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腑に落ちない感情

みなさん。こんばんはそしてこんばんは。

作者の代弁者の紫乃宮綺羅々でぇ~す!


あ、ここは前書きだから本編を読みたいなら

ササっと飛ばしてね。


イヤ~こんなに更新が早いとね。話すことないんだよね!


だから、今日はささっと終わらせてもらうね。


では、第四話をお楽しみください。それではっ!

 気になった俺はメインメニューから魔法を選択。


「『魔法名称』『属性』『効果』『使用可能職業』……やっぱりあるはずのMP消費設定がない……項目の入れ忘れか?」

 このツクレール系のゲームは魔法のMP設定がないのか? ならをHPを消費しての魔法使用か? それとも魔物からジャンクションしての装備使用か? アイテムを消費して使用するのか? いやもしかしたら魔法自体がアイテム扱いなのか? いやそれならジャンクションシステムだな。


 いろいろと考えたが魔法の使用条件が不明で謎だ。MP消費設定がない以上はあれこれ探っても時間を消費するだけだ。


 なら……


「先に進むまで」

 メインメニューから特技の設定を開く。


『特技名』『効果』『属性』『使用可能職業』との項目がある。


「……これもMP消費設定がない……」

 このツクレール系はどうすれば特技や魔法が使えるんだ……


 『特技名:飛翔閃』『属性:無』『効果:敵1体に気の刃を放つ』『使用職業:剣士』


 とりあえずこれで決定する。


「……」


 やっぱりあった。この関連の項目は必ずあるのな。


 『特技を世界に託す』


 職業や魔法の時もそうだったけど……託すか……


 カーソルをハテナアイコンに重ねる。


 別ウインドウが現れて、『特技を世界に託すを選択すると、現在設定されている特技から上位の特技や全く別の効果の特技や新しい特技が設定されたすべての職業から創造されます。チェックされないままですと設定された魔法のみ世界で使用可能です』


 スクロールさせると、魔法設定の時に見た弊害として~の文も姿を現す。


「魔物や魔王が特技を使用するか……望むところだ!」


 勢いよくチェックを入れて特技の設定を終了させる。


 次に道具を選択した。道具は『名前』『効果』のみの設定だった。MPに続いてこれもあるはずの設定がない。


『値段の設定』だ。


 なぜか値段の設定がない。そういえばゲーム内通貨の名称も決めていない……普通はゴールドやギル、ガルドなどを通貨名を決めるけど……それがない。


「なんだろ……なんでないんだ?」


 道具は自分で作り出すのか? アイテムクリエイションみたいなシステムで? アトリエみたいに錬金術かなんかでか? それとも錬金釜か?

 だけど、もしそうなら俺がそう『設定』しないといけない? そもそもそんな設定にした覚えもない。


「とりあえずひとつ決めるか」


 俺はひとまず考えを置いておいて道具をひとつ設定した。


 『名前:やくそう』『効果:傷を治す』


 そしてまたも例の『世界に託す』の項目。


 『道具を世界に託すを選択すると、現在設定されている道具から上位の道具や全く別の効果の新しい道具が創造されます。チェックされないままですと設定された道具のみ世界で使用可能です』


 この項目はチェックをしなかった。


 理由はあとで再度設定したかったからだ。道具や使いかではゲームの難易度を恐ろしく下げる物もある。そんなものを勝手にランダムで作り出されては面白味がないと思ったからだ。


 そのあとに武器も設定した。『ロングソード』『魔装の剣』『檜の杖』『鉄の槍』『玉鋼の刀』『忍刀』『魔力の銃』とりあえず設定してある職業が装備できる武器だけを設定して決定。


 これにもあった『世界に託す』の項目。

 この項目には道具と同じくチェックはしなかった。理由は道具と同じだ。圧倒的な攻撃力や一撃で屠るような武器はゲーム熱が一気に下がる。


 その後に、二~三個の『防具』の設定をして『世界に託す』のチェックを入れて終了させた。


 そして『魔物』の設定。


 最初の設定はすごくシンプルだった。


 魔物の存在を許可しますか? の許可/許可しないの二択。


 もちろん許可にチェックを入れた。


 下にスクロールさせると


 『魔物名』『種族』『種類』『種族特徴』を設定する項目が出てくる。


「……なんでなんだ」


 おかしい。設定のはずなのになんで『名前』と『種族』『種類』『特徴』だけなんだ? あるはずの項目がない……


 HPとMP、それと魔物レベルとステータス。


 これらの設定がすっぽりと抜け落ちている。 ゲームを作る以上、最低でもHPの設定がなければ主人公が倒すことができない。


 抜け落ちている? 抜け落ちているのか? それとも意図的に抜いている……意図的なら何故?


 設定を進めるほど湧き出る疑問。自動生成ダンジョンゲーのように自動でHPが設定される可能性もあるけど考えにくい。それともブラックポーンのように『死にゲー』になるのか? 


 そうだ。このツクレールのゲームジャンルはそもそもなんだ? なにが出来るんだ? RPGか? アクションか? 『世界変換プログラム』ってなんだ?


 ジャンル……完成されたゲームはなんだ……? プログラム 変換 世界……


 数分考えた答えは……



「……たかがゲームだろ?」


 思考の末にたどり着いた答えはこれだった。


 いろいろと考えてみたわけだけど、出来上がるのは俺が設定した『何かのゲーム』だ。HPやMPが設定できないって言うのは些末な事だ。『バグってる』で終わりだ。


 そう、バグってる。それですべて片づく。なら。


 俺は、『魔物名:スライム』『種族:魔物種』『種類:スライム種』『種族特徴:固形を持たないジェル状の魔物。知能はきわめて低い』そう設定して決定。


 おなじみになった『魔物を世界に託す』をチェック。


 注意書きを読むと『魔物を世界に託すを選択すると、現在設定されている魔物から上位の魔物や全く別の新しい魔物が設定されたすべての魔物から創造されます。チェックされないままですと設定された魔物のみ世界で存在可能です』と、文面を読む。


 魔法や武器と同じ文句だ。少しぐらいひねればいいのに。


 さらに生物や防具もひとつだけ設定して、世界に託すにチェックして終了。


「最後か」

 最後の項目の『種族』をクリック。


「おっ」


 クリックすると、数種類の色で分けられているカラーバーのような細長いボックスが映し出される。


「なんだこれ?」


 見ると、下に小さく三角形の矢印のようなものが見える。


「……このシークバーの下の矢印動くな……」

 矢印とドラッグすると三角形の矢印は左右に動く。


 説明文をどうやらこのシークバーで種族の『割合』を設定するらしい。割合率は99%を上限にその中でそれぞれの種族の割合を決定する。残りの1%は説明文を読むと『神・魔王・勇者』が1%に該当するらしい。つまり勇者と魔王、神はすでに決定されている『種族扱い』ってことか。


 三角形のカーソルと色は各種族の割合意味するみたいだな。そしてすでに『人類種』『魔物種』は設定済みになっていた。まぁ、職業も基本は人間だし、魔物も許可の所にチェックを入れている。さらに設定したい場合は追加のワードボックス内に入れれば追加できるらしい。


 追加種族として『悪魔種』『霊光種』『天使種』『龍皇種』『精霊種』を設定する。


 相も変わらずに、『種族を世界に託す』のチェックがある。


 一応読んでみる。


『種族を世界に託すを選択すると、現在設定されている種族から上位の種族や全く別の新しい種族が設定された、すべての種族から創造されます。チェックされないままですと設定された種族のみ世界で存在可能です』


 まったくと言っていいレベルでの変化のない文面。


次話へ続く

こんばんは、間宮冬弥です。

まずは、この稚拙な作品を最後まで読んで頂きましてありがとうございます。


意外なほど早く書き終わりましたので、今回も三話投稿する予定です。

でも、正直面白いか自分でもわかりません。


面白くない小説かも知れませんが、最後までお付き合いしていただければ幸いです


それでは、引き続き第五話をお楽しみください。

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