第28話 いざ、ダンジョンへ......の前に
あの日から1週間後の金曜日、俺はあることを計画していた。
それは―――
「ダンジョンに行くことだっ!」
―――そう、ダンジョンに行くことだ。
もう一度言うが、ダンジョンに行く理由は2つだ。
1つ目は、やっぱりここ最近でも分かったが、危険因子は潰しておくのが先だからだ。
そして2つ目は、前にも言ったが、俺が原因でなにかを失ったりするのは嫌だからだ。
「ダンジョンの場所ほ遠いけど、仕方ない。」
「皆、明日が出発だからな!」
目指すは日野里府だ。
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「準備おっけーだ!」
俺たちは朝早くに起きて用意して、今まさに出発するところである。
「それじゃあ出発だ!」
「「「うおおおおお」」」
数分歩いた。
俺たちは、駅に着いて電車へと乗る。
「こっから30kmか.....」
「遠いですよねぇ。」
「何時間くらいかかるの?」
「ざっと2時間。」
「ひひっ、あんまし私の休日と変わらないですねっ。」
「うるせぇ。」 「うるさいです。」
学校はダルいんだよ!
ウクナっ!お前は寝てばっかでいいよな!
「うおっ!」
電車が急にゆっくりになった。
―――正直これは想定していた。
今、結構目的の場所へと近付いているから、もしもの為に備えて、魔物対策としてスピード遅めている。
「まぁスピード上げたまま魔物がこちらに突っ込んできたらやばいからな。」
「早く付かないかな~っ!」
「なんで楽しんでいるんだよ?」
「だって他の邪魔者を覗いたら、熨斗ちゃんとデートってことじゃないですか~っ!」
「........」
昔から思うけど、なんで真奈はこんなにも口を滑らせるんだ?
「ふふっ.....あなたぁ?」
「ひひっ....真奈さん....」
俺は知らない、俺は知らないぞ....どうなってもな!!
ようやく、目的の場所へとたどり着いた。
……長かったなぁ。
「やっと着きましたねっ!」
「そうだな。」
俺たちは駅のホームから出て、ダンジョンへと向かう。
「君たち、なんの用があってここへ?」
ダンジョンへと入ろうとすると警備員らしきものに話しかけられた。
「それはですね......」
そう、ダンジョンへ来るには理由がいる。
それで俺が考えてきたのは.......
「アリアさんっ!やっちゃって!」
ゴリ押しである。
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