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幻想の運び屋  作者: Seven dayS
 旧序の章  運び屋のハジマリ
15/42

ツイてない運び屋…… 4


うん、今日の俺………はホントにツイてないね……


ホントに………



「うおあぁぁぁぁぁぁ!!」


「私のあの賽銭箱を返せぇぇぇぇぇ!!」


いや、穴が空いただけ!!


穴が空いただけだよ!!



ブゥゥン!!


軽トラはかなりのスピードを出しているはずなのだが……


「待てやコラァァァ!!」


鬼畜なことに……


鬼畜な「待てやゴラァァァ!!」


………いや、もうアンタ誰だよ………



〜〜〜〜


滞納者に逆に追いかけ回される俺って………




「アンタ…… さあ、さあ、さあ、さあ、さあ、さあ、さあ、さあ、さあ、さあ、さあ、さあ!!」


「……………」


いや、俺は今人里の道のど真ん中で縛り上げられて「さっさと弁償すると言いなさい!!」


…ほら、何だ自分が請求する側になると打って変わりやがって………


「じゃあ、お前も請求分の金を出せよ。」


「クッ………」


ほらほら………

やっぱりこうなった………



「うるさいわね!!」


うわ、開き直った!?



「お前は………何をやっているんだ?」


「何って……… それは悪を成敗してやってるのよ。」


急展開………

作者、急展開過ぎる………


これじゃあ読者がついていけない………



「じゃあ、光は一体何をやったんだ?」


「俺はコイツの死にそうな八つ当たりから逃げるために撃ったら賽銭箱に穴が空いた………」


「ふむ………」



よし、このままな「お前も悪いな!!」


うっそ………



ガン!!




俺が急展開過ぎてついていけなくなって最後に見たのは茶色い砂………だった。


〜〜〜〜〜〜〜



「う……… いたたた………」


俺は自分の家の布団の中で目を覚ました………



どうやら夜遅くらしく……辺りには静けさが漂う。


カチ


俺はライターでランプに灯を燈すとゆっくりと立ち上がった。



そして、夕食を作りに台所へ向かう。


台所に着くと……俺は食糧庫を開けた。





が……………



「あ………食料品をちょうど切らしてたんだった………」


………うん、ついていけない。


ホントに今日はツイてない………



そんな風に自分に嫌気がさした梅雨の某日だった………






地震の為に難航中………




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