外バンってどうよ??
山田)あぁ~あ、いきなり崩壊かよ…。
コンクリ)そんなもんだってwww
しかもまだ、決まったわけじゃないし笑
ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ バチ
眠いんだけど、今何時・・・・・・
10時!? なんでこんなに寝てたんだよ・・・。ベースも一緒に布団にあるし
弾いてる時に寝てたのか・・・。何してんだ俺は・・・。
しかも今日は、佐藤と梶川と一緒にスタジオに行く予定なのに。
「おはよう兄ちゃん、起きたんだもう」
「おはよう、今日の朝ごはん何??」
「朝ごはんなんてあるかぁーー、といいたいけど今日はパンだよ」
「なら持っていく、今日スタジオだから。」
「でも食パンだけど・・・。」
「大丈夫、たぶん・・・。どうにかなる・・・と思う。」
「じゃあいってらっしゃい」
弟の声を聴きながら、自転車に乗って俺はスタジオへと向かった
「で、なんでお前がいんだよ」
(俺がいない間になんで喧嘩してんだよ。何があったんだよ)
「頼もう~~」
『だまらっしゃい、あんたは関係ないやろ。』
(えっと誰でしょうか・・・。今日は三人でスタジオだった気がすんだけど
しかも、関係ないって無茶苦茶だし・・・)
『誰って顔をすんな。うちは9:10のドラム、野地だよ!!知らんか??』
「何いきなり言ってんだよ、こいつは関係ないだろ~~。」
あぁ、二人が呼ばれてたバンドって聞いてたけどここだったか
なかなか、個性的な・・・。
『せやから、変な目で見んなって言うとるやないか』
心を読むのかこいつは
「それで野地さん、何の用ですか。本日はうちのバンドだけでやる予定でしたが・・・。」
『選抜したいんや、うち。あんたらを、3パートすべてを』
(何言ってんだこいつ)
どうしてくれんだよ、この空気。
ハ、これが噂の新手の告白か??
・・・・・・・・いや、野地さん、言ってから後悔したって顔しないでください
こっちだって気まずいですけど、ねぇ佐藤??
「なら、俺らの演奏聞いていく~~??」
お前、ほんとマイペースだな
「それが一番わかりやすいだろ」
(梶川、本日の第一声がそれか・・・。まぁ、やるか!!)
『やっぱり、あんたらうまいな。ギターとヴォーカルだけにしようかと思っとったけど、ベースもほしくなりよったわ~~』
このひと、俺まで誘い込もうとしてんのか
「俺は、嫌だなぁ~~~お前嫌いだし~」
『そこまで言わんくてもよくない』
「佐藤は大丈夫か、梶川、お前もいかないよな」
「そこまで言い切ることはできないな」
『ちゅうこた、まだバンドに来る可能性あるっちゅうことか??』
「俺はいかないぞ」
『ベースは来ないんかい??残念やな。まぁ、うちのバンドの演奏も見に来てほしい。伊藤君よりうまいよ。ほな、さいなら~~』
「練習するか・・・。」
正直今日はあまりいい演奏じゃなかった。みんなの気持ちに迷いが出てきてる
今日はお開きか・・・。
「あんまあの人好きじゃないけど、梶川が行くなら俺もいくかなぁ~~~~」
「俺も、そうするかな。伊藤は・・・。」
「深いことは考えないでさ~~さっさと決めようぜ!!」
「今日はいいよ、もう。」
「じゃあ、さよなら~~」
最近、ドラムのうまい人はなかなかいない。あの人が叩くのを最後まで見ることはなかったが、もし伊藤よりうまければ・・・。
やめよう、考えるのは。さっさと寝るか。今日起きたの遅かったし
「兄ちゃん夜ご飯食わないの??」
弟にすぐ寝るっていっとけばよかった
山田)本当に大丈夫なんだよね!?
コンクリ)大丈夫!!解散したら小説終わるじゃん!!
次回、「バンド崩壊!?」