いつか、君と分かり合える日が来ると僕は信じている!
僕は今日、10月2日AM11:11分に彼女と別れる。
理由は? “どうやら、僕の浮気らしい。”
と言っても、僕は浮気なんかしていないんだ!
たぶんだけど、僕が職場の後輩の女の子と仲良く話している姿を
勝手に彼女が見て! 僕が浮気をしていると思い込んだらしい。
・・・その事で、彼女を悲しませた結果! 僕と彼女は別れてしまった。
『“あの女! 一体誰よ?”』
『えぇ!? 誰の事を言ってるんだよ?』
『昨日、一緒に楽しそうに一聡と話してた女よ!』
『誰誰? そんな子居ないよ。』
『“これが! 証拠の写真よ!”』
『あぁ~職場の後輩の女の子か。』
『“嘘ツキ!”』
『嘘じゃないって! 本当に職場の後輩の女の子なんだよ。』
『“私は信じない! そもそも、なんで二人で楽しそうにしてんのよ!”』
『その時、何の話をしてたかなんか思い出せないよ! なんか楽しい事でも
あったから、美涼には楽し気に見えたんだろう!』
『違う! いつもああやって二人で話してるんでしょ! 正直に言ってよ!』
『“本当に浮気なんかしてないんだって! 信じてくれ!”』
『信じれない! 以前にも私に隠れて浮気してたじゃない!』
『・・・で、でもあの時の事は、本当に反省したんだ! だからもう浮気
はしないって心に決めたし! 本当に頼むよ、信じてくれって!』
『“やっぱり、一度! 浮気する男と付き合うと信じれなくなるんだって、
心底分かったわ! もう私、ダメみたい。”』
『頼む! 本当に浮気なんてしてないんだ! 今度こそ、信じてほしい!』
『・・・ご、ごめん、本気で無理! やっぱり別れよう。』
『なんでそうなんだよ! 僕はもう美涼だけを愛すると決めたんだ!
もう悲しませないって決めたのに、、、。』
『“もう十分過ぎるぐらい私はあの時、悲しんだの! あの時の私の気持ち
一聡に分かる? 分からないよね、そう! 分かる訳ないじゃん!”』
『・・・み、美涼、』
『もう辛いの! 一回ある事は二度あるって言うでしょ! だったらもう
ここで別れた方が私が楽になれるの。』
『・・・ほ、本当にそれで後悔しないんだな?』
『“たぶんしないと思う! でも分からない! その時にならないとやっぱり
分かんないや。”』
『・・・そ、それでも、僕と別れたいんだろう。』
『“うん。”』
『分かった、美涼の言う通りにするよ! でもいつで美涼の好きな時に連絡とか
してきてもいいんだからな。』
『・・・ううん、』
・・・こうして僕と彼女は別れたのだが。
彼女と別れて半年! 未だ彼女から僕に連絡はない!
人伝えには、“彼女は会社の男から言い寄られているらしい。”
もう付き合ったのかな? そんな事が僕の脳裏を過る。
今でも僕は彼女が好きなのに、“やり直したいと彼女に言えない!”
確かに、一度だけ! “彼女に隠れて浮気をした事があるが、、、。”
でもあれは魔がさしたというか、あれっきり浮気をした女性とは一度も
会っていないし。
きっと女性は、一度でも浮気をしたら? その男を許さないのだろう。
いつまでも“裏切られた事が消えない!”
男はバカだから、女性が許してくれたと思い込んでいる。
・・・でも? 本当は違うという事を今更ながらに僕は分かる。
彼女の為にもあれで良かったんだと、僕はそう思い込まそうとしていた。
だけど僕はやっぱり彼女を忘れられない!
【プルルルル プルルルル プルルルル】
『はい! 美涼、』
『“やっぱり私達、もう一度! やり直さない?”』
『“僕は君がいいなら、やり直したい。”』
『・・・うん。』
最後まで読んでいただいてありがとうございます。