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幻想の運び屋  作者: Seven dayS
 旧序の章  運び屋のハジマリ
3/42

今日は客の機嫌が良くはないようだ……


一部内容を修正(2011 6/29日)

ある程度里の配達が終わったこの頃。

俺はとある里の重要人物の家にへと宅配物を配達に来ていた。




家の戸の前までにやってきた俺は、戸に手をかけ


ガラガラ!!


何故か勢い良く戸を開く。


「えっと、ごめんくださ~い!!」


シーン……………


おっと、いつもならすぐに出てくるんだけどな。



俺は、玄関先でこの家の住人を待つが……

今日は配達先が多いこともあることもあり、少しずつ焦りが生まれてくる。



………




すると、とある考えが思い付いた。


『荷物を玄関先に置いて行けば良いんじゃないか?』



数分悩んだ結果、自分が考えついた通りに、荷物を玄関先に置いて帰ろうとした。



ゴゴゴゴゴゴ…………


「?」


あれ、後ろからどす黒いオーラが………



前途多難?


「なあ、何で客の帰りを少しでも待とうとお前は思わないんだ?」


ああ、フラグが………立った。



~~~~~~~~




「もう一度聞く。何でお前は客の帰りを少しでも待とうとしないんだ?」


「えっと、その…………まあ、そんな感じ?」


そういえば………今日は満月の次の日だったっけ?



ちなみに今俺は、どす黒いオーラに押されて家の中に追いやられてます。

恐い?


いや、それを超越してる………マジで。



「えっと、今日は予約が何十件も入ってて。………夕方頃迄に借金滞納者にも配達しなきゃならないんですよねぇ……」


「そう、か………」


俺が勝ったの「でも、今回は客に対する態度がなってならんな。」


「へ?」


俺は、そのまま肩を掴まれ壁際に寄せられる………まさか!?


「そうゆうやつには教師として鉄槌をくださなければならんな。」


「いやあぁぁ!!」


叫び声がアレ気にしない、気にしない…


…………



~~~~



「何だか光が戻って来ませんね………

一体、何をやっているのでしょうか?」


「いやあぁぁ!!」


あれは、光の叫び声………

何かあったのでしょうか?



………でも、厄介事に巻き込まれるのは嫌ですね。そっとしておきましょう。

触らぬ神に祟りなしです………





~~~~


「た、ただいま~…………」


「何だか顔がやつれてませんか?」


「気のせいだ、気のせい。」


「それなら、良いのですが………」


いや、本当は散々な目にあったんだけどね………

変な心配をかけたくはないしな。



「じゃあ、助手席が空いたから………そっちに移動してくれないか?」


「………………す」


「何?」


何だ………よく聞こえないぞ?

更に顔が真っ赤だし。


「い、い、い…………」


い?


「嫌ですっ!!」


何、だと!?


何故だ、何故そうなる!?



「えっと、何故そうなる?」

「だって………私の身長が小さいおかげで………

外が見えにくい…………から。」


………はあ、どうしようか?



阿求は顔を真っ赤にしながら言ってくるし………

恥ずかしいなら言わなきゃ良いのにな。




分かった分かった。

しょうがないし拉致があかなそうだから………


だから………


だからぁ!!



「分かった。分かったから………乗って良いぞ。」



了承してやった………





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