Chapter1【制作秘話】
冒頭のシーンは――完全に実話をもとに書いています……恥ずかしい限りですが(笑)
さて、魔王が20万の兵を一瞬で屠る超巨大魔法「メメントモリ」についてですが、実は最初はまったく別の名前でした。
というのも、この魔法は物語の最終盤(59話)にも登場する、最大の伏線のひとつ。そのため、印象に残る、ある程度知名度のあるネーミングがいいと思い、あれこれ探していたのです。
そして、たどり着いたのが――メメントモリ。
「メメント・モリ(Memento Mori)」はラテン語で「死を忘れるな」「死を想え」という意味。
最近ではCMなどでも見かけるスマホゲームのタイトルにも使われていて、耳馴染みもあり、「死神が登場する魔法」としてぴったりだと感じて採用しました。
私の作品には、いろんなアニメやゲームからのオマージュが散りばめられています。
それは、2020年から中小企業の一次面接官を担当するようになり、学生たちとの会話の中で、さまざまな作品を知る機会が増えたからです。
ぶっちゃけ、パクリに近いと思われるかもしれませんが(笑)、あくまでリスペクトを込めたオマージュとして、自分なりに再構築しています。
【問題】
さて、Chapter1で登場する「メメントモリ」のドアのシーン――
あれは何のオマージュでしょう?
答え:アニメ『慎重勇者』に出てくる ヴァルハラゲート をイメージしました!
第1話はとにかく、読者を引き込む“インパクト”が必要だと思っていました。そして同時に、物語の終盤に繋がる伏線も仕込みたかった。
だからこそ、あのような展開になったわけです。
それでは――
次回はChapter2の制作秘話をお楽しみに!