RawRay
誤字脱字等あれば、優しく(絶対優しく!!!)教えてください
二次審査を通過したのは、エントリー№25「ディクショナル」エントリー№42「三角定規」エントリー№60「Rectangel」の三グループです。通過したグループは三次審査のためについて説明があるのでこのあと残ってください・・・。
そう、僕らはまた止まってしまった。FREELIVEは、「隠れた才能に光を」という考えを中心にして行われているオーディションである。もう五度目である。二次審査まで来たのは初めてだったが、それ以上に今回も受からなかったというショックの方がデカい。
その夜僕らは、「カフェメ・ハニーメイプル」に集まった。壁にはRawRayと書いてあるポスターが空しく張っていた。
「ここまで俺らに才能がないとは思わなかったなぁ。」ベースの山田がボソッと言った。
「すみません、僕がもっとうまければ・・・。」ドラムの伊藤が答えるようにつぶやく
「明るくなりなよ~~次はガンバロ~~」落ちたというのにテンションはたかい、ヴォーカルの佐藤。「梶川もそう思うだろ??」
ギターの梶川は黙ってる。
店のうるさい声が一際目立つ。
(だれか喋んない??)
そんな空気が流れ始めたころ、突然梶川が
「酒くれ」と叫ぶ。店員は「お前何歳だよ・・・。水ならあるけどどうする?」
梶川は「ならいらない。それはそうと正直言ってやばいぞ俺ら。絶対無理だ」
「プロになるのが?」山田は聞く
「あぁ。佐藤が作ってる曲はいいんだよ。」
「ど~も~、でも奢んないけどね笑」
「満面の笑みでそんなこと言うな。まぁ、早い話、楽器隊が悪いんだよ。俺も含め全員。」
「やっぱり僕が・・・。」
「自分を責めんなよ。そうはいっても最初よりはうまくなってるし。」
「話変わるけどよ~、次どーする~~やっぱオーディション受ける~~それとも~~」
「いったん自主練。賛成の人は?」
「OK」
「じゃ~ネットでもやってるっかな~。それじゃさいなら~~勘定は山田、任せた!!」
「おい、走って逃げんなよ!!借金しすぎだお前は」
「僕が払いますよ。」
「悪いね~」
「お前が払えばいいんだよ!!」
そうやって逃げってった佐藤をほっておきつつ、今日はお開きとなった。
(マジでどうしよう)梶川は悩んでいた
佐藤の曲はほんとにいい。あんな変な奴だけど、曲作りとヴォーカルだけはすごい
それに比べて俺らはまだまだ下手。特に伊藤はひどい。まさか本人には言えないが・・・。
しかし悩んでいるのはこのことではない
佐藤と一緒にほかのバンドに誘われている。
佐藤はすぐに断ったって話だったが、自分は返事を返してない。
要するに、いかないとは言ってないので、今からでも外バン(違うところでバンドをすること)ができる。
「ギター、弾くか・・・。」迷った時にはギターを弾くに限る
TearChemicalsの2thアルバム「Erase」の一曲目「歩人」
いまだに読み方が知らないのは問題だろうが、しょうがない
うるさーーーい!!
数分後に、怒鳴られてしまったが・・・。
どうでしたか??
(気の利いた言葉??そんなものしらないよ笑)