表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/30

(四)

 校門に取り残されてしまったけど、もちろんまだチャンスはある。ムサシ君は電車通学だ。駅まで行ってから電車に乗る。対して彼の腕にしがみついていた北方さんは地元の子だ。駅まで行く途中で交差点を折れて帰るはず。駅まで行っても改札の中には入ることがないだろう。つまり、まだ駅で伝えるチャンスが残っている。

 そう思い、私は足早にムサシ君を追いかけた。

 駅の手前でムサシ君たちの一団に追いついた。駅の改札を抜ける直前まで、北方さんはムサシ君の腕にしがみついたままだったが、能登さんがそれを引きはがし、ようやくムサシ君は改札に入ることができた。サッカー部の男子たちの数も半分になり、ムサシ君とあと二人だけになった。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ