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(一)-5

 広がったわら半紙は中空で空気抵抗により一メートルほど遠く飛んでいったり、真っ逆さまに足元に落ちたりした。

 私自身は倒れはしなかったけど、両手ふさがったまま動けずにいて、灰色に舞ういくつかの鳥が廊下の地面に落ちるまで眺めるしかなかった。

 私の手元から飛び出していった資料が全て床面に落ちてから、私は拾わなきゃ、って気づいた。慌てて拾おうとしゃがんだけど、よく見たら、私の手には資料の山があり、拾おうにも拾えなかった。

 資料を拾い上げられなくて、そんな中で私は資料を持ったままオロオロしてしまっていた。その間にも教室に出入りする人が何人もいて、その人たちが資料を踏みつけにしたりして行き交っていた。


(続く)

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