シルフ(風精、風精霊) 精族性
シルフ:風精、風精霊、風王、等
柔らかい草木に似た緑色、又は日向のような黄金色に輝く柔らかい髪を持ち、自然界の様々な草花のような華やかな瞳の色を持つ、色白で凹凸のあまりない華奢な体の風の精霊であり、精霊族の国サヤクー共和国の王や貴族階級に座る種族。王の血筋はやや特殊であり、出生率は低いが風虎と呼ばれる、緑を基調とした風で出来た虎に変化することが可能とされている。魔力の高さが他の精霊族よりも非常に高く、ありとあらゆる魔法に高けていると言われている。古来よりヒトと戯れることが多かった為かシルフ、シルフィール、ジルフィー、シルヴィー等の様々な呼び名を持っている。
平均身長は男女共に175センチ程となり、エルフのような長めの耳や、背中に生えた昆虫のような羽根を持つおかげで、ハイエルフやフェアリー族の長と間違われることも多い。性質は気まぐれで、恋多き若者然としている。年齢が見掛けよりも高いことが多い為か、実年齢に比べて若作りし過ぎな、若者ファッションを好む。気まぐれでありながら、おおらかで浮気や移り気にあまり執着を見せない。多夫多妻称賛な、実にサヤクーの長らしい性格の者が多い。
見た目は線が細いが、エルフやフェアリー等の他の妖精的な精霊族と比べて、魔力が濃いせいか、はたまたヒトと関わり過ぎたせいか、その肉体は同じ体型のヒトに比べてやや重いことが多い。頭が良く、戦争を嫌い、共和国を作り上げたのも、争うことに何もリターンを見出だせなかったからだと言われている。非戦を掲げてはいるか、多種族が入り雑じった共和国軍を結成、指揮系統を握っており、いざとなったら魔力を隠してヒトの作った武器を手に取り、自国を守る事を厭わない勇敢さを持つ。
魔力は守りの力や、回復に充てる事を第一としているため、それにともない武器の扱いに慣れたらしい。薬学で有名なサヤクー共和国だが、それと同じくらい重火器の扱いにも高けている。文武両道な国策を取っているため、一見インテリにしか見えない者が多い。
シルフは寿命を記録されておらず、また、完全なる死を迎えた個体も死産以外では記録されていない。属性は風が多く次に光、雷、土の属性を持つ者が生まれやすい。特殊眼がやや産まれやすいのか、現在の継承権第一位のシルフの王女は、殆んど記録に残っていない、金眼よりも珍しい両眼華壹眼を持つ。ハートのようにも見える瞳孔は、風の精霊らしく風を読み、長銃の扱いにおいて右に出るものは居ないほどの実力を持つ。