第7話 .........え?
とりあえず俺は、この能力の条件が大体わかった訳だが、そこで疑問が生じた。
それは、アリアも俺の能力が原因ではないか?と。
「なぁアリア、ここに来た時ってどんな感じだったんだ?」
「どんな感じ.....ですかぁ。なにか、急に身体が自由に動かせると思ったら、この世界にいたって感じですねぇ。」
⋯⋯これだけじゃ何も手掛かりは無さそうだな.....
「この世界っ?」
あぁそうか。真奈は知らないよな。
「言い忘れていたんだが、アリアは俺が書いた作品の人物なんだ。」
真奈は驚愕する。
「えっ?!よく作者が熨斗ちゃんって分かったね?」
「そらそうですよぉ♡リグ様が私を書いている時は私も見ていましたからぁ♡」
⋯⋯やっぱり、キャラ変わって.....るよなこれ。
閑話休題
「俺の能力で書いた人物が出てくるのなら、何か、それも条件があるはずだ。」
これが能力だとした場合、条件があるはず。
──ただ、昨日のやったことを殆ど覚えていない。
「どうしたものか...」
そう思い悩んでいると、突然アリアが言った。
「というかぁ、そう悩むと言うことは昨日は特殊なことなんてしてないってことですよねぇ?」
「......?あぁ、そうだな。」
「それじゃあ、普段する行為で召喚されたってことじゃないですかぁ?」
「いや、それじゃあ過去にもやっているから、アリア以外も召喚されているはずじゃないか?」
「そこなんです。多分、ランダムな場所に召喚される.....という可能性があると思いませんかぁ?」
⋯⋯っっ!
「確かに、な。」
「それで、この現世に紛れて生きている......とか。」
「つまり、アリアと会えたのは奇跡ってことか。」
「奇跡ではなく、必然ですよぉ?だって私たちは愛し愛された一心同体じゃないですかぁ♡♡」
「.......」
「まぁ、こんなやつの戯言はほっといて、それがもし本当なら不味くないっ?」
真奈は、それだと熨斗ちゃんを《《守れないから》》、という言葉を内に残して言った。
「そうだな....本当に不味い。」
やべぇ候補が、6人くらい居る....剣聖に、竜殺し、射手に......という具合に。
「とりあえず、ノートは触れないことっ!」
「.......小説は書けないのは辛いが、これに関しては仕方ない。」
その時、ピンポーンと音がした。
⋯⋯誰からだろう?
「はーい。」
俺は返事をして扉を開ける........の前にさっきの話があったから俺はスコープを覗いて人物を確認した。
⋯⋯よし、知らない人だ。
「なんでしょうか?」
「っ♡」
───俺は刺された。
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