表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

ゴブリンさんと出逢いました

 レイル・ウエンカーは転生者である。

かといってさほどスキルに優遇されてはいない、チートスキルなんてもっての他だ。

 レイルの・・・つまり俺の所有スキルは『倉庫(ストレージ)』『錬成』『従属化(亜人)』その3つである、

倉庫(ストレージ)』はチートスキルっぽいがこの世界ではそこそこ所有者が居るので実質普通のスキルとして扱われる。

 『錬成』もチート臭いが出来る事はやった事の有る作業を短縮化させるスキルで、これもかなり普通のスキルとして扱われる。まあ鉄工所や鞣し革等の作業現場では重用されるスキルなんだが・・・

 『従属化(亜人)』これも微妙で、亜人指定がなければかなり引く手あまたのスキルなんだが、亜人括りだと『奴隷化』や『調教師』スキルの方が汎用性が有り重宝される(販売や譲渡が出来るからね)。更に従属化は対象を屈服させなければならない!(更に販売も譲渡も出来ない)

 さて、亜人族と言えど種類はかなりあるだろう例えば、エルフ、ドワーフ、グラスランナー、レプラコーン辺りが想像しやすいが、この世界では人族として扱われる。この世界での亜人は、ゴブリン、オーク、コボルト、オーガ、トロール、サギハン、ラミア等である。

 最大の違いは何処にあるか?其は人族は『職業(ジョブ)』に着く事が出来、亜人族はその限りでは無い、代わりに亜人族は『存在強化』をする事が特徴である。

 更に、ある程度『存在強化』すると・・・

スキル『生体武器生成(マテリアルライズ)』を修得するのも特徴である。

 『生体武器生成(マテリアルライズ)』とは?考えてみてほしい、ある程度の亜人はいつの間にか武装している事がないだろうか?鍛冶職もままならない生活をしている彼らがいきなりまるでオーダーメイドされた武装をしている・・・これこそが『生体武器生成(マテリアルライズ)』なのである。

 まあ、スキル等の説明はこれくらいで良いだろう、今、正に俺はゴブリンと相対してる。

 亜人族の底辺とも言える者は、ゴブリンとコボルトであるがコボルトは半獣人類枠で在るために素早い、戦闘系のスキルがあれば雑魚だけど、俺の所有スキルには存在しないので必然的にゴブリンが最初の『従属化(亜人)』対象に為る。

 さて現状把握(げんじつとうひ)もさておき、正面のゴブリンを何とかしないといけない、と言っても目の前に居るゴブリンは所詮レベル1ゴブリンワーカーであろう、見た目も痩せこけた緑色の小男で装備品も腰簑のみ。

 対して、俺の装備品はレザーアーマーに柿の木から削り出した短棒といざと言う時のショートソード、こいつ(ゴブリン)に対しては短棒で対応しなければいけない。

 何故ならば、刃物で対応すると『従属化(亜人)』にて従属化してもその傷が元で死んでしまう事も有るからだ。

 無論、此方に回復系、再生系の魔術、法術があれば問題は無いし、ポーションがあれば気にする事も無いだろう、ただし・・・


      そんな金はない、平民舐めんな


 そもそも、録なスキルがないので家を出てこんな事をしているのに、そこまでの出費は出来ない。

 今ある金も、従属化する亜人と伴に傭兵ギルドに登録する資金と宿代で消え失せるであろう。

 其れも出来ないと浮浪者へと一直線である。それだけは嫌です

 そうならない様に今ゴブリンワーカーを屈服させ『従属化』を済ませた所である。


 ん?戦闘シーンですか?いくらかスキルが無いとは言えど、録な戦闘経験も無いゴブリンなんて前世でそこそこ戦闘経験がある俺に勝てる筈無いでしょう、簡単に言えば・・・


 振りかぶって殴りかかった棒にゴブリンの視線が行ったら、脚払いしてゴブリンを倒し、マウントを取って服従を迫る。


 こんな感じですね。このゴブリンをシュナと名付けてレベルを上げるとしましょう!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ