第29話 ここがダンジョンなのか。
「す、すげぇな。」
俺は驚く。
「そうですねぇ?」
強行突破をして、俺たちはダンジョンへと入ったわけだが、思ってたよりも神秘的な空間だった。
「綺麗..........」
真奈がそう言う。
「ひひっ♡これを2人きりで行ってみたいなぁ。」
いや、ここダンジョンだぞ.........
…………めちゃくちゃ旅行気分じゃねぇか!
「本当にこんな場所に魔物が現れるのか.....って話なんだけど.....」
「んっ?なにかあるよ。」
真奈が指差す方向には、なにやら暗闇が続いていた。
「1回.....行ってみようか。」
「そうですねぇ。」
そうして俺たちはその暗闇へと入っていった。
**********
そこへ行けば、本当に魔物たちが居た。
俺は触手を剣の形にする。
「はぁっ...!....はぁっ!」
「■■■□□□□■■□□□!!」
「うるさいなぁ!」
俺は目の前の魔物に剣を突き刺す。
「よしっ!倒したな。にしても......ここは暗いから、明かりがないとキツいな......」
「う、え、あっ......た、たすけてください。」
⋯⋯ん?
「ウクナ!大丈夫か?」
見ればなにやら怪我をしていた。
―――アイロちゃん、出番だぞ。
「うおっ!」
そう思うと、子豚が出てきた。
―――アイロちゃん、分離できんの?!
「ぶっ、ひー」
みるみるとウクナの怪我が治っていく。
―――やっぱ助かるなアイロちゃんのこの能力は。
「さぁ、ここからだな。」
俺は、おもむろに写真を撮りまくる。
―――悪いことなのは分かってるけど、有名になるためだ。
―――突然だった。
「ひさしぶり、だな。」
「.......その声は。」
「そうだ。」
―――遊園地の時に出てきた、あの巨人の声が聞こえた。
「あの時の怪物か......」
「.....ひのしみやおれは、ほんとうは、ころしたいなんて、おもわ..........」
そう言いかけた時、あの時と同じように暴れだした。
「あああああああああああ。」
.....操られているんだろう。正直可哀想だ。
「その苦しみから解放するよっ!」
「ころす、ころす、ころ.........す。」
―――第2回戦と行こうかっ!
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