バステト(猫神) 霊族性
バステト:猫神、猫女神、猫魔神等
猫のマスカレードのような仮面、長めの大きな猫耳、猫のしっぽを持つ女性のみの半神種族。ミステリアスで、猫系の種族にしては背が高めであり、女性らしい身体のラインと猫らしいしなやかさを併せ持つ。素顔を見せることは滅多になく、月夜の晩のみマスカレードめいた仮面が、月光によって消え失せ素顔を現すとされている。実際には、余程の仲でない限りは、彼女らの自らの魔力によって月が出ていようが満月の下であろうが、その素顔は仮面によって隠されたままとなる。イヌガミと対をなすような種族とされているが、元々が雌猫が神格化した女神であるため、男性は産まれない。ごく稀に中性体や、両性体が産まれるそうだが、彼等はもれなくおネエさんのようになると言われており、殆どが国外に出ないせいか見かけることが少ない。また、仮面のせいか化粧が濃いという印象を抱かれやすいという。
属性は、炎か光、または水か闇であり、その四つのパターンしか産まれない。数が少ないためか、高等教育を受け終わった頃には、殆どが幻霊族の国で神殿や寺などの宗教施設へと就職が決まるという。最近では、半神種族であるためワルキューレにスカウトされることも少なくない。
瞳孔は基本的には猫眼持ちが殆どであり、父親が竜眼や蛇眼持ち、または特殊眼持ちの場合は父方の瞳孔や瞳の虹彩が出やすい。霊族性は竜眼や蛇眼持ちが多いためか、そのような猫眼ではないバステトも少なくない。しかし、一代で終わってしまう特性故に、母親から娘へは遺伝しない。覚醒遺伝で世代を跨いで産まれたケースもないという。
幻霊族性であり、メーリネと呼ばれる。平均身長は167センチ程で、高いヒールを履くものが多いため約180センチ程に見えると言われている。また、成長と同時に様々な効果を付随させた盾を作ると言われている。魔術や魔法に高けているが、武術にも秀でている女戦士でもある。寿命は、霊族性故に不明であるが、非常に長いと言われている。スフィンクスや、マンティコアに負けず劣らずであるとされるが、寿命を延ばすために人を食らう必要がないバステト達は、純粋に元々の寿命が長いのだろう。
猫系の種族と、人魚や魚人族との友好を形にした衣服ブランド「キャット&フィッシュ」の愛好家が多く、このブランドで神官服を仕立てる者が多い。