39 真相(586文字)
「隼斗!隼斗!……もう。消去された?」
隼人は消去されたようだ。
「隼人。真相を知りたいか?教えてやろう。
お前は、エリゲンジ・タンクと、手を組んだんだろ。
いや違うな。お前は、エリゲンジ・タンクに騙されたんだ。
エリゲンジ・タンクは、お前なんかと、手を組んじゃいない。
手を組んだのは、俺だ。」
「ぇ……」
トイレから声が聞こえた、隼人はまだ消去されてないんだろう。
「おっ!まだ聞いてたか。独り言のつもりだっんだが。」
「この……野郎……くそぉ……」
「おいおい、続きも聞いてくれよ。
エリゲンジ・タンクには、あることを教えてやるから、
と言う交換条件で手伝ってもらった。
あともう一人手伝ってもらった人がいる。」
「もしかして……2位の……」
「そう、 安藤 仁。
何故か分からないが、あいつは誰でもいいから、消去したかったらしい。」
「お前……絶対……生き残れ……よ。絶対だ。」
「ぇ……隼人……なんでそんなこと言うんだ!
俺はお前を消去したんだぞ。」
「お前は……俺を倒したんだ……弱ぇ奴に負けたとは思いたく無ぇ……陸……絶対……生き残れよ……頼んだぞ……」
「……隼斗……何で……そんな事……」
自分はその場に倒れ込んだ。
「………………あぁ、わかった。俺は絶対生き残る!隼斗の為に!」




