ハーピィ(人鳥、鳥娘等) 妖族性
ハーピィ:人鳥・鳥娘・鳥女等
Ex:ガルーダ:鳥神・精霊鳥等
人の身体に猛禽類の四肢、腕には翼が付いている、やや小柄な種族。属性は風・雷が殆どで、極々稀に炎・光・闇も出現する。他の種族のハーフやクォーターにならないと、その他の属性が出現しない、風と雷の属性の血統が強い。また、あまりに風・雷の属性が強いと、ガルーダと呼ばれる上級種族が産まれる事もある。ガルーダは、成人するまでは腕には翼が生えず、背中に強靭な翼を持ち、両耳の上辺りから小さな翼が生えている。しかし、ハーピィに比べて病弱な為か、成人するまで生きる者は少ない。
瞳のバリエーションは少なく、基本的には鳥眼しかない。目がよく、動体視力が凄いために明かりの下では最強の命中率を誇る。その代わり、殆どのハーピィ及びガルーダ族は、闇夜の中では獲物が見えない。また、ハーフにならないと魔眼八種や虹眼七種等の瞳には産まれない。
カエーリィアにおいて、出生率が高いが生存率が低い、やや病弱と揶揄される妖族性であり、ヒューマン達の前に現れるのは、族長クラスの上流階級か、逆に貧乏な一般人に限られている。妖怪族達の中では、下級クラスでありマァイン人とも呼ばれる。ガルーダに産まれた者は、それだけで厚待遇を受けられるが、女子なら妖怪達の女王に嫌われ、国外に捨てられる事もある。
寿命は七十年も生きれば良い、とされているがガルーダの寿命は不明である。男女の比率は1:12。男児が産まれると、そのグループ内でお祝いが三日三晩続くとされる。が、近年では訳あってそのお祝いもしなくなってしまった。男児の少なさゆえか、その殆どは別の妖怪族や、拐ってきたヒューマンやエルフと交わる事になるが、グループ内で一夫多妻になる事も多いとされる。しかし、ハーフやクォーターが殆ど産まれず、ハーピィまたはガルーダが産まれる事が多い。それくらい、ハーピィの種としての生存力は高い。
妖怪族の国では、一妻多夫がスタンダードだが、彼女達は逆の群れグループを作って子をなすことが多く、それも国策に反するとされ、女王にはかなり冷遇措置を受けている。翼も角も無いものには人権がないと、豪語しているが翼があっても、元々の地位は低い。ハーピィ達は、数少ない優秀な男児を王族の男娼館に盗られぬよう、出産時は一族で卵を守り、暫くの間は男児を女児の衣装を着せて、妖怪の女王すら欺く。近年、男性に産まれたのにも関わらず、女性の服を纏い、女言葉を使うニューハーフのようなハーピィが増えたのはそのせいだろうと言われているが、この現象もハーピィ及びガルーダ族には、都合が良いのかもしれない。
有名なガルーダは、ハーピィとして育てられ、勇者の第二夫人となったカナリア系の女歌手で、彼女はハーピィ及びガルーダ族の人権復権を目論んでいると言われているようだ。
基本データ
体力:E 魔力:E 技力:C
筋力:D 命中:A 回避:C
知力:E 丈夫さ:E 魔法力:D
器用:E 感覚:D 敏捷:C
初期所持能力:飛行