フェニックス(火鳥、不死鳥等) 妖族性
フェニックス:火鳥、不死鳥、火炎鳥等
焼けた炎の翼、炎を纏った長い尾、赤い髪を特徴に持つ高貴な種族。個体数が少なく、現在表に出ているのは王家と呼ばれる妖怪族の国を納めている女帝の一族が殆どであり、血筋的には純血と変わらなくても、他のフェニックス族は隠れるように住んでいる。
属性は、炎のみ。その瞳は鳥眼であり、紫色や橙色などの赤系統が混じった虹彩を持つ。
王族のみ、鳳凰形態と呼ばれる巨大な炎の鳥に変化することができると言われている。個体数が少ないため、寿命や詳しい生態は不明である。魔奏族や聖天族の国にも、一応役職的な地位があり、訪れることは滅多にないがフェニックス族の者が来訪すると、その地位名で呼ばれることもある。性質は見た者を魅了するために男女共に着飾る趣味があり、化粧も派手で見栄を気にする。プライドが高く、五神体と呼ばれる中の一柱であり、情熱や怒り、転生と再生、変わらぬものを司ると言われており、マァインと呼ばれる原初の神とも同一視される。
女性の平均身長は167センチ、男性で172センチ程とされている。魔力の質が高く、二晩あればその炎で地上のありとあらゆる建物に火種を点ける、と豪語するほど。炎を操る事に関しては天下一品ではあるが、他の魔法はあまり得意ではないようだ。
今の女王には黒い噂が絶えず、一説によると前国王が亡くなった際に、王位継承第一位だった他の血統の同種族男性を、側近と共に捕らえて人体実験の材料としたとも言われており、また前国王の病死も意図的に仕組んだのではないかと暗殺説も絶えない。
また、軍を動かし領土を広げる事に力をいれており、その為の人体実験施設を幾つも持っているが、現在は優秀な研究者があまり居ないためか、それほど科学技術は進んではいない。全盛期には、一部のフェニックス族をベースに、魔奏族や聖天族、精霊族の遺伝子を掛け合わせて造り上げた、ハヌマーンと呼ばれる実験体を何体も作り出した。