アルテミア(月女神・月狩人等) 聖族性
アルテミア:月女神、月狩人、月天女等
Ex:アルテミス:月女神、人狼女王、月狼王、月狼神等
Ex:カリスト:熊女神、月熊王、人熊女王等
やや大柄な色の白いヒューマンの女性に似た、黄金または白金、或いは白銀等の髪を持つ、狼または熊に似た尾を持つ、月の魔力と満ち欠けによって魔力の総量や、姿が多少変化する種族。古代神の血を引く末裔とされており、そのような末裔種族達は古神族とも総称される。
属性は闇または光であり、基本的に狼に関わりが深い姿をしているものが闇、熊に関わりが深い姿をしているものが光の属性を持つと言われている。女性のみので、且つ通常の生殖方法ではなく食人や、強い人物の魔力を吸いとる事で、子をなす事が出来る。聖天族でありながら、精霊族に近しいとも魔奏族に近しいとも言われている。
瞳の瞳孔の形は、ほぼ八割が獣眼持ちであり、残りの二割は生殖に使用された種族の瞳が出現する事がある為に、バリエーションは様々である。過去には金眼血族ばかり食らって、金眼のアルテミア族を産み出した猛者もおり、彼女はその獰猛さと勇敢さを評価され、アルテミスへと為るため神降ろしの儀式を行ったとされる。後に貴族血統の純人狼の男性と駆け落ちし、アルテミア族から除名され、アルテミスのまま寿命で亡くなるまで、アルテミスの座を譲らなかったとされる。彼女の末裔と思われる者は、現在もその勇敢さと強さを次代へ引き継いでいる。
通常のアルテミスは、処女神として降ろされた神の意志を時にアルテミア達に伝えつつ、稀に子を産む事で次代のアルテミスを選びやすくすると言い、死ぬ間際に序列が高い闇属性の女性がアルテミスへと推薦されて、儀式を執り行う。
逆にカリストは、食人や魔力を吸い取る事での受胎のみならず、異性との性行為によって子をなす事で、即位をすることが出来る。通常のアルテミア族は通常の生物が行うような性行為では、子をなす事はないとされており、光属性であり尚且つ真実の愛とやらに目覚めた個体のみが、その身体を変質させてしまうために、神降ろしとは少し違い自ら変質するという特徴を持つ。また、アルテミア族である彼女達は、男性を極端に避けており、闇属性の狼に関係が深い女性は、異性との性行為することで序列が下がる為に、余計に避ける傾向にあり、光属性の熊に関係が深い女性達とは、精神面での壁があったりもする。しかし、アルテミア族は基本的には女性を愛する同性愛思考である。同族同士でいちゃつく事もあれば、他の種族の女性を恋人に選ぶこともあり、何年か掛けて恋人の魔力を少しずつ胎内に蓄積し、子を産む事も一般的である。
通常のアルテミアの寿命は二百年程とされ、人を食らうことで寿命を延ばすとされている為、ワーウルフとは近しいのかも知れない。通常の性行為なしで産まれる子供の比率は百パーセントアルテミア族になるが、異性の精子によって受胎した場合はアルテミア族ではなく、相手の種族が産まれることが殆どである。また、月の満ち欠けで魔力の質が変わり、満月に近いほどフルパワーを出すことが出来る。アルテミスやカリストにのみ可能な完全な獣人化時は、月光によるオート回復や基礎体力の上昇、五感の感度が上がる、等の効果があるがトランス状態に為るためか、理性的な動きではなく本能によって動く、獣の狩人となる。アルテミアも、満月時に短時間のみ獣人化が可能であるが、序列によってその深度が違う。
聖天族の国で、王女であり現人神とされる女王代理の権限を持つ聖女の親衛隊を主に勤める。また、国境付近の森林の護衛や、一部の神殿の騎士としても活躍している。その為か、滅多に国外に出ない。ワッカ人と呼ばれもする。
平均身長は、165センチ程度。これは、産まれてくるアルテミアの身長は、母親依存ではなく子供の元となった人物の特徴で体格が変わるためである。
現在のアルテミスは、白金の髪を持つややおっとりとした性格をしている異色のアルテミスであり、戦闘時と通常時ではマイペースさは変わらないが回りが見えなくなる戦闘狂へと変貌する。また、自らの寿命がもうあまり残っていないことを悟っているのか、次代のアルテミス候補として、黄金の髪をやや赤茶色に染めたアメジスト色の瞳を持つ少女をナンバー2に置いている。何人かいる実子でなく、血縁関係が全くないアルテミアを選んでいる為か、実子に候補の彼女はやたらと突っかかられている。
また、現在カリストの座は空席となっている。
基本データ
体力:C 魔力:B 技力:E
筋力:C 命中:A 回避:C
知力:D 丈夫さ:D 魔法力:C
器用:B 感覚:B 敏捷:B
初期所持能力:月の魔力(月齢により能力変化)