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暇を持て余しすぎた創主様の遊び(ミカン)

作者: zaq2

 別作品(機械生命体)の下書きしてた時に思いついては書きなぐったままだったもの。

 別作品は書いてはいるけれども、うまくまとまらないので、待ち時間用?箸休め?にもならないかもしれない、 完結すらしてないという下書き中の下書き作品。



 ノリは コメディ番組のショートコント的な感じで



「暇だ」


「そうですか」



 ただただ、目の前の空間に映し出されている世界をボケーっと眺めるだけしかやる事が無くなって幾億年。いや、もう時間なんてわからなくなってるけれど、ただただ映し出されている世界を眺めるだけ。

 そんな映し出されている世界を眺めながら発したのが先ほどの言葉なのだが、そんな無意識にちかい状態で発した言葉に対し、感情のこもってない相槌の様な返答が聞こえた方に視線を向けると、そこには机に向かって何やら書類らしき物を山積みにされているものが、左から右へと流れる様に移動しつづけていた。



「えーっと、忙しそうだね。何か手伝おうか?」


「不要です。これは、私の仕事ですので」


「あ・・・ああ・・・そう・・・」



 再び視線を画面へと戻し、ただただボケーっと眺める。



 ・・・



 ダメだ。

 暇すぎて思考する事すらやっていない。



「やっぱり、何か手伝う事は無いかな?」


「・・・先ほども言いましたが、一切ありません。創主様は世界の在り様を見守っていただければよろしいかと」


「そ、そう・・・見守るね・・・そう・・・」



 高々とそびえ立つ代物と向き合いながら何かしら作業をしている者からは、そう返答が返ってくるのみ。

 その返答は、作業とでも言えるくらいに単純かつ感情もない答えだった。

 見守るのが仕事、そう言われていったいどれぐらいの時がたったのかすらわからない。



 最初、たった一つの存在のままだった頃から数えて……いくつもの世界を創って、それぞれの管理者を創って、その部下は管理者に委任させてと、暇を持て余して創りに創り、どうなるのかを見続けていた時に、ふと行った行為といえば・・・



「そうだ!文明進化の為に、再び大洪水を「やめてください」」



 こちらの思惑を口にしてみたとたん、冷めた刃にも似た言葉というものが、自分に突き刺さってくるかの様な、そんな冷たい言葉が発せられる。

 がしかし、この暇を持て余しすぎている状況を打破するために、ここは引くわけにはいかない



「しかし「以前、創主様が行われた天災は、どういう結果をもたらしましたか?」・・・」



 こちらが何かしらを論じようとしたら、再びそれを許さないかの様に言葉をかぶせてくる。

 しかも、その言葉は作業をし続けながらも放たれており、先ほどより一際温度が下がったような雰囲気で、しかたないなと、以前行ったことを聞いてきたので、記憶に残っている物を手繰り寄せてみる・・・



「……ちょっと惑星の水の量を増やしただけだったけど・・・」

「ちょっと…そうですか…。では、それでどうなりましたか?」



 さらに温度が下がったのは気のせいじゃないかと思う。

 作業の手を止め、こんどはこちらを鋭くにらみながらそう言ってきているのだから、たぶん下げたのはあいつの眼力とか何とかじゃなかろうかと思いながらも



「星が…まるごと水没した…かな?」


「ええ、それはもう見事に液体だけが表層部にしか存在しなくなりましたね」


「あれは正直、やりすぎたかなと…少しは陸地を残して……」


「やりすぎです。その星の担当神が涙目になりながらも、訴えてきえいたではないですか」


「・・・」


「そのフォローに時空管理主任の坊ちゃまに頼みこみ、時間軸を巻き戻して貰い、事なきを得ましたが……」


「・・・そ、その後はその惑星の世界は、ちゃんと発展した…はず…だろ?」


「そうですね。その後、発展はしておりますが、担当神が次いついかなる時にそんな事されたらと、戦々恐々の日々を送られ続けて、ノイローゼをおこしたりして、ある種の神不在状態になっていますよ?」


「・・・ちゃ、ちゃんと発展しているし、主神のほかにもいるだろうし、大丈夫かな・・・」


「よくありません。どれだけの神々に迷惑をかけたがお忘れですか?巻き戻ったとはいえ、他も巻き込んで…一時は数兆以上の魂が冥界門へ殺到し、冥界側が処理不能に陥ったと、冥界管理主任のお嬢様から大叱咤を受けられたではないですか。もうお忘れですか?」


「うん、あれは・・・怖かったな・・・」



 思い出すだけでもコワイ。

 正座させられてコンコンと説教させられ続けた。

 自分が創り出した存在なのに、あんなに怖いとは思いもよらなかった。

 しかも、周囲には他の創造した管理者たちが見守る会議みたいな広場の中央に正座させられて、それはもうコンコンと・・・年百年つづいていたんだっけ?もう、それすらわからない時間がたってたかとは思う。



「それで、創主様にはそういう行動を、ご子息ご息女、子々孫々の方々から"許可が無ければ手出しさせるな"。と、決まったはずですが?」


「いや、今度はそこまでしない。しないから、ちょっとだけ、少しだけ、こう先っちょ程度・・・」


「ダメです。それに、なぜ私という存在が創られたのかお忘れですか?創主様の行動を制限する権能を付けてまで」


「いや、あの時はみんなが納得してくれなくて……ね……?」


「そうですよね?そのため、周りの管理者から苦情、いえ、まぁ、その様な事が寄せられない様にとされましたよね?そのお父…‥いえ、創主様の行動に関しての制限をかけれる役割として」


「ソウ・・・デシタネ・・・」


「お分かりになられたのなら、見守り続けることを行ってください」


「アッ、ハイ・・・」


 再び映し出される世界を眺めるふりをし、何とかしてこの暇すぎる状況を打破する方法を模索しなければ、正直退屈しすぎて………誰も管理してない世界作って、暇つぶしに恒星を一つ爆発させたら、お説教が飛んできたし、爆発エネルギーが隣の世界に波及して困るとか言われてもなぁ……


 やはり、退屈を打破する何か良い方法はないかと思案しているが、一考に何かしらコレという方法が思いつかない、思いつかないまま……ボケーっと画面を眺めている状況がつづき、見守る世界のチャンネルをコロコロ変えては眺めていく、海の惑星だったり、陸地だったり、科学文明だったり、魔法とかいう文明だったり、宇宙にまで手を広げてる文明まであるし、ここら辺なーんも変わりようがない世界がいろいろありふれている。


 あ、この世界、神ってやつが現地に降り立ってるのか、へぇ・・・現地に降りて何やってんだかねぇ・・・



 ・・・



「これだ!!」


「ダメです」


「ちょっとまって、まだ何も言ってないんだけど?!」











       ☆            ☆            ☆


「駄目です」


「ちょっとまって、まだ何も内容言ってないんだけど・・・?」


「いえ、伺わなくても、ご子息ご息女様方々に、多大なご迷惑をかける内容になると推測はできますので」


「いや、そんな事はないから、この・・・そうほかの神もやってる方法なら大丈夫だろ?」


「・・・はぁ・・・ほかの神が・・・ですか。仕方が無いですね。では伺いますが、一体何でしょうか?」


「その星の生物として存在するという方法だ」




 ・・・



「・・・・・・それで?」


「その星の生物として存在するならば、問題を起こす事はなかろう?」


「ご自身が問題を起こし続けているという点は、"ご理解されている。"という事でよろしいのですか?」


「うぐっ‥‥‥、いや、この際そこは置いておくとしてだ、その星の生物としての制限をかけておけば問題はおこせないだろ?」


「そうですね。あくまでも、"その惑星の生物"としてという制限をかければ問題は少ないかと」


「よし、あとは・・・そうだな、今度はバレないようにしないといけないだろうから・・・」


「バレるバレない以前に、創主様が行うその行動をその惑星の世界を管理している管理官に伝えるのが筋だと思うのですが」


「そこは見つからない様に参画しないと、抜き打ち的な要素がいるだろう?」


「・・・少なくとも、向かわれる世界管理官への連絡は必要かと思いますが?」


「やっぱり伝えないとダメ?」


「伝えないと駄目でしょうね」



「・・・」








       ☆            ☆            ☆


「よーし、伝えた、伝えたぞー!」


「そうですか。それはお疲れさまでした」


「では、さっそく・・・」


「お待ちください。その星の生物として生まれるとして、その対象は選ばれたのですか?」


「いや?まだだけど、大丈夫だろ?」


「どこからその自信が来るのかが、いまだ理解ができないのですが」


「そんなに悩んでると、シワが増えちゃうよ、そこはそれ、何になるかわからないというのも楽しみの一ついでしょ」


「シワ云々は増えることはありません。それと、そういうモノでしょうか?余計な問題を作る土壌を構築しているようにしかみえませんが?」


「そういうモン、そういうモン」


「では、何かしらの指針など、存在するのでしょうか?」


「そうだな・・・見つかりにくいっていう恰好にするなら・・・」


「そこで、なぜ見つかりにくいを選ばれるのでしょうか?」


「そうだ!一番数の多い生物にすれば見つかりにくいよね?」


「話を聞かれないんですね。それで、そういう生物を選択するという事とは?」


「同じ種がたくさんいれば、探すの大変だろうしな!よし、そうだそれでいこう!」


「・・・そうですか」


「って、冷たいなぁ、もっとこう感情的にいこうよ?」


「わーい、イッテラッシャイマセー。これでよろしいですか?」


「いや、何、その冷たい棒読みみたいなの…‥もうちっと感情をこめて」


「いえ、十二分に感情をこめています。"何もしないでください"と」


「‥‥‥よーし、では早速、転生開始、とうりゃぁ!!」


「スルーですか、そうですか」



 そうして、光の柱に包まれるかの様に、その存在が消え、そうして光が消えると






















 その場所にとどまっていた


「・・・?何も変わり映えしねーじゃねーか、どうなってるんだ?」


「お帰りなさいませ。出立してから0.72秒、御早いお帰りでしたね」


「?・・・おい・・・どうなってるんだ?ちゃんと転生はされたんだろう?」


「はい、・・・確認しました。はい、生命体として種の総数が最多となる生命体へと転生された事は確認できました」


「じゃなんで、どうしてここに戻ってきているんだ?」


「ここに戻られる条件としては、何らかの事案が発生した場合のみと思いますが?」


「なら、事案って何がおきたんだ?」


「確認します・・・はい、転生先の生物体が捕食されていますね」


「・・・は?そんな記憶はないのだが?」


「ええと、卵の時に捕食されています」


「・・・」


「捕食されています」


「三度も言うな!わかった、わかったから・・・」


「つまり、生まれる前に終わったという事ですね」(プッ


「おま、いま笑っただろ」


「いえ、笑っていません」


「というか、なんでそんな卵の時に終わるんだよ・・・そこからオレのすばらしい世界体験がまっていたのに」


「プランクトンでは、それは無理かと」


「・・・?はい?」


「ですから、それは無理かと」


「ちょっとまて、あーえーっと、オレは一体何に転生したんだ?」


「はい、生命体としての数が137兆2751億1200万当たりを前後している、生物としての種の数が多いプランクトンといわれる族に転生されていますね」


「は?」


「その中でも、生命力の高い種のハイデル種に転生されてます。これは惑星神が気を利かせたのでしょうか」


「・・・ちょっとまて」


「数が多い分、生存競争が激しい種とも呼ばれますが、まさか生まれる前から終わってるとは‥‥‥さすが創主ですね」(プッ


「だから、ちょっとまって・・・っていうか、今笑っただろ!」


「いえ?笑っていませんよ?その様なことは・・」(フッ


「うっわ、なにその冷めた視線・・・めっちゃ腹立つわ・・・」


「そうでしょうか?いつも創主様に向けてる視線と0.000001%も変わっていませんけれど?」


「っていうかいつもそんな視線でみてたの?!」


「それで、次はどうされるのですか?次の候補を選定してください。こちらも忙しいのですので」


「唐突に話切りやがったよコイツ!わかったよわーかったよ!!もういい、次だ次!!生命体の数が多くてもむりだ!なら・・・そうだ、知性だ!知性をもっており数の多い生命体だ!」


「はぁ・・・知性?ですか?」






 ──── 創主とその監視役の不毛なやりとりは、この後も続いていく・・・

 知性があるけど、どこかダメな生命体にするかという次のオチがうかばなかったので、未完成のままUP



おまけ

0.72秒 → 072 → 〇ーななにぃ →(これ以上は検閲だよ!!


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