今日の始まり
震災から少し落ち着き、やっとアイディアが出てきたので………
震災前………
いや、受験前から考えていた物を書きはじめることにしました。
やあ、諸君。
私は上松光という者だ。 私がこの物語の主人公である、頭を下げたまえ。
……悪い、少し調子に乗った。
…許してくれ。
あ、それで俺はとある時に幻想郷に来てしまった悲しい元高校三年生。
………普通に悲しくないっだろって?
まあ、本心はそんな感じ。 ……いや、そんなわけないだろ。
ああ、そう…
そんな配慮はしない。
はい、そうですか。
何かすみませんね。
…………え、どのように今までやって来たかって?
突然、話がぶっ飛ぶな~
てか、さ…
分かった、分かった……って、本当に分かったからそんなジトっとした顔はするな。
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「卒業証書授与。」
あ~あ、また退屈で暇な時間が始まったよ。
練習から思っているが…この長さには毎回呆れさせられる……ぜ。
卒業証書授与ってさ、自分がもらうまでが長いかそれとも待つのが長くてしんどいよね。
『でも、はっきり言えば真ん中でも変わりはしないんだけれども。』
「ふぁ~あ……………」
よし、決めた……俺は寝る!!
さてと、寝るか
…………………
と、言う感じに俺は不謹慎極まりないことをやった訳だ。
んで、「ああっと、信じられな~い。 昼寝?をして起きてみれば知らない所に。(棒読み)」
「で、あんたは誰なの?」
「てか、『知らない天井だ。』と言わせてくれ。」
「………………」
「悪い悪い。
で、ここは何処なんだ?」
「私の家だけど。」
「違う違う。 市とか町とか村とか(ry」
「し? ちょう? なにそれ?」
「はあ!?」
「いや、○○県○○市とか ○○町 ○○村 とか…………は?」
「じゃあ、あんたは外来人なんだね。」
「外来人?」
まあ、だいたいこんな感じに俺は幻想入りした訳だ。
……何処に居たのかも、誰と会話していたのかが簡略的過ぎて分からないって?
いや、それじゃなくて大雑把すぎると…
いや、そんなの俺は知らん!!
それに、いずれに分かるさ。
うん、多分。
あっといけね……
まあ、今日はこのくらいでよろしくお願いしますよ。
俺はこれから仕事があるんでね。
……………何の仕事をしているのか?
それは簡単に言えば『物流』がキーワード。
まあ、これで分かる…筈?
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ガラガラ………
倉庫の扉を開けた俺に飛び込んできた光景………は。
「うわっ!! 今日はやたらと多いな…」
俺は倉庫を開けて昨日に受け付けた荷物の量を見て驚いた………うん、びっくら驚いた。
昨日は人がどんどん来るからちょっと調子に乗り過ぎたな~
………まあ、どっちにしろ生きていく為にはやるっきゃあないんだが。
いや、仕事が面倒臭いとか、しんどいとか………そんな訳じゃないんだぜ?
「よいしょっと!!」
俺はひとつひとつ丁寧に荷物を荷台に乗せていく。
正直、これが一番手が込んでいて一番疲れるが、肝心な物が壊れてしまうとマズイので、まず気は抜けない。
いや、抜きたくても抜けないんだ。
前にも類似した事を言ったが、俺はこれで飯を食って生活させてもらってる。
さらに、仕事と言うものは当たり前のようにシビアな世界であり、現実的に何かのミスをして信用を失ったら俺の仕事は終わり。まあ、どの時代も同じだろうけど……な。
「これで、最後だな!!」
最後の荷物を持ち上げると、気合いを入れる。
「よいっしょっと!!」
やはり定番のようでジジくさいような掛け声を出し、俺は最後の荷物を荷台に積んだ。
……実のことをぶっちゃけよう。
いつもは一日の宅配量が荷台の三分の一。多くても半分くらいである。
しかし、なのにも関わらず、今日は助手席にも荷物があるくらいに多い。
まあ、その分収入がこーゆー時に多いがな。
おそらく、苦労と収入は比例する。
あくまで身体的な苦労なので疲労だが………
「お~い!! 光~!! 」おっと、何だか呼ばれてるみたいだ。
~少年、移動中………~
俺が小走りに店の倉庫の出口までに出て行くと
「この荷物を夕方頃迄に届けてほしいんだが………」
いつも、いろいろな面でお世話になっている酒屋のおじさんが居た。
本名は許可なしでは明かさない。これが個人情報を扱うにあたって……いや、何でもない。
「ああ、別に夕方頃迄なら大丈夫ですよ。」
まあ、どんなに時間を見積もっても運ぶ荷物が多い今日でも絶対に夕方頃なら間に合う筈だ。
……おそらく。
それに、おじさんにはいつもお世話になっているからな~
それを考えれば簡単には断れないし。
別に、俺が断る理由もない。
「ああ、頼むよ。」
「行き先は?」
「ああ、例の銭(ry」
長いので、省略させてもらう。
滞納してるのは分かったから。
俺には愚痴らないで………くれ。
この後、場を移して酒屋前。
「で、このビール10ケースと日本酒が三十本。
そして、請求書を運べば良いんだな?」
「ああ、頼んだよ。荷物はこの店に取りに来てくれ。」
と、言うとおじさんは店の中で酒を選んでいた客の元に走って行ってしまった。
まあ、仕事柄を考えれば気にする事でもないか。
あの人も自分の仕事があるし………な。
…というか、ひとつ俺がこの荷物を見て思ったことがある。
「この酒の量。多すぎないか?」
宴会をやってるとしても一回に頼む量が多過ぎ……まあ、もうどうでもいいか。
そして、俺は荷物を運ぶのにいつも使っている軽トラへ乗り込むとエンジンキーを挿してキーを回し、エンジンを掛けた。
エンジンは無事に点火を終えて回転し出す。
うん、大丈夫だな。
そして、今日の荷物を運ぶ場所が書いてある一覧表を見て確認すると
「さてと、時間もそんなにないし………行きますか!!」
俺はNから1にレバーを入れ、軽トラのアクセルを強く踏む。エンジンは勢い良く回りだし、そのまま車を勢い良く発進させた。
そのままクラッチを入れて2に変速する。
………うむ、今日も調子が良い。
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さて、これから俺はこの幻想的な世界でどんなことを経験し、そして最期に何を見て何を思うんだろうか?
まあ、これは随分と臭い?ありきたりな台詞になっているのだが………
とりあえず、この地で俺は生きる事を決めたと言うことは初めに言っておく。
修正しました。