バンド崩壊!?
スクープ
ついにRawRay解散か??
はたして何があったのか…。
今回は伊藤目線ですすむZE笑
伊藤)なぜ僕なんですか!??
「なんでこのフレーズが叩けないんだ。練習してんのか。」
「おい梶川、口調がきついぞ。精一杯やってんだから、伊藤だって」
「そうはいっても山口、次のオーディションまでどれぐらいだ」
「一か月は切ってる。」
「すいません。もっと、うまければ」
「今日はここまでだな。じゃあな」
「おい、待てってばおい。梶川待てってば」
「ど~すんの~、なかなかひどい状況になってきたけど~~」
「佐藤、スマンがちょっと黙っといてくれ。」
こんなにバンドが悪くなっちゃったのは僕のせいだろう
もう少しうまければ、オーディション、受かってるのかもしれない
そう考えると胸が痛くなる
「あの、今日のスタジオのお金、僕払うんで、・・・・・・
自主練させてください」
「払ってくれるんならいいよ~~。じゃ~ね~」
「いいのか、伊藤。今日は結構高かったけど。確か全部で5000円ぐらいだけど」
「大丈夫です、自主練したいんで」
ドッドッタン ドッドドンタン ドッドッタン ドッドドンタン
(基礎的なとこすらあやしんだよなぁ、みんなに迷惑かけてんのはわかんだけど
どうすればいいか全く分かんない)
スタジオの中にドラムの音が響く
ほんとにうまければ、いい意味でテンポが変わってくるが
僕のはただ単に乱れているだけ
おんなじテンポにすらならないなんて・・・・・・
「梶川~~歩くの速いよ~~」
「お前が遅いだけだ」
「突っ込みがいたすぎる~~も少し弱くして~~」
「それにしても、あんな言い方ないだろ。練習してんだぞ、あれでも」
「あれでもか あれでもって言ってる時点で、下手だって思ってんだろ。
それを言葉にすることの何が悪い??」
「そうだけど・・・。」
「駄目な奴はそぎ落としていくしかないんだよ。上に行くためには」
「そりゃ~~ひどいな~~ いつ自分が落とされるかわかんないよ~~」
「もしそうなるんだったらそれまでの人生だってあきらめるさ」
「ひさしぶりだねぇ~~考えが合わなくなるのわぁ」
「俺、あいつのバンドに入る。9:10のギターとして生きてく」
「おい、てことはこのバンドから抜けんのか??」
「しょうがないだろ、下手なんだから」
「すみません、下手で・・・。うまい人は、うまい人と組むべきですよね
僕なんていらないんですよね・・・。」
(聞いてたのか、どうすんだよ、梶川。)
「あぁ、本日でおれはこのバンドをやめる。以上」
「しょうがない~~、俺も抜けるよ~~これは、約束だし~~
あいつ嫌いなんだけどな~~」
「みんな抜けんのか……
じゃあいい。
俺は伊藤とやっていく。
文句あるやつはいないよな」
『いや、うちは許さへんで~~。山口君、あんたもきいや。
才能あるんやから、それを役に立てなあかんやん』
「俺は……俺は……」
「山口君、いいよい言って。本当はあっちのバンドの方がいいんでしょ??」
「俺は…………
RawRayのベースだ!!」
『そっか、うちらのバンドに来ればよかったのになぁ~~
まぁ、ええか。あんたら、がんばり~や。うまくなったら対バンしてあげるから
ほなさいなら。いくで、うちのヴォーカルとギターさんよ』
「ほんとによかったの??これで」
「自分で選んだ道だからいいんだ、ヴォーカルはおれがやる」
「じゃあ曲は僕が作ります」
「作れんのか??」
「はい、佐藤さんの見てたら覚えました。」
「ラッキー、じゃあ作ってきて!!」
「わかりました、さよなら」
「いや~ほんとに解散するとは~~(笑)」
『これが正解や!!』
「いつか、別れておいてよかったってなるさ」
伊藤)山口君って歌うまいんですよ!!
コンクリ)へぇ~そうなんだ~~
伊藤)どうでもいい雰囲気ださないでください
そういえば、次の話ほとんど書き終わってるんだ!!
次回「それぞれの道」
ぜひ読んでね笑




