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第33話 読むことは、たのしいこと。

爆弾魔を倒してから家に帰ってきた。


「今日は、疲れたな。」


戦闘自体は早く終わったものの、精神消耗が激しかった。


「........寝たいところだけど、早朝から戦闘したせいで、中途半端すぎる時間帯だ。」


.......というか、彼女たちはまだ起きていないのか?

疲れてたから、つい2階へと上がっちゃったけど......


「おーい?」


俺は呼びかける。


「.....反応がない?」


皆してウクナになっちまったか?


「.......様子みに行くか。」


中は、嵐の前の静けさみたいに静寂に包まれていた。


「........っ?」


1階に居ても《《誰も》》居ない。

真奈も、アリアも、ウクナも。


───気味が悪くなってくる。

怖い、怖い。


「お、お前らー?」


彼女たちが帰ってきたとは思えない。


「一体どこへ.....?」


「───久しぶり。」


いきなり、声が聞こえた。


「っ?!」


びっくりしてしまった。


「───やっぱり、彼らしい動き。」


「な、なに?」


俺は、怖くて振り向けずにいた。

……てか、この声どこかで.......?


「───でも、今日でそれは終わりなのかな?」


「本当になにを言ってるんだ......?」


「───振り向いたら教えてあげる。」


本能が振り向くな、と呼びかける。


「───ねぇ?ドール君。」


振り向くと..........そこに居たのは........


***********


これは、□□□の記憶である


───私は、私は読むことが全ての生きがいだった。


中学生の時だ。


「□□ちゃん.......ずっと小説を読んでばっかで........ちゃんと勉強しなさい。」


今日も今日とて母に怒られた。


「───うん。わかった。」


うるさい、うるさい。

今、《《いい所なの》》。


小説の中の彼が、戦っている姿を想像していると、非常に楽しい。


あぁ、好きだ。

小説の中の彼が好きだ。


───そう思う毎日を、ただ繰り返していた。


「───あぁ、彼が例えば小説家で、書いたものが具現化する.....そんな物語でも、してみようかな。」


私は、()()()()()()だ。

もし彼が同じ境遇だったら、どうするのかな。


私は、ずっとそう考えるようになっていた。

◆◆◆お礼・お願い◆◆◆


ここまで読んで頂いてありがとうございました。


もし、


「ヤンデレが好きだ!」

「続きが気になる.....っ!」

「応援したいっ!」


と思ってくださいましたら、


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。

何卒、宜しくお願いします。


もし良かったらカクヨム様でも、「なにやらヤバい目をした自作ヒロインたちが追いかけ回してくるんだが?」を投稿しているので、1話だけでも見てみて下さい!!!


https://kakuyomu.jp/works/16818792440601283051

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