、ジンは小さめのスナグパックを購入、容量は使用者の魔力量に応じて変化する優れもの。高価な品だったが腰に付けた時の雰囲気が気に入り購入。

キュラは武具屋の女性店員と盛り上がりながら、試着を繰り返し、服から防具、更には腰にぶら下げているハンマーに話が変わり、鍛治師の冬凪(トップ)の作品だと伝えると、驚きそして使えるの?等とキュラは質問責めにあっていた。


「キュラ、どうしたんだ?」

「うん、あの人がね冬凪(トップ)さんの作品は非常に頑丈で良いのだけれど、破壊力重視の為に重かったりサイズが合わなかったりと使う人を選ぶんだって」

「まぁ、キュラのハンマーは小さくなるけど重さは変わらないしな......キュラしか使えないよな」

(その細腕で扱えているのが不思議でしょうがない....意外とマッチョなのか?)

「ん?何か?問題でも?」

「いっいいや.....」(ん?俺声出てたのか?)


ジト目で睨まれました....


結局キュラは数着の着替えと、パッと見はただのインナーなのだが、厄介な蜂型の魔獣の毒針も通さない優れものらしい...

カンテラ村で出会った吟風(ギンプウ)の娘センとお揃いで購入した軽鎧を気に入っているので、新たな鎧は買わずに小さなポーチを買い足し買い物は終了した。

ポーチの中にはこっそりと武器も購入していたようだが、何なのかは教えてくれなかった....

店を出るときキュラのハンマーに少しの加工をすれば重さを自在に操る事が出来る魔石の話を聞き、それならばと、魔石も扱う武器屋も覗く事にしたのだ。


[ カラララン ]


木戸を開けて中に入ると.......


三人組の男女が振り返り


「ん?」


少し驚いた表情で、


「あっあああ〜〜〜」


「へっ?」

ジンは頓狂な声が出上がってしまった。


3組のひとり赤毛の男が話しかけてきた。

「お前らが、冒険者ジンとキュラか?」


(なんだぁ?いきなり呼び捨てかよ...その顔で話しかけられると何だが変な感じだな....)


「ん?誰だっけ?」 (まぁ知っちゃいるけどね)


「ああ...そうか...俺達は『緋き絆』のジョー」

「アチシはアレス」

「ボクは......トゥルスです」


「へぇ〜 鬼人のパーティさんが俺達の事をよく知ってますね」


「色々と噂を聞いてるからね」


「だいたいよぉ...お前らは、マジで人族なのかよ」


「はぁ?どう言う事ですか?」

「ジンはお前じゃない...」(キュラさん睨んでる?)


「だってよぉ....「アレスッ!口を慎め!」」


「確認だが、ジンとキュラで良いんだよな」

「ああ、そうだが?何か用か?」

「さっきは俺の連れが変な言いがかりを.....悪かったな」

「気にしなくても良いですよ」

「そうか、有難い。お前...君達の活躍は俺達も興味が有るんだが、良ければ少し話せないか?」

(まぁ、滅多にないチャンスかな? ラム達の近況も聞いたいしね)

「構わないが、あんた達の様な鬼人からしたら俺達の話なんて面白く無いと思うが.....」

「謙遜するなよ、お前達がギルドに持ち込んだ魔物の素材は明らかに他とは違う」

「どう違うんだ?」

「コーティングっていうのか?あんな魔法を使う奴なんて見た事が無い」

「ああ、あれか」「旨い魚を何としてでも腐らせずに持ち帰る方法を模索した結果なんだ」

「面白い奴だな」

「はは、良く言われる」

「俺の事はジンでいい」

「私はキュラ。キュラでいいよ」

「俺の事もジョーでいいからよ」

「ちょっ!ジョーはプエルト国の....」「トゥルス!今は俺も冒険者だ」

「わかった、ジョー...ごめんなさい」


「すまないが少しこの店での用事を済ませたいんだが」

「ああ、そうだったな俺達は向かいにある店で待っているよ」


ジンとキュラは、ハンマーを預けてからジョー達が待つ店に向かった。

武器屋のオヤジは英雄である『緋き絆』の関係者と勘違いしてくれたようでとっておきの魔石を出して来てくれたのだった。


[ カララン ]


「ジン、コッチだ」


円卓には、見知った顔が並んでいた。


「改めて、自己紹介をさせて貰うよ」

「俺達は『緋き絆』って冒険者パーティを作って活動している」

「俺がジョー。一応リーダーをしている」

「私はラム」(魔法の杖なんて持って中々にカッコいい)

「私はルクリウス」(うん、剣士だね。一番リーダーっぽい)

「私はディア.....フヒッ」(う〜ん、ツッコミどころが満載だけど、白衣を着ている所でヒーラー何だろうけど、牛乳瓶の底の様なメガネが.....)

「ボッボクはトゥルス」(彼女も小さめの杖を腰に差しているし、サモナーのままで良いんだよな?)

「アチシはアレスだ!ヨロシクナ」(背が伸びたのか、大人っぽくなって綺麗になった.......うっキュラの目付きが......怖っ!)

「妾は、デメララじゃ。魔族の女王じゃ」(昨夜といい、何故か彼女の目を見てはいけない気がする....)

「以上7人のパーティだ」

「女王が同行しているパーティって凄いですね」

「ははは、彼女は元が付くけどな」

「はぁ.....?」

「俺達は冒険者を始めたばかりでFランクしかもパーティ名なんてのも特に決めて無いんだ」

「ほぉ、それは様々な名前を使っとるせいなんじゃろ?」

「デメララ、話をややこしくしないでくれ」

「ははは、先程も言いましたけど俺達はFランクですからね。もう少しランクが上がったら考えます」

「ふぅ〜ん」(ラムさん、ヤッパリ可愛いなぁ〜)

[ ギリリッ!]

「うっ!」

キュラに思いっきり腿を抓られました.....

「あはははは、ラムはダメだよ!と言うか『緋き絆』は全員が家族で俺の嫁さんだ」

「そんな気がしてましたよ」(まだジンジンするよぉ...)

「所で話って何ですか?」

「単純だが、君達に興味があったんだ。それに.....」


話は『緋き絆』の活動だとか、母国の近況だとか周辺諸国の話まで多岐にわたり話は膨らんでいった.......遠回しな会話が続いたが、結局は....


「ジンは、召喚勇者では無いと?」

「だから、シャラン教国との繋がりは無い」

「ジョー、嘘では無いとボクは思うよ」

「ふむ、トゥルスが言うならそうなんだな」

「何だよ!結局はソコが知りたかったのか?」

「何にせよ、教国とは関わらない事だ」

「まぁ、気に留めておくよ。 それよりも、ソコの白衣を着た人は大丈夫なのか?」

「「「「えっ?」」」」

「アンタ、分かるのか?」

「誰でも分かるだろ?」

「どんな感じに見えているんだ?」

「何かが取り憑いてる感じ?」

「みっ見えるのか?」

「いっいいや、何となくだ、何となく...」(又妙な事に巻き込まれそうだ)

「私も見えっっっムグググッ」

慌てて、キュラの口を押さえるが時既に遅し.....

「なぁ、何か分かるなら教えて欲しい」

「何だよジョー、こんな奴に頼まなくったってチャコさえ見つかれば何とかなんだろ?」

「ああ、しかしチャコはアルメア国にも居なかったしな」

「その、何とかなるって言ってた奴はその国に居なかったのか?」

「ああ、数日前の話だ」

「所でジン達はチェンジュに留まるのか?」

「気ままに、旅を楽しんでる最中だ」

「そうか、ならば俺達から依頼を受けてくれないか?」

「はぁ?」

「チャコって言う俺達の仲間で種族はエルフなんだが捜索の依頼だ。見つけ次第近隣のギルドに連れて行き保護して貰いたい」

「何かあったのか?」

「良くない奴らに狙われているのがわかったんだ」

「断りたい所だが、俺の連れはヤル気満々みたいだしな.........受けても良いが、そのエルフの何か大事にしていた物は何か渡せるか?それに見つけられるかは保証できないぞ?」

「俺はジン達が捜索のプロだと思っているからな。何せ、あのバジリスクを捕獲したんだからな」

「あの魔獣の捕獲は運が良かっただけだけどな」

「謙遜するなよ」

「なぁなぁ所でよお、ジンは格闘に自信はあるのかよ?」

「まぁ、冒険者やってるくらいだからな」

「アチシとぉ、手合わせしてくんねぇか?」

「アンタ達とじゃ練習相手にもならないと思えるが....」

「ある程度は手加減してやるから.....っな!」

「ジン!やっちゃえ」 (キュラまで.....)

「分かったよ、まぁ殺さない程度に頼むよ」

「ああ、安心しろって」


何故か突然、アレスとジンの手合わせが始まったのだ。

町外れの空き地に出たジンとアレスは互いに向き合い


「いくぜ!」

「りゅうじんふぉ〜〜むぅ」

赤い髪のアレスの全身に閃光が走り

「竜の息吹だぜ!スクリームゥゥゥ」

「キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン」


「マジかよ!」


「ぶっ殺す!」


「ドラゴン!ナックルパァアアアアアンチィィィィィッ!」


スクリームでフラついたジンの頭を左手で鷲掴み、右手で竜の鱗を纏った拳が襲いかかった。


(はぁ〜、アレスの奴マジだ!マジで俺を殺す気だ!)


仕方がないので、手刀で自分の髪の毛を切り一切の無駄の無い動きで、地面へと倒れ込みアレスの拳を躱したのだ。

(まぁこれならば、違和感は無いよね)


拳を振るったアレスは......


[ スカッ!] 拳が空を切る.....

余りの勢いにアレスはその場でコマの様に回る....


[ ゴキッッッッ ]


「ウキャァアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

「こっこっ腰ガァアアアアアアアアアアアアアアア」



アレス...........撃沈.........


「おいおいおい、マジかよ!」

「ルクリウス今の動き見えたか?」

「いやっ!アレスの閃光で目が眩み良く見えていなかった」

「いっ今のは、なっ何じゃ!」

「ふぇええ、ジンさんって凄いね」

デメララもラムも驚きを隠せない様だった。


「まぁ、決まりだな!」

「アレス、どうだった?」

「ちっ!アチシもかなり手加減したからな!ホントだからな!つぅかぁ腰がヤバイ、マジで死にそう.......」

「あ〜ハイハイ、とりあえずアレスの完敗で良いな」ジョーはアレスの頭を撫で付けながらあやしていた。

「ああ、分かったよ。ウルセェナ!」

「さてと、ジン無茶な頼みを聞いてくれてありがとう」

「マジで死ぬかと思った」

「ははは、その割には連れのキュラさんは落ち着いてたけどな。全く自爆とはいえウチのアレスの方が重症だしな」

「アチシは何ともねぇええ」

「はい、大人しくする!」 「いてぇえええ」

弱い回復魔法を浴びせながら、痛む腰に対してコブラツイストをかける。エメラルドグリーンの髪が靡く美女.......悶え苦しむアレスをよそに、笑顔が眩しいラムさんです。

「鬼人ってのはこんなにも戦闘狂なのか?」

「まぁ、そうだな。闘いは嫌いじゃ無い」

「普通に怖いな....」

「一応、今回の依頼何だがギルドを通して正式なものにしてくれ」

「ああ、分かった明日以降にギルドへ来てくれ」

「了解だ」


一通り挨拶を済ませ、ジンとキュラは『緋き絆』と別れたのだった。


------------------------------------------------------------------------



「キュラ」

「なぁに?」

「アレスが飛び掛かって来た時だけど、良く乱入して来なかったな」

「ん?.............したよ」

「はぁあああ?」

「えへへ、腰の骨をこう、ゴキッとね♡」

「・・・・・マジで?」

「うん、流石は竜人だね、硬かったよ♡」

「俺、普通に見えなかった......」

「ジン、何の強化もしてなかったでしょ?」

「あっ!そういえば.....」

「えへへへ一応バレない様に竜人さんの閃光を大きくしたからねっ♡」


キュラの満面の笑は可愛いが、可愛いのだが、ジンの背中に冷たい何かが.......................ぞわり


------------------------------------------------------------------------


「あらっ?」

「ラム、どうした?」

「アレスのココ」

「ムッ!コレは」

「何かしら、葉っぱみたい....」

「こんな痣以前からあったか?モミジみたいだな」

「モミジ?何だそりゃ?そんな事アチシに聞くなよ!まぁ傷はあっちこっちにあるから分からねぇし」

「だな」


少女の掌にも見えなくは無い。『緋き絆』の面々も背中に冷たい何かが....................ぞくり

読んで下さり、ありがとうございました。

次回も宜しくお願いします。

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