2人の気持ち
「ん・・・?愛莉・・・?」」
先日撮影された、第3話が放送された。それを家で見ていたりほが、問題のキスシーンで、愛莉がかすかに動揺していることに気づいてしまったのだ。
次の日、りほは愛莉に聞くことにした。
「おはよ、愛莉」
「あ、はよ、りほ」
「ねぇ、昨日放送された第3話、愛莉キスシーンでちょっと動揺してたでしょ。1話は、全然大丈夫そうだったのに」
「・・・あ、あのさ」
「ん?」
「りほには話すけどさ・・・誰にも言わないでよね?実はさ、あのキスシーン、テレビでは見えなかったでしょうけど、悠斗が、口の中に舌を入れてきて・・・」
「えぇ?!どういうことぉ?!」
「つまり・・・ちょっとエッチなキスをした・・・ってこと」
「ふ、ふーん・・・どうだった・・・?」
「・・・気持ちよかったかも」
「え?!なんで?!」
「わかんないけど・・・」
その時りほは思った。愛莉は、私と一緒で悠斗に恋をしている。おそらく悠斗も愛莉の事が好き。だからあんなキス出来たに違いない。
大好きな相手だったからこそ、どんなことでもしたい。
りほは、もはや悠斗は入ってはいけないゾーンに入り込み始めているように思った。
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