35話 初めての戦闘準備
さて、どうやって戦闘をわかりやすく文字にするか……
※18/02/16 誤字脱字修正しました
「ふっふ~」
さすが時限セール! 普通では見ないお買い得が色々あって迷ったけど、良いモノ買えたわ!
ちなみにお昼……と言うかおやつな時間になったので、結局ファーストフードでポテトとなりました……晩御飯早めに食べよっと。
家に帰るとポーターが設定通りに宅配ボックスへの配達が完了していたので、届いた物の整理を開始。トレイに入ったお肉などはラップに包み直して冷蔵庫へ。他の食材も各々の保管スペースに収納する。
その後、予定通り晩御飯の準備にとりかかる。
といっても冷凍しておいたハンバーグを焼いたのと、千切りにしたキャベツをコンソメで味付けたスープに入れたもの。あとは炊くときに大根の葉を刻んで入れた菜飯で完成。手抜きじゃないですよ~お手軽ご飯ですよ~
「さて、準備もしたしログインしますか」
今日のメインイベントはシーレフの西に位置する大森林、別名【鬱蒼たる迷宮(推奨レベル5~15)】に湧いたと言われているボス狩りと、その近くにいる強化種となった毒されたトロール狩りの依頼達成。
『本来だったら推奨レベルからも私達が出るようなクエストじゃないけど、平均レベル20のパーティですら強化種の毒されたトロールに一瞬で全滅させられてるからね。冒険者ギルドから要注意指定されたから気を引き締めてかからないと』
要さんは慎重派なこともあり、自分のクランから十名と、同盟しているクランから九名にわたしを足した合計二十名で今回のクエストに挑むとのこと。
わたしを含んだ数名は森の中に作った中継地で、主な役どころは道中の回復要員兼お留守番なので大丈夫らしいけど、さすがに初戦闘に緊張してる。ま、何かあればその時に考えよう(現実逃避)。
―――◇―――◇―――
「んー、やっぱりこっちの朝は気持ちがいい!」
ゲームの中の事とはいえ、こうやって気持ちいいって感じられるのは凄いよね。
時刻はもうすぐ朝の六時。色々と準備しないとね!
・
・
・
とりあえずご飯の準備は必要なので、調理場で下拵えなどしているとダレスさんが一階へ。
「なるほど、西の森で起きている件で対応する人達がいるので同行したいと」
「ええ、こちらのお手伝いができなくなるので、許可がいただけるかの確認をさせていただきたく」
一通りの準備をしてからダレスさんの元を訪ね、同行についての説明と許可を確認してみることに。
「ま、リアさんに来て貰ってからこちらも大分ラクに回せるようになっていますし、一日ぐらい何ともありませんよ。それに今回の根幹たる問題が解決されるのであれば我々としても賛同します」
「それでは……」
「ええ、頑張って来てください」
「ありがとうございます!」
ダレスさんからの許可をいただいたので、ルナさんとニーナにフレンド機能で『参加ok』と連絡する。
『集合場所は西の門に午前十時だったからまだ時間あるよね』
朝食の準備はできているので急いで昼食の準備も済ませると、トーレさんに後をお願いし、集合場所へ行こうとすると
「ちょっと待って!」
と、マチュアさんから呼び止められる。
「おはようございます、マチュアさん」
「森に行くんですって?」
あ、ダレスさんに聞いたのかな?
「はい。ただ同行と言っても中継地でのお留守番ですけどね」
「だからと言ってその装備じゃさすがに危ないからコレを持っていきなさい」
そう言って渡された鞄の中には
「私が昔使っていたお古だけど、まだまだ現役でも使えるハズよ。あ、ちゃんと所々はリサイズしてあるから……」
貰えるのは嬉しいけど、なぜマチュアさんは斜め下を見ながら説明しているのだろう。それに「最近の子は成長いいから……」と呟いている。
「いいんですか!?」
「もちろん! 前も言ったけど、リアはもう大事な家族みたいなものよ」
ヤバっ、また嬉しくて涙腺が。
「折角なのでここで装備して行きます」
「そう? なら手伝ってあげる!」
お願いします!
・
・
・
「うんうん、よく似合ってる」
「おー、なんか気分だけでも強くなった気がします!」
マチュアさんから頂いた装備一式は測ったかのようにわたしにピッタリで、身に付けただけで気が引き締まる思い。
格闘用戦闘服一式(半袖服、スカート、スパッツ)にレザー系で揃えられた鎧とグローブ・ブーツのセット。
鎧は胸当てをベースに肩や腕、足の付け根まわりが動きの邪魔にならないようカスタムもの。
グローブとブーツは衝撃吸収目的と、魔物を攻撃した際に相手の毒やトゲなどから守るため厚目に加工されている。あと鉢巻きのように頭に巻くことで防御を向上させるヘッドバンドもついて至れり尽くせり!
ちなみに革鎧の下に着る戦闘服はマチュアさんの手作りらしく『こういうのをきちんと着ておかないと、スカートが気になって自由に蹴られなくなるわよ』とのこと。
確かにこのスパッツみたいなモノを履いたら脚を上げても気にならないよね、なるほど。
「鎧とかは私が十代の時に使っていた代物だから古臭いかもしれないけど……」
「いえ、かえってマチュアさんと一緒に戦っているような気がして心強いです!」
「もう、この子ったら上手なんだから……」
「ポーションは?」
「赤・青ともに十個ずつ持ちました!」
「非常用の食糧は?」
「念のために二日分あります!」
「マッピング用の道具は?」
「一応あります!」
うん、なんだか遠足行く前のお母さんチェックみたい。
「レベルが高いメンバーがいるとはいえ、油断しないように。あと気持ちに【逃げ】が出たら逃げられるものも逃げられないから、どんな状況でも立ち向かう気持ちを忘れないようにね」
「はい!」
「じゃ、頑張ってらっしゃい」
「行ってきます!」
さぁ、初めての対魔物戦闘へ出発です!
いつも読んで頂きありがとうございます!




