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メモリー  作者: 妙王
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恨みと敵

記憶障害、俺はこの村に来るまでの記憶が一切ないのだ。名前がなんなのかも何処に住んでいたのか、何をしていたのか、記憶がない。この村の村長がいうには俺は村の近くの海辺に倒れていたという。


ぴぴぴっぴぴ、朝、鳥の鳴き声で俺は起きる、カーテンを開けると太陽の光が差し込む。「にーちゃん朝だぞー起きろーー遊ぼうぜー」この村に住む子供、ライムだった。俺はライムに連れられて家を出た。


ライムと一緒に村の近くの森に行きライムがいう冒険「遊び」に付き合った。

日が落ちてきてそろそろ帰ろうかとそう思った、その時、カーン、カーン、カーン、村の鐘が鳴った。


この鐘が鳴る時は村の緊急時を知らせる為のものである。俺はライムと一緒に急いで村に帰った。しかし

村に着いた時俺は何も考える事が出来なかった。・・・・・村は燃えていた。


ライムは大声で叫んだ「ねーーーーちゃーーーん」ライムには姉がいた、その姉と二人で暮らしているライムにとって家族は姉だけであった。ライムは燃える村の中に飛び込んでいった、俺も一緒にライムの姉や村長、村の人達を探した、だがそこには燃える人、叫び声、建物の崩れる音しか聞こえなかった。

しばらくしてライムは泣きながら俺の側に来て一つの剣を俺に押し付けた、その剣の紋章には北方にある軍事国家、イデリアの国の紋章が刻まれていた。


ライムは俺にこういった、「この国を滅ぼしてやる、ねーちゃんの敵だ」そう一言つぶやいた。



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