表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

19/35

第19話 空は青かった。

「熨〜斗ちゃ~んっ!」


真奈が後ろから揺さぶってくる。

―――俺は今、小説を読んでいる。


……違和感なく俺の部屋に居る真奈は暇だからか、俺に執拗とアクションを起こしてくる。


「まだ、9時だしなぁ。」


今日は土曜日。

アリアが言ったように、俺たちは出掛けるのだが、だいたい10時辺りから出る。


「だから、小説を見るしかなくないか?」


「なにいってるの?」


―――独り言が過ぎたな。


それから程なくして、アリアが部屋に入ってきた。


「そろそろ行かないですかぁ?」


……ちと予定より早すぎないか?


「出発予定は10時じゃ........」


俺がそう言いかけた時、アリアが強烈な殺気を放って発言を遮った。


「―――というか、貴方ぁ?なぜリグ様の肩に手を置いているのでしょうかぁ?」


「置いても悪いことじゃないでしょっ?」


「いいえ、()()リグ様のお家に棲む時点で、非常に迷惑なのに加えてリグ様に手を出すつもりでぇ?」


あー、久しぶりに始まったかも。

……喧嘩が。



―――それから数十分後、俺が止めたことでその喧嘩は、やっと収集が付いた。

時刻を見てみると、10時になっていた。


「おいっ!そろそろ行くぞっ!」


俺は、さっきから寝ていたウクナを叩き起して、そう言った。


「はぁ〜い!」 「わかりましたぁ。」 「ひ、ひゃい♡」


俺たちは用意していた荷物を持って、外へ出た。


そして、駅に着いて目的の場所へと電車で向かった。


「ここだな。」


俺がそう言うと、続けて皆が言った。


「うわぁっ!」


「すごいですねぇ。」


「ひひっ♡で、でかいっ!」


―――俺たちが向かっていた場所は.......遊園地だ。


受付を済ませて、俺たちは中へ入る。


「っ!()()行きませんかぁ?」


珍しく高揚した声アリアは言った。


「ジェットコースターか.....」


俺、苦手なんだよな.......


「まぁいくかっ!」


「「「おっ~!」」」


……後悔してきた。

めちゃくちゃ怖い。


俺はジェットコースターに乗るや否や、そう思い初めてきた。


「おっそろそろ始まるよっ!」


「いいですねぇ。」


「ひひっ♡た、楽しみ。」


「なんで、皆してジェットコースターが怖くないんだ.......?」


アナウンサーが流れてきた。

怖い怖い怖い怖い。


「それでは、ごゆっくりお楽しみください。」


どこがごゆっくりだよ!!!


「うあぁ、動き始めたよ。」


しばらくして、1番高い所まで着いた。


「やばい、やばい、やばい。」


「可愛いですねぇ♡」


「っ♡」


「ひひっ♡」


……あれ?これもしかして、俺の怖がっている姿を見たくて乗ったんじゃあ......?


こいつら、あいつ(赤立)と然程変わりねぇじゃねぇかっ!


「うああああああああああ!!!」


そう思っていたら、急に降り始めてきた。

怖い怖い怖い怖い.......誰か、助けてくれっ!


************


あの地獄(ジェットコースター)が終わって、そこから様々な遊びをやった。メリーゴーランドや観覧車........その他諸々を俺たちは楽しんだ。


「今、何時ぐらいだ?」


突拍子もなく俺は言った。


「........え?」


真奈が困惑していた。


「どうしたんだ?」


「今、12時です。」


あんなに、遊んだのに12時.....だと?


―――空がやけに青かった気がした。

◆◆◆お礼・お願い◆◆◆


ここまで読んで頂いてありがとうございました。


もし、


「ヤンデレが好きだ!」

「続きが気になる.....っ!」

「応援したいっ!」


と思ってくださいましたら、


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。

何卒、宜しくお願いします。


もし良かったらカクヨム様でも、「なにやらヤバい目をした自作ヒロインたちが追いかけ回してくるんだが?」を投稿しているので、1話だけでも見てみて下さい!!!


https://kakuyomu.jp/works/16818792440601283051

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ