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グリフォン

 グリフォン:しばしばギリシア神話に登場するといわれることがあるが、別にギリシア神話に限定して登場しているわけではなく、古くから多くの物語に登場しており、伝説の生物としての歴史は古い。

 姿は鷲の上半身と翼に、ライオンの下半身を持っている。

 コーカサス山中に住み、鋭い鈎爪で牛や馬をまとめて数頭掴んで飛ぶという。紋章学では、黄金を発見し守るという言い伝えから知識を象徴する図像として用いられる。また、鳥の王である「鷲」・獣の王「ライオン」が合体しているので、王家の象徴となった。さらに、グリフォンは「七つの大罪」の一つである「傲慢」を象徴する動物として描かれることもある。

 グリフォンの役目は、ゼウスやアポロン等の天上の神々の車を引くこと。そして、黄金、またはディオニューソスのクラ―テールを守ることとされる。


 グリフォンと聞いて輝の頭に浮かんだのはこのぐらいであった。

 一番の特徴はやはり「鷲の上半身と翼とライオンの下半身」である。

 そして、ものすごい砂埃と風を撒き散らして輝と姫野の前に現れた生物。その姿はグリフォンのその特徴ある姿と類似していた。


「面倒なことになりました。」


 隣にいた姫野は何者かと話していた電話をポケットにしまいながらそうこぼした。


「面倒なこと?」

「えぇ。私たちがいるこの座標にグリフォンが出現しました。」

「いや、それは解るんだけどな。」


 輝がグリフォンを指差すと、姫野は目の前にいる4~5メートルはありそうなその生物を見上げた。


「・・・・・輝さん。こいつは私たち二人が100パーセント以上の力と出してやっと互角に戦える相手です。・・・・・・気を引き締めてください。」


 姫野がそう言った瞬間、ついにグリフォンが動いた。

 グリフォンは翼をはばたかせ、再び周りに砂埃を充満させた。


「げっ!?またかよ!!」


 そういいながら輝は、目に砂が入らないように腕で覆った。


「まずいですね。輝さん、いったんここを離れましょう。」


 姫野がそういうのを咳をしながら頷いて答え、その場所を移動しようとした時だった。


「ゲフッ!!」


 輝はいきなりの打撃に見舞われ、砂埃の外に放り出された。


「イッテェ!!アバラいった。」


 腹の辺りを手で押さえ、少なくともアバラ骨が1本は折れていることがわかった。

 そんな輝のもとに姫野が走ってやってきた。


「ちょうどよかったですね。砂埃の中から出られました。」

「・・・・アバラ1本やっちゃってるんだが・・・・。」

「我慢してください。」


 姫野の冷たい対応にため息をつきながらも輝は痛んだ体を少しずつ動かし立ち上がった。


「来ますよ。」


 姫野がそう言うと、砂埃の充満している部分からなにかが飛び立った。

 すぐに視線を上に向けると、グリフォンが遥か上の方に舞いあがり、こちらを見据えていた。


「奴が上空にいるときは私たちでは対処のしようがありません。」


 姫野は輝の手を取り、先導するように引っ張り走った。

 輝は姫野に引かれるがまま足を動かしたが、目はグリフォンに釘付けになっていた。

 いままで見てきたどの生物よりも大きいグリフォンをみた輝は、その好奇心の大きさのせいで、目を離すことができなかった。

 そんな輝をグイグイ引っ張りながら姫野はポケットから小型の銃を取り出し上に向けた。


「今の内に増援を呼びましょう。」


 そう言いながら小型の銃の引き金を引き、込められていた閃光弾が放たれ上空で輝いた。

 その光は上空に漂っていたグリフォンの目くらましになり、グリフォンは体制を少し崩した。


「輝さん!正気に戻って戦闘態勢に入ってください!!」


 姫野の言葉で目覚め、正気に戻った輝は背中に収めてあった剣を引き抜いた。

 姫野も腰に収めてあったハルパーを取り出し戦闘態勢になった。


「先ほども言いましたが、あの相手は私たちの力を100パーセント以上だしてやっと互角に戦える相手です。」

「・・・・わり、いま初撃でアバラいってるから100は無理だわ。」

「・・・・・・・・では99.9パーセント出しなさい。」

「ラジャ。」


 輝が答えたと同時に、体制を整えたグリフォンが上空から急降下してこちらに突進してきた。

 それを姫野と輝で二手にわかれて避けた。


「いいですか!先ほど増援を呼びました!勝つ必要はありません。無理はしないでください!!」

「・・・・・了解!!」


神話とか幻獣とか好きなんですよね。

だからそれらと戦わせる話を書くのは好きなんです。

でも、それらと戦うシーンを頭の中では想像できるんですけど、それを書くのが得意じゃないんですよねwww。

では(V)o¥o(V)

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