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73話 忍び寄るもの


※18/03/11 誤字修正しました


 

「影から【アレ】がこの街を発ったと」

「ふむ、そうか……」

 

 未だに毎日数百人、多い日には千人を超える規模で異邦人がこの街に訪れるが、未だに彼女のような【おかしなステータス】を持った者はいない。

 

『嫌な予感というのは無駄に当たる。故に面白くないものだな』

 あの者が来た際に何事も無いことを祈ったが、図らずも周りからキナ臭い情報が聞こえ始めている。

 

「やはり、何かしらの引き金となるか……」

 向かった先は王家からの情報でわかっている。

 それだけで済めば大した問題にならないが、下手な力を持たれた後に他国に行かれたら面倒な事になりかねない。

 

 

「私が仕掛けますか?」

「いや、王家からの依頼で移動する者達と一緒に行くのであれば厄介な奴らがいるからな」

 

 一対一の戦いであればミゼルが負けるとは思わないが、元々帝国軍人だったマチュアも相手しなければならないとなると簡単な話とはいかない。

 それに同行していると報告にあった大剣持ちの獣人も手強いと聞く。

 

「そう言えば……屑共が今この街にいたな」

「ええ、先日もアレと揉め事をしています。街中での対戦とはいえ、完膚なきまでに叩きのめされたと情報が」

 

『……使えるか』

 この地を訪れる異邦人の中に一定数はいる屑も、使い道がないわけではないな。

 

「神に一つ奏上しよう」

「はっ」

 

 上手く行けば良し、しくじっても問題にはなるまいて……

 

 

 ―――◇―――◇―――

 

 

「うわぁ、ハバスさんそれをリアにあげちゃったんだ、うわぁ……」

「えっ? えっ? なんですか、マチュアさんのその驚き方!?」

 

 シーレフを出て暫くしてから、ハバスさんから貰った革袋を開けたところ、手紙とイヤリングが入っていた。

 

 手紙には『大した物ではない、気軽に使ってもらって構わない』と記載が。

 

 イヤリングのデザインは1センチぐらいの四角い格子状な箱の中に丸い透明な珠が入っていて、見た感じは少し変わったタイプ。

 少しだけ使われていたような感もあるけど、かえって味わいを出しているというか、不思議な感じがする。

 

「それね、ハバスさんの亡くなった奥さんが使っていたイヤリングらしいの」

「……いやいやいやいや、それって貰って良いものじゃないと思うのですが!?」

 所謂形見だと思うんですけど!

 

「うーん……でもそれなんだけど、ただ思い出の品っていうよりかは戦友の忘れ形見って感じでね。

 ハバスさんが以前『いつか冒険に出ている奴に渡したい』って言ってたのを聞いているから、今後も冒険を続けるかもしれないリアにだったら渡しても良いってハバスさんも判断したんだと思うわよ」

 

 ちょっと重たいエピソードがありそうだけど、ハバスさん的に使ってほしくてわたしに渡したものだとしたら、使うことこそがそれに応えることになるのかな。

 

 

「とりあえず装備してみたら?」

「そう……ですね」

 ロキシーさんにも言われて、イヤリングを身につけてみる。

 

 デザイン的に重そうにみえたけど、つけているのがわからないほど重量を感じない。

 ちなみにステータス画面から各能力値を見てみると……運がプラスになってるぐらいかな。

 

『ん?』

 ステータス画面に見慣れない項目が。え~っと……

 

「あー、確かにこのイヤリングは戦闘の際に役立ちそうですね」

「どんな効果が?」

 

「装備として持つ能力値の向上は運にプラス4ですが、MPを注入しておくことで一定時間ですが麻痺や眠り、毒などの状態に影響を与える攻撃などを無効化してくれるそうです」

「なるほどね、確かに戦闘や戦場でそういった状態から守ってくれるのは有り難いわね」

「特に回復が使える神官や僧侶が状態回避できるのは本人だけじゃなく、パーティが全滅しない為にも大事」

 

 正直、神官(わたし)にとってはかなり有り難い。

『まぁ、これがあまり役に立たないことが望ましいというのが本音だけどね』

 

  ・

  ・

  ・

 

「この辺りで休憩、食事にしようか。俺とハル、ロキシーは馬に水と食料を準備。マチュアとリアは食事の準備を頼む」

「「「はい」」」

 

 時間はお昼を少し過ぎた午後二時。街道沿いから少し離れた所に過去にも使われていたであろう開けた場所があり、馬車を止めると手分けをして昼食の準備を始めた。

 

 わたし的にはてっきり、パンとか軽めなお昼かと思っていたけどマチュアさんが、

 

『お昼も夜も食べれる時にはしっかりとっておかないとダメよ! もしも、この後何かが起こったり巻き込まれたら平気で二・三日は水だけなんてこともあるんだから』

 と力説された。

 

『そっか、マチュアさん達にとっては食事に対する考え方が当たり前のようにシビアだけど、普通の生活しか送っていないわたし達だとそんな考え浮かばなかったな』

 

 一つ旅に出るだけでも、なかなか大変な事が多いと痛感した出来事です。

 

  ・

  ・

  ・

 

「うーん、そうやって見ると生活魔法って侮れないわね」

 わたしが調理をする中で、指先から生活魔法の【水操】を使い、バケツに水を入れるのを見ていたマチュアさんが関心していた。

 

「慣れると温水も出せますよ? まぁ、無限に出せる訳じゃないですけどね」

 出せば出すほどMPを消費するわけで、今のわたしのMPをフルで使っても五百リットルぐらいかな。

 

「火も出せるから、リア一人いたら野外生活も快適に過ごせるし、家にいたら炊事から洗濯まで完璧だしね。

 

 『一家に一(リア)

 

 ……良いかも」


 

 いやいや、勝手に人を増やさないで下さい。

 




いつも読んで頂きありがとうございますm(_ _)m


うーん、書いては消して書いては消しての繰り返し……

ホントに進まなくて焦りが( ´~` )


このままでは連続アップががが……


とりあえず、かっぱえびせんでもかじって現実を逃避( ̄∀ ̄)




さて、最後はいつものお礼とか。

新しく読んで頂いた皆様方、こんな感じで日々悩ませながら話を書いている書き手です。

最近ネタ不足でワタワタしていますが、なんとか毎日アップ目指しています。最近誤字脱字多くてしょげたりもしています。


継続して読んで頂いている皆様方、ホントに誤字脱字多くてお恥ずかしい限りです。

とくにここ最近はコメントでも誤字脱字があったりしてスミマセン。



ブックマークありがとうございます。皆さんに少しでもブックマークや評価してもらえるように頑張ります。

引き続きよろしくお願い致します ┏〇))



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