表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
凍れる月  作者: 黎栖
1/3

プロローグ

暑い。

いや、これは熱いというべきか。

太陽にジリジリと熱せられたアスファルトからはユラユラと陽炎が立ち上っている。

ジージーと騒がしいセミたち。

頭が痛い。


強い日差しを浴びて全てのモノが白く乱反射する中、ゆらゆらとした景色の向こう側に映る何の変哲もない一軒の家。

二階には開け放たれた窓がひとつ。窓枠から向こうには、夏の明るさとは無関係に黒い闇が広がっている。


そして。

風に翻る白いレースのカーテン。

――あれは白い巨大な……蝶?

眩暈がする。

白い羽が。

翻る、翻る、翻る……。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ