出会い
ある学校の準備室で頭を抱えて唸っている男がいた。
「~~ッ何でこんな事に・・・」
その男は、サラサラな黒髪にキリッとした目、整った鼻と眉、、、世間で言うとイケメンの部類に入る男
だろう。
その男の名は、黒崎 快斗と言う。
黒崎は、バイブルート高校で教師をやっている。変な名前の学校だがそこは、気にしないでくれ。
都内では1位、2位を争うほどの学校でいわゆる頭の良い学校だ。
毎年有名な大学に受かる生徒を何人も出している。
そんな高校に今年から働く事になった黒崎は、早速ある生徒の問題を抱えていた。
それは今から2週間前・・・
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今日は入学式だ。
今日から俺はバイブルート高校の教師になる。
今は校長が挨拶をしている。
このあとに、新しい教師として俺は紹介されるだろう。
何故か新しく来たばかりなのに3年の担任になってしまった俺は、少しでも顔を覚えておこうと思い
自分が受け持つクラスの3年S組の方を見ていた。
S組は校長が話しているのに、みんな自由に喋っていた。
なのに、教師は誰も注意をしない。
俺は嫌な予感がしたが、後で他の先生に聞けば良いと思いS組に視線を戻した。
後で俺は、嫌な予感が的中してしまうのを知らずに、、、、
校長の話が終わりに近づいる。
俺は、S組の真ん中にいるある男子生徒に目が釘付けになった。
じっと見ていると気づいたのか、その男子生徒がこちらを見てきた。
反応が遅れた俺はその男子生徒と目があってしまった。
すぐに俺は目をそらしたが、相手は多分不思議に思い俺を見ているだろう。
相手が見ていると思った時、俺は胸がぎゅっと掴まれたように苦しくなったのに気がついた。
なぜ苦しくなったのか気になり、モヤモヤしていたが、急に目があって驚いただけだろうと頭で考えるのをやめた。
ちょうどその時、校長の挨拶が終わったらしく俺は校長とかわるようにマイクの前に立った。
まぁ、後は簡単だ。
用意していた言葉を顔に貼り付けた笑顔で喋るだけだ。
すぐに挨拶は終わり、式は終わった。