遭難した4人
「お腹いっぱいご飯が食べたい」ここに来てから、食料が最低限あるが満足できるものではない。むしろ、あと少しでそこがつきそうだ。私たち4人グループがこんな災難に苛まれた最大の理由は飛行機の不運である。たまたま、その飛行機が整備不良で機体を思うように制御できなかったのである。しかし、神のいたずらなのかわからないが、飛行機に乗っている人のうち4人だけが生き残ってしまったのだ。そこで生き残るために、近くにあった無人島に行き今に至るということだ。 無人島の生活は不便なこともあるが意外と楽しい。都会にいる時は違い、情報が何も入ってこないが、都会にはない面白さがある。特に力仕事がいる仕事ではA氏やC氏が行い、料理などは女性であるB氏やD氏が行う。こういった場面を見ると昭和の家庭の姿が目に浮かぶ。 しかし、いつまでも幸福が続かない。食料が底をついてしまったのである。 動物は食わなければ生きられない当たり前のことである。ここは無人島、簡単に宅配してくれる者は誰一人として存在しない。誰にも気づかれない孤独である。孤独は人を狂わせ、人の性格も変えてしまう。穏やかな性格だったA氏も毎日イライラしている。おまけに、そのイライラを内に溜め込むのではなくて、外側に発散していきお互いの関係が次第に冷え切っていった。 その後大きな揺れが発生した。さっきまで冷え切った関係も、互いを心配し合い結束が強くなった。 しかし、そこから助けが来ることは無く買い主に忘れられたのだろうか。とても寒い。食料もなくこのままでは危険だ。すると突然、無人島が逆さまになった、すると4人は気がついた自分たちは子供たちの玩具だったと言うことを。




