やまない……アレ……
ぎりぎり間に合いました………
今日は休業日から開けて一日………
だった筈が、まさかの阿求に今日も休業日にされてしまい………
俺は、散々な状態になっていた………
〜〜〜〜〜〜〜〜
あれから数時間………
「はあ………」
俺は阿求を引き取り……
いや、荷物を届けるついでに引き取りに寺子屋へ来ていた………
のだがっ!!
「なあ、覚悟は出来ているんだろうな?」
何故、ていうかどうしてこうなった!?
「いや、何が何なのか俺には分からない?」
「それは重罪だな………」
いや、だから『なんで』俺は『罪人』なんだ?
それが良く分からないし、何かいつも通りに理不尽さ満載なんだけど………
「ちょ、待て……
俺は阿求を反省させる為に寺子屋におくったんだぞ!!」
「それは、初耳だな…………」
やっぱりか………
阿求、お前は少しはんせ「だが、私の作業を妨害したお前も悪い!!」
「ちょ、待て!!
だから人の話を……… うわ、ちょ………
ギャァァァァ!!」
〜〜〜〜
ふふっ………ふふふ………
やりました、やりましたよ皆さん!!
阿求は、やりました!!
これで光が寝ている隙に………あん「阿求………」
え?
「何ですか? 慧音。」
「いいからちょっと、こっちに来い。」
「えっと、なんでで「こっちに来い………」 はい………」
もしかして………バレてしまいましたか?
あれ? なんでか汗が止まらない………
どうしてだろう?
「阿求? お前は一体何をやっているんだ?」
えっ………?
「何が『身体と心に良い飲み物です♪』だ? ちょっとは反省しろ!!」
「そ、それって…………?」
え?………本当にバレたんですか?
「そうだ………」
私は、鬼の様な形相をした………
ガン!!
「む、無念………です……」
バタン!!
「これで、ちょっとはこりてくれんとな………」
〜〜〜〜〜
「う〜ん……… え?」
「起きたか?」
「ああ」
まあ、今驚いたのは……
布団で寝かされていたのもあるが………
「コイツは………いつのまにここに来たんだ?」
「ああ、阿求は寝かせて一時間くらいたった時くらいにお前に抱き着いて寝てたぞ。 全く、少しはお前も気がついてやれ………」
「阿求は、まだ子供だぞ?」
「私から見ればお前も十分子供だがな………」
阿求に抱き着かれていたからだ………
「………まあ、そうだろうな。
でも、俺は正直に今回はやり過ぎだと思うぞ……」
「まあ、そうだろうが…… 阿求が30歳まで生きられない運命だって言う事は……お前は知っているか?」
「病気か?」
「いや、原因不明だが御阿礼の子は寿命が短く三十歳まで生きることは出来ないんだ。」
へえ、確かに噂ではそのような話は聞いたことはあった気がするが…………
本当だったとはな………
「転生者の宿命ってやつか?」
「まあ、そうなんだろうな…………」
『宿命』ね………
「コイツも…悩んで焦っているって事か……」
「それは自分で考えてみろ」
と、慧音は言い残すと静かに部屋から出て行ってしまった………
俺に考える時間を与えようと思ったのだろう………
「なあ、阿求? お前は俺のことがそんなに好きなのか?」
俺は所詮外から来た外来人。
こんな名家の当主とは訳が違う……
そうしたら……何故なのだろうか?
「なあ、俺より良い奴はもっと居るだろ? なんで俺なんだ?」
俺は俺に抱き着いて寝ている阿求を撫でながら………
問いつづける………
「なあ、なんでなんだ?」
………まあ、聞いてる訳無いか。
俺は、俺を掴んでいる阿求の手を優しく解いていくと……
「俺は、仕事があるから先に行くよ………」
その場を後にした………
もう、知っている方もいるとは思いますが、神・夜っちEXさんの『東方交差点~∞~』に参加が決定しました。
ちなみに、参加するキャラクターは今作品の幻想の運び屋から、上松光一人です。




