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幻想の運び屋  作者: Seven dayS
 旧序の章  運び屋のハジマリ
4/42

運送業社の苦悩?


修正番になりまぁすよ。




「……………ふう」


「はあ………………」


俺と阿求は今「やっぱり長いですね………この階段。」



「ああ、それには俺も同意する。」


あの有名な滞納者の所に酒と『請求書』を届けている。

それにしてもやっぱし階段が長いな………角度も急だし。



これじゃあ、無理して参拝しに来ようとも思わない理由が分かる気がする。


……しかし、思うのは毎回毎回の話だが。



~~~~~~運送業社の苦悩………~~~~~~~~~



「宅配便で~す!!」


………………………………………………………………………………………………………


うん、おそらく、完全にシカトだな。


ならば、どうすれば良いのか?

こうゆう時は………これ、


チャリン


賽銭を入れる……これ一択だ!!!


………………………………………………………………………………………………………………


あれ?

留守か?


『普通なら賽銭が入ったら……目を輝かせて出てくるんはずだからな。』

『まさか、居留守な訳ないよな?』



と、俺はすぐさまに考えを広げていく…………が。


バシッ!!


「痛っ!!」


後頭部を誰に何かの棒で殴られた。



……まあ、軽くだから叩かれたに近いだろうけどな。



「んな事を考えてるんだったら………ちょっとはお前も手伝うんだぜ」

「ああ、魔理沙か。

てか、じゃあ魔理沙は何に手伝ってるんだ?」

てか、何がお前に分かる?


「霊夢の看病なんだ………ぜ?」


「どうしてそこでクエスチョンマークが付くんだよ………」


「まあ、そんなことはどうでもいいからこっちに来い。」


何故かは分からないが、俺は問答無用で魔理沙にズルズルと引きずられていく………


「阿求~………」


そんな俺は、弱々しく阿求に助けを求めるが………


「ちょっと、待ってくださいよ!!」


俺が思った事をよく分かっていなかったようだ。


あまりに予想外な事ばかりが起きるので、俺は思わず苦笑いを顔に浮かべる。


てか、今日はいろいろと………散々だな!!

ホントに!!


~~~~



「霊夢~ 霊夢に客なんだぜ」


「……………何、魔理沙。今、私は大変なんだけど……」



「宅配便で~す。」


「ゲッ!!」


「霊夢? どうしたんだ!?」


よし、予想の通り。

…でも、顔色と表情を見れば………具合が悪いのは一目瞭然だなぁ………

これは。


「ま、ま、魔理沙ぁぁぁぁ!!  アンタ、アンタっていうのは……私がこんな状態が悪い時になんって事をしてくれるのぉぉぉ!!」


叫んでいる本人は基本的に無視をするが、俺はあの叩かれた後に何往復もして運んだ宅配物を並べていく。


「はい、注文した酒。ビール10ケースに日本酒。 これだけだろ?」


「へ?」


「何だ? まだ何かあったのか?」


「い、いや………

追加で金を取り立てに来たのかと思ってたんだけど………」



「何なら取ってやっても良いぞ?」


「……………」


言い返す気力もない………か。

これは本当に具合が悪そうだな………仕方ない。

借りは作っておけば役に立つ時があるだろうから、仕方ない。


「ホレ! 受け取れ!!」



俺はそう言うとバックからある物を取り出して霊夢に投げる。




「な、何よこれ?」


「チョコレートだ。

甘いから良いエネルギー補給になるぞ。」

追加で例のアレをはっつけてあるがな。



「ちょ、これアンタ………」


「な~に気にする事はないさ。

俺はこれから今日、最後の配達先に行かなきゃならない。だから、暇人ではないんでな!!」


俺は、そう言葉を残して神社から出て行った。


「あ、ちょっと……待ってくださいよ~!!」


あ、そういやぁ…阿求を忘れてたな。






~~~~


「さっきは霊夢に何を渡したんですか?」


「気になるか?」


「はい。」


………ここは、一発冗談でもかましてみるか。


「ラブレターだよ。」


「え?」


「いや、うそだ」


「………………」



高く、笑い飛ばす俺………


「ホント、ですよね?」何故か阿求は、何処か不安げな顔をしていた。



何故?




「ああ、そんなことを嘘ついて何の得になる?」


「です…よね。」



しっかし…何か阿求の表情が暗くて寂しそうだな。


と、思った俺は……


「誤解を招くことを言って、ゴメンな。」


「あ、っえ………//」


詫びの言葉に添えて、お姫様抱っこというものをしてやった。


~~~~~~


「何だ、何だ……

って、霊夢………あいつらイチャイチャやってやがるぜ!!」


「………近くで大声を出さないでくれる…頭が痛いから。」


「悪い、悪い………

でも、イチャイチャやってやがるんだぜ!!」

「!?

ホントね…………でも、私には何にも関係ないから別に良いわ。それに、弱みにもなるだろうから……ブツブツ」



「おい、私を一人にしないでくれ!!」



な、会話が…二人が出た後の神社であったらしい。


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