表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/35

第12話 まだアイロちゃんは使いたくありません。

「というか......」


俺、学校を駆け抜けて来たんだよな。

今更だが、どうしたものか....


「無断で学校から出るなんて、ヤバいねっ!」


⋯⋯は?


「お、お前っなんで居んだよっ?!」


後ろを振り返ると、真奈がいた。


「なんで......?来ちゃダメなんですかっ?」


「いやダメだろ。」


「.............」


「リグ様はいいとして、貴方は何故ここへ?」


「だって、熨斗ちゃんがどっかに行っちゃったら、心配でしょ?だから、尾いてきたんですよ。」


さりげなく問題発言をしていることは置いとこう。


「ってか、なんか熨斗ちゃんが子豚?を抱えて、学校から出てったって聞いたんだけど、ほんとっ?」


「あぁ、そうだ。」


「その子豚ちゃんは何処にいるのっ?」


........どうしよう。

真奈との距離が近いから、俺が呼ぼうとしても聞こえちゃうよな.......あっ、触れさせればいいじゃん。


「今な、アリアに透明魔法を掛けて貰っているから見えないが、触れることは出来るから触れてみるといいよ。」


そう言って、アイロちゃんを渡す。


「おぉ、なにこれっ!透明だから分かんないけど、ちゃんと感触があるっ!可愛い!()()かもっ!」


───あ。

アイロちゃん、絶対に真奈に懐くな。


「ぶっ、ひー」


そう鳴いて、服の中へと潜って行った。


「あわっ!なんか懐いちゃったよ?!」


「そうなんだ、それに愛を伝えると懐......く.....ん?」


うん?なんか2人(アリアとウクナ)が凄い形相で見てくるんだが?


「はぁ、私以外の子に愛を囁いていたのですねぇ?」

「ひひっ♡わ、私しか、見られないようにぃっ、目を.....♡」


ここでアイロちゃんを使うことにはなりたくないぞっ!!!


**********


俺たちは、学校に勝手に出ていったことを謝罪し、急用があった、ということにしたので休みを得た。


「皆、聞いてくれ。」


「はい♡」 「うんっ!」 「ひ、ひぁい♡」


「この子は、アイロちゃんって名前だ。そして、俺の()()()()()なんだ。」


「ほぉ....?」


真奈のやつ、理解してねぇな。


「つまり、人間以外もこの世界に出てきてしまっているということだ。」


「やばいですねぇ。それは本当に。」


「そ、それって、も、もしかして、楓君が作った強い魔物がここに出現してる.....とかだったら....」


「そう、ヤバいんだ。下手したら世界が滅ぶくらい。」


俺がそう言い放つと、真奈は俯いてボソボソとなにか言い始めた。


「守れないっ?守れないの?また?嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。絶対に守る。絶対に、だって───私は彼の守護者なんだからっ♡♡♡あはっ♡」


「.........なにを言ってるんだ?真奈っ?」


「っ?!い〜や?なんも無いよ。ただの()()()。」


「.........?まぁいいや。話を戻すが、そこで、だ。情報収集の意を込めて、ダンジョンにいきたいと思ってる。」


「ダ、ダンジョンっ?!ダメだよっ危険だよ!!!」


発狂に近い声で真奈は言う。


「そ、そんなにか.....?」


確かにダンジョンは危険だが.....


「すまないが、俺は1つやらなければならないことがあるんだ。」


「........どういったものなんですかぁ?」


アリアが言う。


「それは、有名になって友好的な自作キャラたちを集めるということだ。」


理由は単純で、まだまだ居るであろう俺の自作の魔物の退治が、仲間が増えれば捗るからな。


⋯⋯そしてもう1つの狙いがある


「同時に、敵対しているキャラが居たとしたら、危険ではあるが、それこそ、俺に集まってほしい。」


「......リグ様、それは何故ですか?。」


「───これ以上に被害を出したくないからだ。」


もし、敵対キャラが俺を原因として世界に悪影響を与えたとしたら、俺は耐えられない。


自分で作ったキャラが、自分の作品が、儚く散っていくような......そんな気がするからだ。


「とりあえず俺は注目されて、多分、まだまだ居るであろう自作キャラたちに自分を知ってもらう。」


そのためには、まずダンジョンの前に.......................《《アレ》》をやろうかな。

◆◆◆お礼・お願い◆◆◆


ここまで読んで頂いてありがとうございました。


もし、


「ヤンデレが好きだ!」

「続きが気になる.....っ!」

「応援したいっ!」


と思ってくださいましたら、


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。

何卒、宜しくお願いします。


もし良かったらカクヨム様でも、「なにやらヤバい目をした自作ヒロインたちが追いかけ回してくるんだが?」を投稿しているので、1話だけでも見てみて下さい!!!


https://kakuyomu.jp/works/16818792440601283051

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ