表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

14/35

第14話 な、なるほど?

「な、なんで見えてるんだ?」


俺は、そう橘さんに尋ねた。


「───なんで見えてるかって?ただ、見えるから言っただけだよ。」


......なんて返せばいいのだろう。


「そ、そうなんだな。」


「おい、そこっ!話さない!」


喋っていたら、先生に注意されてしまった。

───橘さん.......何者だ?


**********


程なくして授業が終わった。

そして、終学活をしようとする時のことであった。


「小説読んでる時に、すまん橘さん。」


俺は再度話し掛けた。


「───なに?」


「......もしかして、橘さんはスキルがあるのか?」


「───多分、ないよ。」


少し言葉が引っかかるが、まぁいいか。


「そ、そうか。分かった。」


俺がそう言うと、橘さんは読書を再開した。

───気は合いそうではあるんだが.......


なぜなら、彼女が読んでいる小説はいわゆるファンタジー系であるからだ。


「.......」


そうして、気づけば終学活は終わっていた。

───帰るか。


俺は廊下に出て、帰ろうとする.........が。


「やっほ〜っ!」


友達を連れた真奈が、俺を待ち伏せしていた。

⋯⋯友達は、美夏(みか)さんかな。


「帰ろっ!」


そう言って、マナは腕を引っ張る。


「ほんとここ最近、2人とも仲が良いよね~。」


美夏さんは苦笑していた。


「まぁ、帰ろうか。」


そういえば、真奈と帰るのは久しぶりだな。

───家に入ってくることは前々からあったがな!


「じゃあね〜!2人ともっ!」


「じゃあっ!美夏ちゃん!」 「じゃあな!」


途中で美夏さんとは別れ、真奈とだけになった。


「........まさか、俺の家まで付いてくるわけじゃなかろうに?」


「っ!ご名答っ~!あはっ」


⋯⋯こいつ......


「最近多いぞ、家に泊まる回数が。」


「自分でも分からないだよっ!」


⋯⋯なんじゃそりゃ。


かようにして、今日も真奈は止まってきた。

他の2人は意外と()()はしなかった。


「───ふふっ。」


皆が寝静まった頃。

遠い遠い場所の暗い寝室で、誰かが笑っていた。

◆◆◆お礼・お願い◆◆◆


ここまで読んで頂いてありがとうございました。


もし、


「ヤンデレが好きだ!」

「続きが気になる.....っ!」

「応援したいっ!」


と思ってくださいましたら、


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。

何卒、宜しくお願いします。


もし良かったらカクヨム様でも、「なにやらヤバい目をした自作ヒロインたちが追いかけ回してくるんだが?」を投稿しているので、1話だけでも見てみて下さい!!!


https://kakuyomu.jp/works/16818792440601283051

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ