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幻想の運び屋  作者: Seven dayS
旧二の章  運び屋から見た紅魔郷  
17/42

ある朝………始 2

修正中(2016/4/28)


今日、朝起きたらな。

身体に絶対良くなさそうな赤い霧?のようなものが外に広がっていてさ……明らかにおかしい上に外に出ていたら自分になにが降り掛かるかわからないから、そのまま家の中に下がろうとしていた訳だ。


 自分に能力があってもどこまで使えるか知らないし、スペルカードも持ってないし……いや、まず持っていたとしてもスペルカードを使わない低級妖怪相手には対抗手段があまりなく、凶暴化した状態で襲われたら太刀打ちできない。




そんな訳で『こんなの霊夢と魔理沙が何とかするさ』で、都合良く終わらせようしてたんだ。




朝食を食べて寝ようとしたところに突然現れた、この憎たらしい荷物が無ければね。



「無言で置いて行くようなことをするんだから、これ無視してもいいんじゃないか?」


 いや、無視したところで時間が経つにつれて怖い上に代金は既においてある上におつりが出ている。お得意様にそのようなことをするのは信用に傷をつけるようなきがしてもならなく、結局はこの状況でも俺は荷物を送り届ける事になりそうだ。


 仕事であるから仕方ないと思えば仕方ないのだが、死にに行くようなきがしてもならないので命を無駄にするほど仕事に忠実でどうするんだというような思考が働かない訳ではない。


 死ぬ気はさらさらないが、万が一ということを考えるとね。少しばかり足がすくむ。


何を怖がっているのか? 死への恐怖なのか、それとも自分の無力さなのか?


そんなのは実際どうでもいい。これは仕事だ。仕事であって、これを完遂させてこそがこれで生きている自分の氏名である。


そう、思い込むしか無い。そう思い込んだら楽になる。きっとそうだ。


余計な事を考えるから、こんなにも足がすくむ。

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