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詩のようなもの。

珈琲

作者: 小玉 幸一



「ぼくが大人になったなら」なんていつまで思ってたんだろう。


「子供のころにもどれたら」なんていまではそんなこと考える。


 あのころに見ていた世界は広大で、親の背中ばかりを追って歩いていた。転んでしまおうとも、道に迷おうとも、いつも大人が側にいて、手を引いてくれる。


 いつの間にか子供だったぼくは大人になって、でもぼく自身は大人になったって自覚はなくて、あのとき見てた大人たちはもっと大人で、だから自分に自信をなくしていく。


 辛かったり、苦しかったり、逃げ出しそうになる日々だけど、ふと入った喫茶店の珈琲を美味しいと思えた瞬間に、「ぼくも大人になれたのかな?」なんて考える。


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