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兄妹の日常

道を踏み外した妹

作者: 十奥海

「おにーちゃん、買い物いこ?」

 秋の心地の良い気温と小鳥の囀りに気持ちよく体を寝そべらせる俺。うつ伏せになってカーペットの上に力なく転がる。

 そんな、学校も終えて悠然とした夕方を迎えていると背後から同じく聞くだけでやる気が削がれそうな悠々とした声が聞こえてきた。

「ん」

 何も理解せずに、俺はただ返答だけを返す。

 カーペットに横たわり心地よい脱力感に身をゆだねてこのままドリームインしたくて今はたまらない。

「聞いてる?」

 悠々としてかつ、少し苛立ちを見え隠れさせる声。

「んぅ」

 自分で声を発していることは自覚するが、まどろみの中から振り絞るあまり自分でもそれが寝息なのか返答なのかわからなくなってくる。

 背後の人物は暫くその場から微動だにせず、その場に立ち尽くす。

 反応がなくなり、俺は応答から開放されたのかと思うとすでに目を閉じていて、限界に達していた睡魔に身を任せる。

「私一人で買い物に行かせたらどうなるか分かる?」

 耳元で囁かれたなまめかしい声と共にうつ伏せになっていた背後に人一人分の重量がのしかかってきた。俺の上に圧し掛かった人物は俺の体のシルエットの形そのままに圧し掛かってきて、背中にはあまり成長していないと思われる胸部がやわらかく圧迫する。

「まず晩御飯はカレーかシチュー……いやポタージュでもいいかな?そしたらまず、私は軽量カップを持って自分の部屋に籠もるの。そこで私は秘蔵の兄写真集を開いて」

「あぁぁーー!分かったよ!ったく、起きた!起きました!」

 これ以上耳元で囁かれると想像するだけで、おぞましい料理が出来上がってしまうので俺は鮮烈なイメージを脳内に宿して眠気を追い払った。

「まだ献立の調味料の精製段階しかいってないのに…まぁ起きたならいいわ。買い物行きましょ?」

 そう言って目の前の人物、俺の妹は手を差し伸べて起き上がるように催促をしてくる。

 浅葱色で肩にギリギリ届かない程度の長さの髪、櫛で軽くとかされただけの飾り気の無い髪。声の印象にあったジト目。学校から帰ってきてから着替えていないらしく妹の姿は制服のままだった。

「通常の家庭なら自分の部屋に籠もって、しかも写真を取り出すなんて過程を踏んだ調味料精製は存在しない。美紅里みくりには、今度料理の本を買ってやるからそれを見て料理を覚えてくれ」

 腕を掴んでそのまま、立ち上がる。

「料理本なら持ってるからいらない。あの料理本じゃないとあんま料理してる気がしないのよね。今度おにーちゃんも読んでみる?」

 その料理本には、調味料を『購入する』ではなく、『精製する』なんて手順があるらしい。さらには、俺の写真を取り出す工程まであると来た。

「それは回収して一読もせずに、ゴミにも出さずに庭で焼却処分しなければな」

「私がせっかく見つけた、『惚れ薬料理』の本を焼却処分しちゃうなんてもったいないわよ!もう絶版になってて入手も困難なのよ!」

 落ち着いた声ではあるが力んでいるのが感じられる。

「そんな本を頼むから探すな。もういいから、さっさと買い物行くぞ」

 嘆息をもらして、これ以上美紅里のたわ言を聞いているのにも疲労感を感じたので早めに支度を済ませようとする。

「持ちものなら全部私が用意しておいたわ」

「お、さんきゅ」

 そう言って、携帯と腕時計と手提げ袋を貰う。手提げ袋の中に何かが入っているようだったので中身を確認すると中には財布が入っている。意外と用意周到でありがたかった。

「よし、じゃぁ行くか」

 と、一歩前に足を踏み出そうとすると、美紅里は手を前に突き出して静止させてきた。

「今確認したでしょ?」

「何をだ?」

「ん」

 顎を少し上げて左手で自分の首を指差す見紅里。リボンを外してボタンも第二ボタンまで空いている胸元につづく首筋は魅力を感じるが、首を指差されても…

「のど渇いたのか?」

「く・び・わ。袋の中に入れてあったでしょ」

 確かにあった。俺はさっき手提げ袋の中に財布と首輪が入っていることを視認していた。

「頼むから勘弁してくれよ…」

「ダメ。早く付けて」

「いつもだけど、こんなの付けてても誰も気づきは…」

 しない。そんなに道行く人は周りの事なぞ観察していないものだ。

「大丈夫、第二ボタンまで外してるから首輪が強調されてるはず。安心して付けて」

 さらに顎を傾げて揺らし、首輪をつけるよう催促をしてくる美紅里。

「……………」

「あぁ、もしかして私が金属アレルギーにならないか心配してくれてるの?でも安心して、毎日つけてるわけじゃないから」

「ちげぇぇよ!!」

 そういって、俺は黒のレザーで少しだけ伸びた鎖のついた首輪を投げ捨てた。

 地面に叩きつけられた首輪は、鎖がぶつかる金属音を立ててカーペットの下のフローリングに落ちて、傷がついていないか少し不安になった。

 そこでさっき美紅里が言っていた言葉が反芻される。

『まず晩御飯はカレーかシチュー……いやポタージュでもいいかな?そしたらまず、私は軽量カップを持って自分の部屋に籠もるの』

 脳内再生されてすぐに俺は、地面に落ちた首輪をおずおずと拾い上げた。フローリングに傷がついていないか不安だが見ることが怖くてカーペットをさするだけにしておく。

「どこで道を間違えたんだよ美紅里ちゃんよぉ」

 言いながら、美紅里の首に腕を回して首輪を付ける手順を追っていく。美紅里の首に腕を回して顔が間近に来る。

「おにーちゃんは身紅里ルート直行だから何も間違えてない。安心だね」

 気力の感じられないジト目が笑顔に変わり、かわいいと思ってしまう。これが俺の間違った場所かもしれない…でも心地がいい。



兄「トイレトイレ!」

美紅里「おにーちゃん!!」

兄「あぁ?!漏れそうなんだよ!後にしてくれ!」

美紅里「提案がある」

兄「?」

美紅里「私がトイレならどうだろう」

兄「……どこで道を間違えたんだろう」

美紅里「大丈夫、トイレの道は一つじゃない。一番近くに居る私もトイレ、扉を開いた先もトイレ。なら、一番近いものを使うのが…」

 バタンッ

 無情にトイレのドアに吸い込まれる兄であった。




 身紅里の居ない自分のクラス。

 自分の部屋より美紅里が入る余地が少ない場所と考えれば、一番の安寧の地なのかもしれない。

「おにーちゃーん!大変よ!」

 そうでもなかった。

 いつもは冷静な声で淡々と喋る美紅里がここまで声を荒げてくるのは少し異常事態といえるかもしれない。普段なら、俺のクラスにはあまり足を踏み入れることは無いしそれも加味すると少しは心配になってきた。

「なんだよ。んな慌てて」

 クラスメイト達にとって美紅里は、数日に一回ぐらい来る頻度の高いお客であるからさほど驚きもせず対応していた。が、どことなくクラスの雰囲気が少し昂ぶっている気がする。

 所々では、俺に聞こえないように何か話しているような素振りがあるが、被害妄想なのだろうかこれは。

「これ見て」

 来たときはいつもより乱れていたが、今は冷静さを取り戻したのかいつもの悠然とした声に戻っていた。

 美紅里はそういうと、俺の目の前に一枚の髪を広げて見せた。

『スパルタ工業御中 拝啓 御社のますますご発展の事お喜び申し上げます。つきましては………』

「あ、間違えた。これはパパに来てた手紙だ。こっちこっち」

「親父の手紙を間違えたとかそれ以前に、頼むから俺の背後から手紙を見せるのはやめてくれないか」

 美紅里が一大事だ。なんてことはどうでもよかった。

 さっきから、美紅里は背後から椅子に座っている俺を抱きしめる形で手紙を前に見せてきているのだ。顔は肩に乗せて俺の顔の真横に位置している。

 はたから見たら、兄妹の垣根というものを考えさせられる光景だった。

「そんなことどうでもいいの。これ見て」

『相田 美紅里さんへ 好きです付き合ってください!伝えたいことがあります。放課後の体育館裏で待ってます。 byクラスメイト』

 それを俺はゆっくりと音読をして読む。すると、周りにも聞こえてしまっていたのか周りの人々は何かを納得した様子だった。

 内容は…直球?

「どう思う?」

「伝えたいことってもう伝わってないかこれ…」

 二人で顔を合わせて悩んでみる。

 だが、周りの人たちは何か驚いた様子で俺達に聞こえない声で話していた。

『そこなの!?』『告白されてることについては!?』

「私はね、これは罠だと思うの。だって伝えたいことはもう文面で綴られてるって言うのに、どうしてまだ伝えたいことがあるの?それはつまり何か裏がある」

 静かに、この純真で哀れな恋文は美紅里を疑心暗鬼にさせていた。

「いや、この文章にはなんで美紅里が好きなのか理由が書いてない。つまり、それはなんで好きなのか体育館裏で言われるんだと思う」

 暫く、美紅里は悩んだ様子で力なく俺の背中に体重を乗せ脱力をして悩む。

「でも、私おにーちゃん一筋だし」

 背中に戦慄が走るのを感じた。

 いや、俺がシスコンとかの部類の人間だから喜んでるとかではない。むしろ、シスコンでもないし。

 これは辺りから漂ってくる、何かむき出しの敵意とかそんなものが当てられて恐怖を感じた戦慄だ。

「別に俺は美紅里の事は好きじゃないけどな」

 さらに敵意は強くなった。気がする。

「大丈夫、おにーちゃんが私を嫌いになっても私はずーっとおにーちゃんが好きだから」

 後ろから抱きしめられ、顔も真横にあってさながら恋人のように言われると、周りの視線が徐々に怖くなってくる。周りの気配に気づくのに少し遅かったかもしれない。

「……………」

 危険だ。

「頼む、今日はもう帰ってくれ…お願いします。帰ったら何でも言うこと聞くから…」

「そんなに焦らなくても大丈夫、これからが本番。でも、そこまでお願いされちゃったら帰るしかないわね」

 そう言うと、ふっと俺の背中から重量が消えた。美紅里も周りの視線には気づいているのだろう。けど、それを煽るような行為しかしない。

「じゃぁねぇー」

 と、美紅里は消え去っていった。去っていく美紅里の顔は朗らかで、来た時の悩ましかった顔はなくなっていた。

 丁度、美紅里が消えたタイミングで担任が教室に入ってきて、あたりの敵意は俺に危害を加える時間はなく、事なきを得た。

「じゃぁ、プリント配るから席座れー」

 俺は脱力して机に顔を突っ伏して安堵感を覚える。

 一部の生徒が担任の元へと行き、配るプリントを貰って配布する。

 それが俺の手元に来る。

「……………」

 目の前に配られてきたプリントは二枚あった。

 二枚目を目にした直後から俺の冷や汗が止まらない。

 ナゼ?

 渡された二枚目のプリント。

 それは、俺が美紅里に首輪をつけているワンシーンの写真だった。

 写真は、丁度美紅里の髪が邪魔で首輪が見えなくなっていた。けど、俺自ら美紅里の首筋に手を回す姿は俺が美紅里に抱きついているようにしか見えないし、美紅里もいい笑顔だった。

 ふと、美紅里の一言が頭によぎった。

『そんなに焦らなくても大丈夫、これからが本番』

 本番。

 その後、クラスの男子に一週間ほど口を利いてもらうことが出来なかった俺でした。



プリント配布事件から一週間

兄「あれからずっと、クラスの奴ら口を利いてくれないんだよ…」

美紅里「ん?じゃぁなんとかしといてあげる」

兄「そんな、ホイホイ解決できる問題でもないだろ」

 翌日

兄「………何事も無かった…」

美紅里「ん?」

兄「何事も無かったように、話しかけてきた…あいつら」

美紅里「だって、私が…ウォッホン…ここからは企業秘密」

兄「お前は学校のなんなんだあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」




 カチッ

 徐に、スイッチ音が背後から聞こえてくると共に、声が聞こえてきた。

『お願いします。帰ったら何でも言うこと聞くから…』

 再生された音は軽く雑音交じりで、すがるような声で喋っていた。

 考えるまでもなく、その声は自分のものだと理解できた。

「言ってない」

 カーペットに寝転がりながら返答する。

『お願いします。帰ったら何でも言うこと聞くから…』

 間髪入れずにリピート再生された。

「言ってない」

「言った」

「言ってない」

 俺は自分に言い聞かせながらカーペットの中でうずくまり、自分の殻に籠もろうとする。

 が、その殻は粘土のように脆く背後から感じるおぞましい気配で破られてしまった。

「そこで丸くなってるなら別にいいわ。自分が自室に居ないことを後悔するけどね」

 ここがまるで古い洋館でそこに不適な笑みを浮かべる人形が飾られているかのような粘っこい笑顔。どこに逃げても笑みは消えることなく前からも後ろからも絶え間なくロックオンされている気分だ。

「でも私は、慈悲深いの」

 慈悲の欠片すら見当たらない。

 すると、またスイッチ音が聞こえて録音機から音が流れる。

 カチッ

『わかったよ、今度なんでも言うこと聞いてやる…』

『模試で一番になったら何でも言うこと聞いてやるよ』

 俺の声がつらつらと、服従の祝詞を告げる録音機。

 戦慄が走り、ふと振り返ってその録音機を見てみる。

 普通の録音機だ。

 だが、美紅里の片手にすっと収まる録音機は、今俺にとって未来から来たネコ型ロボットのポケットから出てきたおぞましいアイテムとしか捉えられなかった。

「まだまだ、あるよ?」

 慈悲深い?

「俺は何回そんなことを口走ったんだああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 頭を抱えてその場でうずくまる。

 何をどう足掻いても現状は、美紅里の手の中で踊らされるだけだ。

「今日学校で使った行使権は使わないわ、121ある行使権のどれか一つを今日ここで使わせてもらいたいの。どれでも好きな時のを選んでいいのよ。実際は、行使権なんて使わないで実力行使でもいいんだけど…ね?慈悲深いでしょ?」

 その121の数が俺の余罪の数だと突きつけられているようで心に重苦しく圧し掛かってくる。一日に一回行使権を使用されても4ヶ月は毎日いけるな。

「…………一つだけだぞ」

 不承不承と言った感じで承諾してしまった。

 いつも半目で感情のきびに乏しくてつかみどころの無い美紅里だが今ははっきりとその表情が明るくなったことを確認できた気がする。

「じゃぁ、一緒にお風呂入って」

 どんなことに使用するのか。

 一瞬でも悩む素振りがあるかと思った俺は馬鹿だった。

 返答はコンマ0.1秒ほどで帰ってきた。

「無理」

 押されないようにと俺も負けじと即行で返答をする。

「安心して、ちゃんと着るものは着て一緒に入るだけだから」

「…………」

 プールに行く感覚と同じようなものだろうか…。そう考えればまだ許容のしようがあるきがする。

 だが、これ以上の譲歩は俺にもあまりよろしくはない。

 まだ121の行使権が残っているらしい。それを一つここで消化して、徐々に減らさなければならない。

 美紅里も神妙な顔をしてこちらを見つめている。この顔は、俺が拒否したときにまた何か策をろうじている顔だ。

「……わかった。それぐらいだったら許してやるよ…はぁ」

 最後に深いため息をついてカーペットから立ち上がる。

「本当!?やったぁぁ!」

 心底嬉しそうな声を上げて喜ぶ美紅里。

 すると、徐に背後にあった袋を取り出す。

「じゃぁこれ着るものね。あ、別におにーちゃんは裸でもかまわないよ?」

「やだよ、着るよ」

 どさっ

 『着るもの』?とやらが俺の目の前に晒された。

 美紅里が袋を逆さにして出てきた物品。まず俺の目に見えてきたのは『首輪』だった。

「…………」

 続いて袋から出てくるものが続々と。

 黒いベルトのように細長いものが形を作っていた。

「あぁ、これは拘束用のボンテージね。お風呂場でちゃんと私に着させてね。これ一人じゃ着れないから」

 どうやって体を隠すのか分からないが腕と足を拘束できそうな構造のボンテージ。

 ぷひょ…

 最後に妙な音を立てて出てきたのは

「あと当然お風呂だしアヒルさんね。首輪も忘れないでつけてね」

「水着は?」

 世紀末でも見たような声で、最後の希望である水着を探す。あるはずだ、袋のどこかに引っかかって見えないだけであるはずだ!

「へ、お風呂入るのになんで水着なんて着るの?馬鹿じゃないの?」

 真顔だ。

「…………」

 俺はスタートダッシュを決め込み、美紅里の元から逃走していた。足が勝手に動いたとも言える。

 そして暫く俺は、トイレの鍵を閉めて耳を塞ぎ外界からの如何なる接触を絶ったのだった。

 その間ずっと記憶を辿って探し続けていた。

 どこで道を間違えたのだろうか。と



美紅里「おにーちゃん先お風呂入って」

兄「美紅里が先入れよ。ちょっと今手が離せないんだ」

美紅里「ダメよ。おにーちゃんが先に入らないとお風呂に兄菌が増殖しないじゃない」

兄「なんだよその菌!そんな菌ねぇよ!」

美紅里「浴槽によく溜まる傾向にあるそうよ。だからその浴槽のお湯でぶくぶくするの」

兄「汚いからよしなさい!浴槽はばい菌が一杯だから風邪ひくぞ!」

美紅里「兄菌が勝つから大丈夫!」


実行させる段階まで行ったら、R指定まで行ける……

ダメだ!今まで健全だったのに!

絶対書いちゃダメなんだよ!馬鹿な真似はよせ!

………………………

……精神統一、心頭滅却、水垢離…それによって煩悩を研ぎ澄ます。


ちなみに、美紅里ちゃんは俺の好きなタイプです、はい大好きなタイプです

エロい女の子が嫌いな男の子なんてそうそう居ませんよ、はい。

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