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第10話 学校に魔物っ?!

とりあえず俺は3人の喧嘩を辞めさせて、2人で学校へ行った。


「いやぁっー!久しぶりだなっ〜!一緒に登校するのっ」


⋯⋯先週の水曜日登校してた気がするが.......?

まあいいか。一々突っかかってたら面倒くさいな。


「そうだな。」


⋯⋯かようにして駄弁っていると、いつの間にか学校に着いていた。


「んじゃあまた。」


「待ったねぇ〜っ!」


俺たちは授業が始まるため、一旦離れた。

そして、机に座って教科書を用意しようとすると....


「よおっ!楓っ!」


前の席のやつが振り向いて、そう言った。


「よぉ。」


こいつは、平石(ひらいし) (みつる)

とても陽気なやつで、誰彼構わまずに話しかける。まさに、俺とは正反対なやつである。


「.....どうなんだよっ。()()()とは。」


あの子.......多分真奈のことだろう。

《《ここ1週間》》は、やけにくっついてくるから気になっているんだろう。


「まぁ、いいんじゃない?」


我ながらゴミ回答である。


「.....そうかっ!頑張れよっ!」


フォローしてくれる充は本当に良い奴だな。そうに違いない。


「皆さん、席に着いて下さい。」


先生がそう言う。


───よし、今日も1日頑張るぞっ!


と、そう思った時。


「キャアアアアアアアアアアっ!!!」


どこかのクラスから悲鳴が聞こえた。


「っ?!」


「魔物っ!魔物だっ!」


誰かがそう言った。


⋯⋯魔物だとっ?魔物は、ダンジョンにしか居ないはずではっ?!


「うあああ!」


先生が牽制しているのだろうか。大人の怒号や生徒の悲鳴が入り交じって、見なくても阿鼻叫喚であるのはわかる。


───俺は怖いもの見たさで、音を頼りにその現場駆けた。


「はぁっ、はぁっ!」


流石に、運動していないから全速力はきつかった。

だが、やっと辿り着いた.....どんな魔物なんだっ?


少し好奇心を含めた思いを持ちながら、《《大勢》》の人だかりを避け、魔物を見た。


「はっ?」


完全にこれ、()()()()()().......じゃん。


アイロちゃんとは.....俺がふざけて作った魔物のことである。


「だから、人だかりが出来てたのか.......」


俺は納得する。


よくよく考えれば普通、危害を与える魔物だったら人だかりなんて出来ない。皆、まず逃げるだろう。


「まあ、最初は皆警戒したんだろうけど.....」


しかもこいつ、マジでなんもしない。俺がこう書いたからだ。

───こいつはアイロちゃん。小豚に天使の翼が生えていて、魔物なのに人に攻撃するどころか、怪我をしているところがあったら治してくれる........と。


「ねぇねぇこいつ可愛くねっ?」


ある女子がそう言った。

すると、瞬く間にその評価が広まり、ついには、その豚を可愛がる女子まで出てきた。


確かにかわいい見た目はしているけど.....よぉ触ろうと思ったな。一応魔物だぞ?魔物。


「だが、アイロちゃんか...........もしかしたら、またハプニング(包丁に刺されること)があった時に、アイロちゃんが居たら、助かりそうだな........」


俺は思った。

───アイロちゃんをペットにしよう、と。

◆◆◆お礼・お願い◆◆◆


ここまで読んで頂いてありがとうございました。


もし、


「ヤンデレが好きだ!」

「続きが気になる.....っ!」

「応援したいっ!」


と思ってくださいましたら、


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。

何卒、宜しくお願いします。


もし良かったらカクヨム様でも、「なにやらヤバい目をした自作ヒロインたちが追いかけ回してくるんだが?」を投稿しているので、1話だけでも見てみて下さい!!!


https://kakuyomu.jp/works/16818792440601283051

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