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幻想の運び屋  作者: Seven dayS
旧間幕  運び屋の休息+過去編
37/42

上松光の過去(50000PV記念)その一『少しばかり慣れてきたこの頃』 下の1桁

何か、久しく気合いが入った?


気がする話。



2桁目はまだ作成中です(8/10)。



何だか現在、女性の恐ろしさを垣間見ている俺。


やっぱし、人間は本能に任せて行動をしてはいけない。


これだけは最近わかったことだ……そして、今俺は戦っている。


一体、何と戦っているのか?





……………それはな、自らの理性と本能。


あと、性欲だ……




〜〜〜


今現在…俺の状況は、悪化の一途を辿っている………



風呂に一カ所しかない出口は早苗に立ち塞がれ、俺は風呂の浴槽前のシャワーの前に居るためにシャワーのお湯に当たり続けている。




んで、やはり早苗は裸。

風呂だから当たり前っていうのは当たり前なんだけどさ………



この年になって付き合ってもなく、幼なじみとして風呂に一緒に入るってどうよ?


てか、状況をよく見て振り返ってみれば……俺は迫られてたんだな…



このまま行けば、話の支配権?は早苗の手の内にあるので………このまま行ってしまえば早苗の思惑どうりにある意味で喰われ…既成事実が作られてしまう。

別に、早苗の事は嫌いな訳じゃない。

良い体をして…


いや、違う違う………


流石に俺も簡単には屈したくないし…何か年齢的にも速い気がしてならない。

てか、求めるなら俺が結婚出来る年齢になってからにしろよ。



それじゃなきゃ常識的に俺はどんなにアレでも断るぞ。


………まあ、稀にこの状態を羨ましく思って歎く人が居るが…そんな人には少し考えて欲しいものだ。


『幼なじみに突然喰われてその後の人生まで拘束される』っていうことを理解したらさ………本当にそれが良いと思う人は何処にいる?


望む人が何処に居るんだ?



………いや、別にそうなれば面白いなと思うのとさ、本質的にそれが良いと思うのは違うからな。

そこは勘違いをするなよ。



まあ、既成事実が出来てしまったら、逃げることも出来ないし、その後の人生は彼女に縛られて生きると言うのを理解しておいてほしい。まあ、そんなことはないとは思うが……




………んで、話を戻す。

最近、早苗は病み成分が混ざってきており、取り扱いには十分の注意が必要だ。


病み、俗に言うヤンデレ………と言うやつだろうか?


つまり、『あいつ、病んでるよ………』な状態である。たまにだが………


うん、考えてみれば……実は、ホント先に待っているのは死しかないのかもしれない………


いや、そりゃあ選択肢を間違えれば死ねる自信はあるさ。

…てか、結局……そんだけ最近は酷いんだけどね……



いや、その前に言っておきたい事がもう一つあった…

いや、過去形じゃなくて…現在進行形であるんだ。


『早苗にあんな事を教えた奴。 又は、あんな風に変えた奴……ホントに…やめてくれないか。 いい迷惑だ………』


あえて…表に出ろとは言わない。

いや、それを言ったら何か負けな気がする…


「で、早苗。 なら、お前は何故俺に求める?」


とりあえず、説明と持論を語っているだけでは皆さんも飽きるだろうので……


俺は、とりあえず少しずつ最悪な現状を打破するために動き始めようか。



戦う相手は早苗に理性…本能に何故か湧いてくる性欲。

変態?

人間誰でも本能には勝てねぇよ………



まあ、すべて影響をなくすことが出来ないだけで、今回は最悪な結果になろうとも絶対に屈して喰われる気はない。


てか、それは俺が嫌だ………



まあ、

俺はシャワーの蛇口を閉めてお湯を止め…早苗の方を向く。


しかし、俺が見たのは早苗が何故か俯いて立っている姿に………


「そんなの…………そんなの…………そんなの…………」と、同じ均一の間隔で口から吐き出される言葉。



「?」


俺は、この行動の深意を読むことが出来ず……流石に首を傾げる………謎?


いや、何故こうなってるんだ?

俺はNGワードは言ってないし、そんな行動もしていない。

つまり…

『まあ………最悪な状況になることは回避出来たのかもしれないな…』


と、思った俺はそのまま奥手へ引き下がらずに若干の攻めへ転じる。

だが、ホントに大胆な物ではないが………



「そんなのが何だって言うんだ?」


「……………わかりました。」


しかし、早苗は俺の質問に答えるどころか意味の解らない答えを返し………

顔を上げる。


「……………はあ。」


だが、俺は早苗の顔の表情を見た瞬間にとある事を悟る………



どうやら、俺はただ早苗に『嵌められた』だけだと………


「どうでしたか? 今日の私は。」


いや、どうだときかれてもな………


「いや…どうだときかれてもな………

ひとつだけ言えるのは………


それは精神的に疲れるから次はやめてくれ………」


「じゃあ、肉体的にも良い感じに疲れさせてあげますよ。」


「いや、早苗………お前は少し自重しろ。」


「善処しますね。」


いや、善処するとかしないとか………そんな問題じゃねえだろ………

少し自重して自分を省みる事をお前はしないのか?


きっと、今までの自分に後悔するぞ………うん、そうだ。


きっと………



「………いや、早苗にはこの前のような元気な感じが一番似合うんだ。」


「…………本当に、ですか?///」


「ああ、そうだ。」


「……………////」


ふう、とりあえず………こんな感じで一件落着か?


毎回疲れるな………中学…いや、初めは………何でもない。


「じゃあ、早苗…… 俺はもうのぼせそうだから風呂から先に上がるぞ。」


とりあえず、俺はやっといろんな意味での危機を回避出来て、全身が無防備な風呂からあが「ダメですよ♪」


……………ああ


「デスヨネ〜………」


「さあ、これでもうわかりましたよね?」


もう、ダメだと思った皆さん?

諦めたらそこで終わりですよ。



ちなみに、俺まだ…一度も大胆な攻撃を仕掛けていない。

つまり、今引いたらヤラれる……



「さあ、まず最初はあ「はあ、残念だ………… 本当に残念だ……」?」


しめた、早苗が黙ってこっちを向いたぞ………


俺は、心の中でニンマリと笑みを浮かべながら……こう言った。



「早苗が、こんなにエロチックになってしまったなんてね………」


「…………」


俺が、早苗の方を向くと………早苗は固まっており…



俺の勝ちだ!!



言い過ぎ?

そんなの知らねえよ……


たまには言わなきゃ本人自体も気がつかないんだからさ。



「うん、本当にどうして早苗はこんな風になってしまったんだか………」


「…………」


固まり続ける早苗。



「………はあ」


そして、俺は固まっている早苗の横を通り、左手をドアの取っ手にかける。



そして、引こうとしたしゅ「ダメ!!」


ガシ!!



いや、ドアを開けようとした瞬間……早苗に左腕を捕まれた…


「!?」


そして、早苗は俺の左腕をそのまま強く斜め下へと引っ張り……

突然引っ張られた俺はバランスを崩す…



そして……


バッタン!!


「いたた………」


俺は、風呂の床にたたきつけられる勢いで倒された……





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