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 殺人鬼は後ろをふり向く。

 何台もののパトカーから何人もの警察官がおりてくる。

「なにやっとんじゃごらあああああ!」

 盾と警棒を持った複数の警官が、殺人鬼を制圧した。

 岩本と山口は手を繋ぎながら、その光景を眺めていた。



 

 夕方。

 出勤。エントランス受付の警備に岩本は挨拶をした。

 事件から3ヶ月が経った。俺の平穏な毎日は取り戻されたのである。正直、この事件をきっかけに俺は違う仕事に転職することにした。この仕事も今週いっぱいだ。やっと念願の昼間の仕事につける。この目の下にあるくまともおさらばできると思うと嬉しく思う。

 監視室についた。椅子に座ってパソコンを立ち上げる。紙袋からハンバーガーを取り出して食べ始めた。パソコン横のモニターに目を移す。

 モニターに山口が映っている。

 それからもう一つ。


「ただいまあ」

「おかえり」

 彼女ができた。

 新居には山口がいる。


 山口はソファで本を読んでくつろいでいる。

 岩本が部屋に入ってきた。素っ裸だった。

 山口はそれを見てびっくりする。

「え、薫君どうしたの?」

「今日は友ちゃんを殺っちゃいまーす」   

 岩本は白塗りの顔で笑顔を見せた。

「きも」    

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