運送業社の苦悩?
修正番になりまぁすよ。
「……………ふう」
「はあ………………」
俺と阿求は今「やっぱり長いですね………この階段。」
「ああ、それには俺も同意する。」
あの有名な滞納者の所に酒と『請求書』を届けている。
それにしてもやっぱし階段が長いな………角度も急だし。
これじゃあ、無理して参拝しに来ようとも思わない理由が分かる気がする。
……しかし、思うのは毎回毎回の話だが。
~~~~~~運送業社の苦悩………~~~~~~~~~
「宅配便で~す!!」
………………………………………………………………………………………………………
うん、おそらく、完全にシカトだな。
ならば、どうすれば良いのか?
こうゆう時は………これ、
チャリン
賽銭を入れる……これ一択だ!!!
………………………………………………………………………………………………………………
あれ?
留守か?
『普通なら賽銭が入ったら……目を輝かせて出てくるんはずだからな。』
『まさか、居留守な訳ないよな?』
と、俺はすぐさまに考えを広げていく…………が。
バシッ!!
「痛っ!!」
後頭部を誰に何かの棒で殴られた。
……まあ、軽くだから叩かれたに近いだろうけどな。
「んな事を考えてるんだったら………ちょっとはお前も手伝うんだぜ」
「ああ、魔理沙か。
てか、じゃあ魔理沙は何に手伝ってるんだ?」
てか、何がお前に分かる?
「霊夢の看病なんだ………ぜ?」
「どうしてそこでクエスチョンマークが付くんだよ………」
「まあ、そんなことはどうでもいいからこっちに来い。」
何故かは分からないが、俺は問答無用で魔理沙にズルズルと引きずられていく………
「阿求~………」
そんな俺は、弱々しく阿求に助けを求めるが………
「ちょっと、待ってくださいよ!!」
俺が思った事をよく分かっていなかったようだ。
あまりに予想外な事ばかりが起きるので、俺は思わず苦笑いを顔に浮かべる。
てか、今日はいろいろと………散々だな!!
ホントに!!
~~~~
「霊夢~ 霊夢に客なんだぜ」
「……………何、魔理沙。今、私は大変なんだけど……」
「宅配便で~す。」
「ゲッ!!」
「霊夢? どうしたんだ!?」
よし、予想の通り。
…でも、顔色と表情を見れば………具合が悪いのは一目瞭然だなぁ………
これは。
「ま、ま、魔理沙ぁぁぁぁ!! アンタ、アンタっていうのは……私がこんな状態が悪い時になんって事をしてくれるのぉぉぉ!!」
叫んでいる本人は基本的に無視をするが、俺はあの叩かれた後に何往復もして運んだ宅配物を並べていく。
「はい、注文した酒。ビール10ケースに日本酒。 これだけだろ?」
「へ?」
「何だ? まだ何かあったのか?」
「い、いや………
追加で金を取り立てに来たのかと思ってたんだけど………」
「何なら取ってやっても良いぞ?」
「……………」
言い返す気力もない………か。
これは本当に具合が悪そうだな………仕方ない。
借りは作っておけば役に立つ時があるだろうから、仕方ない。
「ホレ! 受け取れ!!」
俺はそう言うとバックからある物を取り出して霊夢に投げる。
「な、何よこれ?」
「チョコレートだ。
甘いから良いエネルギー補給になるぞ。」
追加で例のアレをはっつけてあるがな。
「ちょ、これアンタ………」
「な~に気にする事はないさ。
俺はこれから今日、最後の配達先に行かなきゃならない。だから、暇人ではないんでな!!」
俺は、そう言葉を残して神社から出て行った。
「あ、ちょっと……待ってくださいよ~!!」
あ、そういやぁ…阿求を忘れてたな。
~~~~
「さっきは霊夢に何を渡したんですか?」
「気になるか?」
「はい。」
………ここは、一発冗談でもかましてみるか。
「ラブレターだよ。」
「え?」
「いや、うそだ」
「………………」
高く、笑い飛ばす俺………
「ホント、ですよね?」何故か阿求は、何処か不安げな顔をしていた。
何故?
「ああ、そんなことを嘘ついて何の得になる?」
「です…よね。」
しっかし…何か阿求の表情が暗くて寂しそうだな。
と、思った俺は……
「誤解を招くことを言って、ゴメンな。」
「あ、っえ………//」
詫びの言葉に添えて、お姫様抱っこというものをしてやった。
~~~~~~
「何だ、何だ……
って、霊夢………あいつらイチャイチャやってやがるぜ!!」
「………近くで大声を出さないでくれる…頭が痛いから。」
「悪い、悪い………
でも、イチャイチャやってやがるんだぜ!!」
「!?
ホントね…………でも、私には何にも関係ないから別に良いわ。それに、弱みにもなるだろうから……ブツブツ」
「おい、私を一人にしないでくれ!!」
な、会話が…二人が出た後の神社であったらしい。