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幻想の運び屋  作者: Seven dayS
 旧序の章  運び屋のハジマリ
12/42

ツイてない運び屋……



風邪が治ってから数日が経ち、俺は身体の本来の調子に戻りそうになっていた。

あくまで、身体はまだ本調子ではない。



まあ風邪が治って、体力が回復して、身体が動くようになるっていう順序は分からないことはないだろ?



てか、そんな事よりも……「光、光〜!!」


なんでこんな説明をしている時にお前は………

阿求は来るんだよ………


タイミングが、俺が計算していたタイミングが………


「あ、阿求…… いきなりどうした?」


いや、やっぱり言わないでおく………

いや違う、言わないでおこう………

が正しいから気にするな………


しかし、やっぱりこの間に阿求の所に行かなかったのがいけなかったのか?


「光!! なんでこの間は倒れるまで仕事を続けたんですか!」


いや、俺はその仕事で生活をさせてもらってるんだから、多少の無理は当然だろ………



「いや、俺はその仕事で生活をさせてもらってるんだから………多少の無理は当然だ。」


「いや、倒れたんだから多少じゃないでしょ!!」


「何故、そこでツッコミを入れるんだお前は!! 俺が作ろうとした雰囲気がめちゃくちゃじゃないか!!」


「そんなのは別にどうでもいいんです。」


「じゃあ、何がどうでも良くないんだ?」


『…………え?』


すると、阿求は何故か顔を真っ赤にして俯いてしまった…………


『今回は、俺は………何もしてないぞ。』


いや、ホントに何もしてないだろ!?




そして、しばらく長い沈黙が続いた後に…… 阿求は顔を真っ赤にしたままで………


こう叫んだ………



「こ、光!!」


「え、あ、ど、どうした!?」


「私に、私に………」


「?」


「お小遣をください!!」


「!?」


ズテッ!!



その瞬間の俺は、酷く間抜けな顔をしてたに違いない………


「い、いきなり、いきなりどうした!?」


「だから、お小遣をください!!」


そうゆう風に言われても困るな………

てか、理由が聞けてないんだけど……



「だ、だからどうした!?」


「お小遣ください!!」


俺の心境とはまったく別方向に進んで行く阿求………


って、阿求が俺の目の前「お小遣ください!!」


俺は、そのままの勢いで阿求に衿を掴まれ………


「くださーい!!」


ブンブンと………前後に振り回された…………


「あああああ……………」


「あじゃないです!! 速くください!!! 私に恥をかかせといて何ですかその態度は!?」


おい!! 今回は阿求、お前がはじめたんだろ!?


誰もやってくれとは言ってい「巫女にあげる金はあって、私にあげる金はないんですか!?」


いや、あれは……ち「わかりません、わかりません…… 私にはわかりません!! なんでですか!!」


いや、今回のお前の行動が俺には理解出来ないぞ!!



「光には私一人で十分なんです!! わかりますか?」


いや、俺はお前の所有「ホントに、ダメな光ですね…… そんな光にはちょっとお仕置きが必要ですね!!」


ちょ、待てお前!!


何故お仕置きを受けなきゃならん!?


てか、俺が急展開について行けない………



「ま、待て阿求!!

俺はさっきから話をさせてもらってないんだが………

だから、お小遣をあげないとは一言「ください!!」 はい………」



〜〜〜〜〜〜



ようやく阿求が俺の財布から札を奪ってどっかに行った所で………


「今日の配達をしないと………」


今日の配達をとりあえず、することにした………

てか、なんだこの一日の始まり方………

悪い予感しかしねえよ。



俺は軽トラの止めてある倉庫へと向かい………


え?




「お待ちしておりました♪」


どうやら今日の俺は……とことんついていないらしい………



「さ、咲夜さん…… 自分は配達が「私がやっておきましたから。」はい………」


ヤバい、ヤバい………逃げ道が………

ないんだけど………




「じゃあ、ちょっと野暮用があるので「逃げるつもりですか?」 え?」


俺は、咲夜さんから逃れようとしたが………軽トラに乗る前にナイフを突き付けられて確保された。


うん、この人から逃げたら普通に殺されかねないね………




「で、今日はどんな用事で?」


とりあえず、笑みを浮かべながら……


わかっているようなことを聞いてみた………



〜〜〜〜〜〜〜〜





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