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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

異世界転移 万物創生

作者: 至上の存在

地も、空も、その他全ての概念がなく、また存在し得ない場所。その虚無の中には1つの何かが存在していた。その存在こそが、今我々が住まうこの場所も、異世界と呼ばれる場所も、その全てが創造されたきっかけといって良いであろう。

その存在は、最初はただの黒い球であったが何がそうされたのか、存在は思考という行為ができるようになった。その存在はどんどん発展していき、何を思考したのか、8つの存在を創り出した。

創造された存在は、始めの存在と同じように存在を発展させた。存在達は原初の存在を至上とし、力をつけていった。

会話という行為を身につけ、字を創り、存在らは止まることなく、その存在を発展していった。しかしながら、思考という行為を複数の存在が手にした瞬間から結末は決まっている。

そう、その結末は原初の存在においても変わることなく、また、この書を造っている時に存在した『生物』というものは、原初の存在らの思考を複製したものに過ぎず、原初の存在より粗悪なものになっていた。粗悪な思考を持つ生物でさえ争うのだから、生物よりも高い思考を持った存在が複数存在した時点で生物よりも激しく、危ない争いになることは明確であった。

至上とされた存在は8つの存在を創造した時から知っており、しかし、創造することを止めることもできずに、結局は想像をしてしまった。

そのことを償うというわけではないであろうが、存在らが争いだした時、その争いが泥沼とならぬよう、色々なことを思考し、対処法を創り出していた。

それこそが世界を8つに分け、その世界の発展と共に、彼らの存在をも発展させ、それにより優劣をつけようというものである。

しかしながら、至上とされた存在は、その世界を発展させる時、争いが醜いと、無駄なことであると、そう知って欲しいという考えがあった。

しかし、その存在らは愚かにも、その考えを知ることもなくただただ自らが優れていると、至上とされる存在に見られたくて、存在と世界を発展させていくと共に、争いも悪い方へと発展していくのであった。

至上とされる存在は、8つの存在に呆れ、また虚無の空間へ去っていった。その後、虚無の空間は消えて無くなり、原初の存在が持つ至上の存在の記憶おも、虚無の空間の彼方へと持ち去っていったのであった。神と名前を変えた原初の存在らは、至上とされる存在のことも忘れ、なぜ争っていたのかも忘れ、ただただ自らが優れていると誇張するためだけに醜き争いを続けるのであった。

その原初の存在こそが現代でいう、世界の主となる神である。お元なる神は、自らが創り出した世界の重要な要素となるものを創り出し、それを司る神を創造した。その神々もまた、自らを手助けする神を創造した。

それは一種の『仕事』であり、仕事には褒美というものが必要であるということは世界の理であるあって、それは神々の中においても変わらず、神々は褒美として高い地位を与えた。高い地位を与えれば、自らもまたそれよりも高い地位につかなくてはならず、主となる神は、自らが創造した神に問いた、“お主らは褒美に何を所望す”と。彼らは答えた、“我々は貴方様の元に仕えているだけで十分でございます”と。


長い間このように、世界の中は安定していたが、それもまた永遠とはいかず、褒美を求めることも増えてきた。主となる神は、褒美として、新たなる世界を創り出す権限を与え、世界は増えていくことになった。

しかし、世界の数は2桁を優に超えるほどになったとしても原初存在らが創り出した8つの世界はほぼ同格として未だに君臨し、争いも、その世界に住まう生物が知らぬところで続いているのであった。


これが万物創生の裏であり、誰もが知らず、忘れ去られていることである。


ーーーーー現代の世界についてーーーーー

神々は色々な姿をしており、原初の存在が治る世界の1つであり、その中の1つとして、全てのものに神が宿っている、という考えがある世界で、その世界の主となる神は、ギリシア神話や、エジプト神話、日本神話などの中において、名前や姿形を変え、主神として存在している。

主となる神は崇拝などでも存在を発展させるため、地球という場所はその世界の主となる神の他にも、他の世界の神も学ぶ場として選ぶほどである。その世界の主となる神(今後はゼウスと呼ぶ)は黙認しており、地球にいけば必ず他の世界の神と出会えると言われるほどには色々な世界の神々が集っている。


ーーーーー神という概念においてーーーーー

神には力があり、その力の大きさにより序列がある。力の大きさは神と世界の序列に関わることである。では力はなんなのか、それは知られていることにある。多くのものに知られるほど力は大きくなる。元の大きさも関わり、創造したものにも関わるが、やはり信仰の強さも大きく関わっている。信仰があるということは良き教えを説いているということであると、至上なる存在は考えたからである。逆に言えば、忘れ去られれば力は弱まるということを意味する。

しかしながら、知られれば力が増えるというのは神においても言えることだが、精霊や、妖精にも同じことが言えるものがいる。精霊や妖精という名前のものは、噂によら発生した種もいる。その種は知られれば力が増え、忘れられれば存在さえも変えてしまうものである。

神の存在は変幻自在なため、精霊や妖精などに寄せた存在にするほど知られた数による力の増加は増える。逆を言ってしまえば精霊などから離れた存在にするほど忘れられた時の現象もなくなるということである。そこにおいては神々の間でも賛否両論らしい。





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