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異世界開拓日記  作者: Stellune


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一話

ハロー。

こんにちは。

謝謝…はちがうか。


***


異世界に転生して、すでに一月が経過した。

神を自称する上位存在から与えられた力で何とか生活基盤を整え、紙の生成が可能になったので、日記とは行かなくても文章に残しておこうと思う。


人との会話がないため、精神の安定にも役立つかもしれない。


まず、与えられた力について触れておく。


簡単にいえば、サバイバル系ゲームのごちゃ混ぜにしたようなものだ。


素材を集め、レシピからアイテムを作り出し、時には建築物も作成可能。

消費する素材は倉庫や備蓄ゾーンに定めた場所におくことで、消費可能なリソースとして認識される。

作成可能なアイテムや建築物はレシピを解放することで増えていく。

解放には開拓ポイントというものを消費するが、これはアイテム作成や農業、あるいは戦闘行為によって増えていく。


うーん。

今までやってきたオープンワールドやらリソース管理系やらの要素を混ぜてみましたって感じだ。


助かってるから、文句もいえないけど。



飛ばされた世界はいわゆる剣と魔法のファンタジー世界だ。戦ったことのある生き物はゴブリンだけだが、前世の生き物に類似していても異能な力を持っている。

遠目にだが、ドラゴンのような生き物が飛んでいるのも見かけた。


いつかは倒せるんだろうか。

夢はでっかく持とう。


現在の生活基盤としては、木製の小屋に最低限の家具、水は近くに湧水があったのでそこから汲んできて授かった力に(以降スキルと呼称する)よって作った、かまどで沸かして使用いる。

(井戸が作れるようになればもう少し改善できそう)


食糧事情だが、初期に解放できた農園(レンガの縁で囲まれた花壇みたいな見た目)が結構優秀で、毎日の水やりや肥料(モンスターの糞やそこらの雑草から作れる)を与えることで、大体3日~4日ほどで収穫出来る。

(作物による)


種類はまだ少ないが、種は自動で蒔かれるため、サボらければ最低限の収穫は期待できる。


持ち物の運搬だが、アイテムボックスみたいなものがあり、念じることでいくつかのものを持ち運べる。

ただ、手は塞がらないが重量を無視できるタイプではないので、調子にのってたくさん詰め込むと歩けなくなる。(最初に木や石を入れすぎて、地面に叩きつけられた。)


身体能力は上昇しているが、モンスター相手に無双できるほどではない。

転生初日に拠点候補を探すため歩き回ったところ遭遇した、ゴブリン相手に一発食らったがかなり痛かった。


恐らく、前世の一番身体が動く時に戻されている。

イメージ通りに運動できるのはとても気持ちが良いことに死んでから気付くとは、皮肉なことだ。


異世界お決まりといえばステータスだが、数値によるものではなく、バー表示でどのステータスが高いとかが分かる感じだ。疲労したときには下がったりするところをみるに、可変式なんだと思う。


まぁ、数値よりは受け入れやすい。

どんな強者も疲れがたまれば格下の相手にやられることもあるだろう。


ステータス差による絶対的な格差がないのは、希望でもあり、恐ろしい事実でもある。


ドラゴン相手にジャイアントキリング可能でも、油断すればゴブリンにもやられるということだからだ。

油断と慢心はしないように気を付けよう。



そういえば…

転生直後から今日まで生きるのに精一杯で考えてもなかったが、俺が転生した理由って何なんだろうか。


目が覚めたら、神から転生することとスキルの話しか聞いてないが。

そのまま、心の準備もなく放り込まれたが。


…取り敢えず、あの自称神の髭を燃やすことを目標にしよう。




明日も生きられますように。


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