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幻想の運び屋  作者: Seven dayS
 旧序の章  運び屋のハジマリ
5/42

本日、休業日?


修正番になりまぁす。

最初に言っておく。


店には必ず言っても良いと思うが、当たり前のように休業日がある。



特に個人経営というような状態の業態ならば、これは完全当て嵌まるだろう。

それは、今まで休業日がない個人経営店など見たことはないからである。


……根拠の無い、こんな事を言っている俺だが、休業日の話題を出したこと。


それには訳がある。

そんな訳というモノを答えは簡単だが予想してみてほしい。





簡単に分かる答えなんだがな。







俺も本日は輸送機(軽トラ)の点検の為に………『休業』だからだ。







そう、それだけ…………本当にそれだけだ。



落ちがなくてすまない……


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「ふう…………」


突然だが今現在俺は、車(軽トラ)の点検をしている。


何故、そんなに突然なのかだって?



それは、約半年くらいに一回のペースで軽トラの点検をしているからさ。

壊れられたら代用品の営業車はないし、さらに今は初夏………

『これからの季節にエアコンとかが壊れられたら………』とか、考えると恐ろしくてね。


まあ、そんな訳で不定期に店の休業日を決めて点検をしている訳だ。

不定期だから……サボっている訳じゃないから別に大丈夫?だろ。


カチッカチッ


よし、タイヤを固定するボルトもちゃんと締まってるな…………



~~~~~~~~~~~~~


AM 11:30


ようやく、軽トラの点検が終わった。


俺は首を一回程回して一息つく。さて、昼飯でも食べるかな?



と、思って倉庫から歩き出したがしかし、その時だった………


「すみません!!」


『ちょっ、マジで………幻想郷に居たのかよ!?』


「荷物を届けて欲しいのですが………」


そこでだ、銀髪のメイドにあったのは………



~~~~



「あ、さっき点検が丁度終わったんで………

汚れたこの服を着替えるのでそこで待っててくれませんか?」


「あ、はい。」



とりあえず、汚れたこの服では接客も出来ないので………悪いが待っててもらうことにしよう。



~~~~~


「はい、お待たせしましたー」


「あ、別に大丈夫ですよ。」



「で、今日の依頼される荷物と場所をお聞きしてよろしいですか?」

「荷物はここに置いてある物で、場所は紅魔館でよろしくお願いしますわ。」


『………は?』


てか、この荷物の量をこの人はどうやって運び込んだんだ?


「私の能力の一部と考えてくだされば。」


はは、心を読まれるとは………


「で、配送先ですが…………「貴方がわからない?」はい、そうですね。」


紅魔館………か。

噂でもそのような洋館など聞いたことがないな。


何故分かったと言われてもさ…

メイドがいるなら洋館って普通予想がつくだろ。


「大丈夫、私も乗って行きますわ。」


てか、何か………完全に運送業者を便利屋扱いしてやがる。


何か、腹が若干立ってきたから…かまをかけるように何か言ってやろうか?


「何か?(ニコッ)」


「いや、何でも。」


はあ……しょうがない客は客。

さらに初対面だから評判の為にこれくらいだったら我慢に我慢を重ねろ。




ぐっと堪えた俺は立ち上がると………


「さて、暗くなる前に行きましょうか?」


「そうですわね。」


とりあえず、軽トラを駐車している場所へ行くように促した。








…早くも、『この人と喋ってると精神力が削られる……』と思い、気がついてしまった俺。


今回はちょっと道のりが長そうなのに………大丈夫か?




『大丈夫だ、問題ない』とは笑い事でも言えない……


言えない俺がいる。



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